2025年の母の日は、5月11日(日)。
日頃の感謝の気持ちを込めて、お母さんにプレゼントやメッセージを贈ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな母の日の贈り物の定番といえば「赤いカーネーション」。
なぜ母の日にカーネーションを贈るようになったか知っていますか?
実は、昔のとある出来事がきっかけになっているんです。
この記事では、母の日のプレゼントにカーネーションが定着した由来から、カーネーションを長持ちさせるコツや花言葉まで詳しく解説します。
なぜ母の日にカーネーションを贈るの?

お母さんに感謝の気持ちを伝える、母の日。
毎年5月の第2日曜日が母の日にあたります。
母の日の贈り物として最初に思い浮かぶのは、赤いカーネーションではないでしょうか。
まずは、母の日にカーネーションを贈るようになった由来をご紹介します。
母の日の由来は?いつから始まったの?

母の日の由来は、アンナ・ジャービスという女性が亡き母の追悼のために「白いカーネーション」を配ったことと言われています。
アンナの母アン・ジャービスは敬虔なクリスチャンであり、社会活動家でもありました。
アンは1861〜65年の南北戦争時代のアメリカにおいて、敵味方関係なく負傷兵の治療にあたり、戦後も病床の人々や貧困層を支援し平和活動を行なったそうです。
1905年のアン・ジャービスの死から2年、1907年5月にアンナは亡き母のための追悼会を開き、母の好きな花であった「白いカーネーション」を参加者に配りました。
人々はアンナの想いに感動し、翌年の1908年5月にも集まって「母の日」として祈りを捧げました。
「母の日」はアメリカ全土に広まり、1910年にはウェストバージニア州知事が5月の第2日曜日を母の日にすると宣言。
1914年には、ウィルソン大統領によって5月の第2日曜日が国民の祝日「母の日」として制定されました。
日本で母の日が始まったのはいつ?

日本にアメリカから「母の日」が伝わったのは、明治時代の後期と言われています。
大正時代には教会などで母の日のイベントが開催されるようになり、母の日は徐々に広まっていきました。
日本全国に母の日が認知されたきっかけは、昭和に入って森永製菓が行なった母の日ギフトのキャンペーンです。
なぜカーネーションは白から赤へ変わったの?

アメリカで母の日が広まった当初のシンボルは、アンナが参加者に配った「白いカーネーション」でした。
次第に、母親が「亡くなっている場合は白いカーネーション」「健在の場合は赤いカーネーション」と色で区別することが一般的に。
しかし区別することで、母親を亡くした子供の気持ちを傷付けるのではないかと声があがり、色の区別なく赤いカーネーションを贈る現在の風習になったそうです。
カーネーションの花言葉を色別に紹介
カーネーションの花言葉「無垢で深い愛」は、まさに母の日にぴったりです。
母の日に贈るカーネーションは赤色が定番ですが、カラーバリエーションは白やピンク、オレンジなどさまざまで、中には母の日に避けた方が良いネガティブな花言葉を持つカラーもあります。
ここからはカーネーションの色別の花言葉を詳しく紹介しますので、色選びの参考にしてください。
赤いカーネーション

赤いカーネーションの花言葉には、「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」といったものがあります。
赤色は母の日のカーネーションとして最もポピュラーなカラーです。
花言葉も母の日に相応しいものばかりなので、色選びに迷った場合は赤色にすると間違いないでしょう。
濃い赤のカーネーション

赤いカーネーションの中でも、黒みがかった濃い赤色のカーネーションは「欲望」「私の心に哀しみを」といった花言葉を持ちます。
濃い赤のカーネーションは上品で高級感がある人気のカラーですが、花言葉を意識する場合は少しネガティブな印象を持たれる可能性があるため注意しましょう。
ピンクのカーネーション

ピンクのカーネーションの花言葉は、「感謝」「女性の愛」「温かい心」「美しい仕草」「上品・気品」とポジティブな意味合いのものばかり。
柔らかで可愛らしいピンクのカーネーションは、母の日のフラワーギフトとして赤色に次いで人気が高いです。
ピンク色のカーネーションも淡いものから濃いものまで存在しますが、赤色のように濃淡で花言葉に違いはありません。
白のカーネーション

白いカーネーションの花言葉には、「尊敬」「亡き母を偲ぶ」「純潔の愛」「愛の拒絶」といったものがあります。
上述の通り、白いカーネーションは元々亡くなった母親に贈っていました。
「亡き母を偲ぶ」という花言葉もあり、存命の母親へのプレゼントには相応しくないと考える人もいます。
白のカーネーションを贈りたい場合は、他の色のカーネーションと組み合わせるのがおすすめです。
紫のカーネーション

紫色のカーネーションの花言葉は、「誇り」「気品」。
カーネーションの中でも比較的珍しい紫は、上品で落ち着いた雰囲気の人にぴったりな花言葉が込められています。
紫は古くから高貴な色とされており、義母など少し目上の人へのプレゼントとして人気です。
黄色のカーネーション

