星座で贈るバースデーブーケ＜てんびん座／Libra＞

星座の物語を閉じ込めたバースデーブーケ

自分の生まれた季節が、もっと好きになる。
そんな品を届けたいと考えた時に、思い浮かんだのが星座でした。

雑誌や情報サイトの占いでもお馴染みの、12星座。
自分の誕生日が何座にあたるかご存じの方も多いのではないでしょうか。
土と風の植物園では、そんな12星座にちなんだブーケをお届けしています。

今回ご用意したのは、てんびん座（天秤座）のブーケ。
9月23日～10月23日生まれの方が、てんびん座にあたります。

実は、今の季節に夜空を見上げても、てんびん座は見えません。
てんびん座は、夏の夜空で見ることができる星座で、今の季節は太陽とともに昼の空を彩っています。
真昼の空が明るくて、すぐそこにいるのに、わたしたちが気づいていないだけ。

他の星座も同じ。
あなたが生まれた季節には、真昼の空から見守ってくれています。

目には見えないけどそっと寄り添い、あなたが生まれた尊い季節を祝福してくれている。
そんな、お守りのような存在になってほしいという願いを込めて束ねました。

シンボルカラーの「ピンク」をテーマに

時代や人によっても異なりますが、現代の占星術の世界では、てんびん座のシンボルカラーは、一般的に「ピンク」とされています。

ピンクのドライボタニカルたちに、ユニークな姿のドライボタニカルを組み合わせ、やわらかな彩りと個性が詰まったブーケに仕立てました。

「ラッピング有」を選んでいただいた場合は、ブーケが自立するようにお包みするので、そのまま置いて飾れます。
＊サイズ：長さ（麻紐結び目～先端）約30cm × 幅約30cm

ピンクのドライボタニカルは、宿根スターチスや千日紅、ミレフローラ、メタラシアライラック。
ニュアンスの異なるピンクが、豊かなグラデーションを奏でます。

真ん中に、松笠がちょこんと乗っているのが可愛らしい。
夏が長くなっているように感じるからこそ、秋の訪れがより待ち遠しく、愛しく思う。

うねうねと広がるグリーンは、シダ植物の仲間のシースター。
ふさふさのコアラファーンや、実ものも合わせて、可愛さと格好良さの絶妙なバランスを。

ラッピング無しの状態で、花瓶などに入れて飾っても素敵ですよ。
＊一部のドライボタニカルが似寄りのものになることがあります。

メッセージカード

メッセージカードをご希望の方は、別途カートにお入れください。

メッセージの代筆も可能です。
＊注文画面途中にございます「メモ欄」にメッセージの内容（30文字程度まで）をご入力ください。

カード付き。星座のはじまりにも想いを馳せて

贈りものにもぴったりなカードをお付けしました。
てんびん座の学名は、ラテン語で「Libra（リブラ）」。

シンボルマークは、天秤を図案化したもので、バランス・調和・公正・平等といった意味があるとされています。
他にも、西に沈む太陽を表しているという説もあります。

星座の起源はとても古く、紀元前3000年頃、古代メソポタミア文明にまでさかのぼります。
夜に見張りをしていた羊飼いや旅人が、星と星を結んで動物や英雄などの姿を描いたのがはじまりだといわれています。

その後、古代ギリシャへと伝わり、詩人たちによって、星座とギリシャ神話が結びついていったのです。

てんびん座にまつわるギリシア神話

てんびん座は、ギリシア神話に登場する正義の女神アストレアが所有する、善悪の重さをはかる天秤がモチーフになったとされています。

太古の昔、神々は地上で人間とともに暮らしていました。
アストレアも地上で暮らしていた神のひとりで、天秤で死者の魂をはかり、善より悪が重たい魂を冥界に送る役目をしていました。
争いごともなく、アストレアの天秤は善の皿が傾くばかりでした。

ところが、パンドラが世界中の災厄をつめていた箱(パンドラの箱)の蓋を開け、あらゆる災厄が箱から飛び出し、世界中へと飛び散ってしまいました。
人々は武器を作って争うようになり、アストレアの天秤が悪に傾きます。
たくさんの死者の魂を冥界に送らなければなりません。

アストレアが役目を果たすべく走り回っている中、他の神々は人々を見限り天界に帰っていきます。
アストレアだけが地上に残り、人々を諭し続けていましたが、人間は戦いに明け暮れるばかりです。

とうとうアストレアも人間を見限り、天界へ帰ってしまいました。
このとき天秤も一緒に天に上り、てんびん座になったといわれています。

てんびん座の次は何座？

星座が古代ギリシャに伝わり、神話との結びつきを強めた後も、新たな星座がどんどん作られました。
多いときには星座の数は100以上になり、人によって星座名が異なることも。
そこで現在は、星座を整理して世界共通の88個に統一されました。

このうち、おひつじ座やおうし座など、太陽の通り道（黄道）にある12個の星座が、「黄道12星座」と呼ばれ、わたしたちにも馴染み深いものとなっているのです。

てんびん座のブーケの次は、さそり座（蠍座）のブーケをお届けする予定です。

さそり座のシンボルカラーは、深紅。
きっと、秋の深まりを感じさせてくれるブーケになるはず。

10月24日〜11月22日生まれの方が、さそり座にあたります。
楽しみにしていてくださいね。

夜空をキャンバスにして、何千年も前から紡がれてきた、星座の物語。
その物語が始まるよりも、ずっとずっと前から宇宙にいた星たちにとっては、ちっぽけな物語かもしれないけれど。

てんびん座のブーケに閉じ込めた物語に想いを馳せてみると、自分や大切な人が生まれたこの季節がもっと愛おしくなるかもしれません。