こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園です。
皆さん覚えていらっしゃるでしょうか。
先日、期間限定で発売した[小さなテキサスの自由研究]のことを。
丸々とした実のような、花が咲く前のつぼみのような形の物体をお届けして、ご自宅で乾燥させていただく。
時間が経つと、その正体が判明する…という、土と風の植物園でも初めての試みでした。
皆さまの秋の自由研究はうまくいったでしょうか。
この記事で確かめてみてくださいね。
- [小さなテキサスの自由研究]の正体は?動画で答え合わせ
- 岡山県の山間部で収穫したコットンフラワーです
- コットンフラワーとテキサスの関係
- 寒い季節のインテリアにぴったり!相性の良いドライフラワーもご紹介
[小さなテキサスの自由研究]の正体は?動画で答え合わせ
「届くまでに開いてしまわないだろうか」
「お客さまのもとでうまく開いてくれるだろうか」
不安はありましたが、レビューを見ると、ご購入いただいたお客さまにも楽しんでいただけているようで、とても嬉しく思います…!
気になるけど購入されなかった方の中には、「何となく予想はついているけど、正体が気になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のためにも、まずは答え合わせ。
正体は……
こちらの動画を見ていただくと一目でわかると思います!
おわかりいただけたでしょうか??
そう、これからの季節にピッタリ、ふわふわのコットンフラワーです。
乾燥させると殻がぱかー--っと開いて、ピュアでやわらかなホワイトが顔を覗かせる。
とても愛らしい植物です。
土と風の植物園では、毎日ぽこぽこと白いコットンが顔を覗かせています。
「きょうはこの子が開いた!」と、ほほえましい気分で眺めては癒されています。
自由研究の最終形態も無事ネタバレとなりましたので、コットンたちが顔を覗かせた状態のものを後日販売する予定です。
どんな変化を経てこんな姿になっているか分かると、何だか愛着が湧いてお部屋にお出迎えしたくなりませんか?
自由研究をする機会がなかった方も、自由研究をしてもっとたくさんお部屋に飾りたくなった方も是非どうぞ。
岡山県の山間部で収穫したコットンフラワーです
今回ご紹介したコットンフラワーは、岡山県赤磐市の山間部にある[小さなテキサス]という名の農園で収穫したもの。
農園を営む橋本恵里子さんに、コットンフラワーを育てようと思った理由を尋ねると、このような答えが返ってきました。
橋本さん
「コットンフラワーを、冬に花びんに飾るのが好きなんです。あまり花が咲かなくて温かみのない冬でも、お部屋が華やぐの」
たしかに。
植物たちが春に備えて色を失う季節だからこそ、ふわふわであたたかみが感じられるホワイトが心に沁み入りますよね。
橋本さんは今年、このコットンフラワーを約400本育てたそう。
あの時収穫したコットンたちが、皆さまのお部屋に飾られていると思うと何だか感慨深くて。
皆さまのハロウィンやクリスマスをどんなふうに彩ってくれるのか、今から楽しみです。
コットンフラワーとテキサスの関係
橋本さんがコットンフラワーを育て始めたもう一つの大きな理由。
それは、「アメリカのテキサスが好きだから」。
実はコットンフラワーは、アメリカのテキサスと深い縁がある植物なんです。
社会科や地理の授業で習った記憶がうっすらとありませんか?
アメリカは、世界有数の綿の産地。
綿は温暖な気候を好むため、主にアメリカ南部で生産されています。
3大産地とされているのが、テキサス、カリフォルニア、ジョージア州など。
綿花を生産している諸州のことをまとめて「コットンベルト」とも呼びます。
少し話が脱線しますが、 アメリカって、複数の州や地域にまたがる気候や文化といった特性を、「〇〇・ベルト」という言葉で表現することが多いんです。
ラスト・ベルト(さびついた工業地帯)とか、コーン・ベルト(トウモロコシ生産地帯)とか、ブラック・ベルト(アフリカ系アメリカ人の人口が多い南部地域)とか。
調べていただくとお分かりいただけるんですが、ブラック・ベルトとコットン・ベルトを地図で見てみると、ほぼ重なっているんです。
黒人奴隷の労働力を用いることで、綿花の一大産地へと発展を遂げたという背景があるからだそう。
「〇〇・ベルト」という表現から、アメリカの歴史や国土の広大さ、多様性を感じられるって面白いですよね。
ちょっと脱線もしましたが、ここまでコットンフラワーとテキサスの関係についてお伝えしてきました。
もうひとつ、テキサスと深いつながりを持つのが、カントリーミュージックです。
農園[小さなテキサス]の橋本さんは、カントリーミュージックに合わせて踊るカントリーラインダンスなどを長年続けられています。
だから、立ち姿がすごくきれい。
テキサスにちなんだダンスを始めたこともあって、テキサスが大好きに。
”好き”が募って、テキサスにゆかりのあるコットンフラワーを育て始めたそうです。
橋本さんの農園の名前が[小さなテキサス]である理由、ご納得いただけたでしょうか??
寒い季節のインテリアにぴったり!相性の良いドライフラワーもご紹介
秋から冬にかけてお部屋を彩ってくれるコットンフラワー。
農園[小さなテキサス]で育ったものではありませんが、土と風の植物園では、現在ホワイトと、ブラウンに染めたもの、2つの種類をご用意しています。
飾るだけで、お部屋がほんわかとした雰囲気になりますよ。
存在感のあるドライフラワーとの相性も抜群なんです。
パンパスグラスと組み合わせるとこんな感じに。
やさしい雰囲気ですが、明るい色味のコットン・パンパスのそばに、濃いブラウンの枝があることで、全体がぴりりと引き締まっています。
秋の向こうで待っている、冷たい冬の空気も感じられるよう。
テディベアコットンとも呼ばれるブラウンのコットンは、温かみあふれる色味。
真っ白のコットンと、ベージュホワイトのパンパスグラスを馴染ませる、橋渡し役になってくれます。
枝を切って、短めに飾ってもかわいいです。
ちょこんとコットンフラワーのヘッドを添えて、降り積もる雪みたいに。
シーズンを問わず大人気の雲竜柳と合わせると、ぐっと落ち着いた雰囲気に。
細く流れるような線と、ふわふわのシルエットの対比が美しいです。
綿の部分についてしまったガクは、取り除くとよりきれいにお飾りいただけます。
いかがでしたでしょうか。
やっぱり寒い季節になるとお部屋にコットンフラワーをお出迎えしたくなりませんか??
コットンフラワーを使ったクリスマスにぴったりなアイテムも今後発売する予定ですので、お楽しみに。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。