黄色いカーネーションの花言葉には、「美」「友情」といったポジティブな意味と、「嫉妬」「侮蔑」「愛情の揺らぎ」などのネガティブな意味の両方が含まれています。
母親が黄色を好む場合や花言葉を気にしない場合は別ですが、黄色いカーネーションは母の日には贈らない方が無難です。
どうしても贈りたい場合は、感謝を伝えるメッセージを添えたり、ポジティブな花言葉を持つ色と組み合わせたりと、工夫することをおすすめします。
オレンジのカーネーション

オレンジ色のカーネーションの花言葉は、「純粋な愛」「清らかな慕情」「あなたを愛します」といったもの。
愛をイメージする花言葉が多く、母の日だけでなく恋人へのプレゼントにもおすすめのカラーです。
青いカーネーション

青いカーネーションの花言葉は、「永遠の幸福」です。
青いカーネーションには、白いカーネーションに青い色素を吸わせたものと、遺伝子組み換えによって開発されたものの2パターンがあります。
珍しい青色のカーネーションに込められた「永遠の幸福」という素敵な花言葉は、母の幸せを願うプレゼントにぴったりです。
カーネーションを長持ちさせるコツ
母の日に贈ったり貰ったりしたカーネーションは、できるだけ長持ちさせたいですよね。
長持ちさせるポイントは、プレゼントするお花のスタイルごとに違います。
母の日に贈るカーネーションのおすすめスタイルは以下4つです。
- 花束(切り花)
- アレンジメント(切り花)
- 鉢植え
- スワッグ(ドライフラワー)
4つのスタイル別に、母の日のカーネーションを長持ちさせるコツを詳しく解説します。
花束(切り花)

母の日に贈るカーネーションのプレゼントの中でも、花束は人気のスタイルです。
母の日がある5月2週目辺りはやや気温も高いため、切り花の標準的な寿命は1〜2週間程度。
少しでも長持ちさせるためには、カーネーションの選び方やお手入れ方法に注意する必要があります。
選び方
花束のカーネーションをより長く楽しむためは、なるべく鮮度が高いカーネーションを選びましょう。
カーネーションの選び方のポイントを以下にまとめました。
茎の状態 | より綺麗な緑色の茎を選びます。 茶色に変色している茎や、表面がヌルヌルしている茎は避けましょう。 |
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蕾の状態 | カーネーションが開く様子を楽しみたい場合は、花びらの色が確認できる程度に開いた蕾を選ぶと安心です。 |
カーネーションは蕾を多く付けるお花ですが、切り花で売られているカーネーションは蕾の中がスカスカで花が咲かない場合もあります。
長くカーネーションを楽しむために「蕾が多いものを選ぼう」と考えている人は注意してください。
お手入れ
花束のカーネーションを少しでも長持ちさせるお手入れのポイントについてもまとめました。
ラッピング(フィルムやリボン)は取り外す | そのままでは茎が蒸れたり花がしおれたりする原因になります。 せっかくのラッピングですが、長持ちさせるためにも全て取り外しましょう。 |
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お水の量 | カーネーションは水の吸い上げが多く、茎が傷みやすいお花でもあります。 お水は花瓶の半分程度を目安に入れるのがおすすめです。 |
水切り | 水中で茎を斜めにカットする「水切り」を行い、水の吸い上げをよくします。 最初に花瓶に移すタイミングで水切りし、数日おきに繰り返しましょう。 |
アレンジメント(切り花)

カーネーションのアレンジメントも母の日のプレゼントとして人気の高いスタイルです。
アレンジメントをより長く楽しむためには、お手入れのコツを知っておく必要があります。
お手入れ
カーネーションのアレンジメントを長持ちさせるお手入れポイントを以下にまとめました。
水を足す | フラワーアレンジメントは、吸水スポンジにお花を挿して作ります。スポンジが乾かないよう容器の3分の2程度を目安に水を足すと良いでしょう。 |
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枯れたお花を取り除く | 密にお花を挿すフラワーアレンジメントは花同士が蒸れやすいです。 そのままにしておくと、元気なお花にも悪い影響があります。 飾っているうちに傷んだり枯れたりしたお花はこまめに取り除きましょう。 |
鉢植え

鉢植えのカーネーションは、ガーデニング好きな母親へのプレゼントに特におすすめです。
品種にもよりますが、カーネーションは多年草のため、鉢植えなら何年か繰り返し花を咲かせられます。
より長く鉢植えのカーネーションを楽しんでもらうためには、鉢植えの選び方やお手入れが重要です。
選び方
鉢植えのカーネーションをより長く楽しむためには、鉢植えの選び方に気を付ける必要があります。
以下に、鉢植えのカーネーションを選ぶ際のポイントをまとめました。
蕾の固さ | 鉢植えのカーネーションは、蕾を開花させるのも楽しみなポイント。 蕾の中には中身がスカスカで咲かないものも少なくありません。 蕾に軽く触れて、中身の詰まった固い蕾の鉢植えを選びましょう。 |
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根の張り具合 | 根がしっかりと張っているものは状態が良く、長持ちする可能性が高いです。 根の張り具合は、鉢植えを持ち上げて軽く揺らしてみることで確認できます。 ぐらぐらと揺れる感じがある根は避けましょう。 |
お手入れ
カーネーションの鉢植えを長持ちさせるお手入れのポイントもまとめました。
置き場所 | カーネーションは日光を好みますが、高温多湿に弱いです。 日当たりがよく、風通しもよい場所に置きましょう。 |
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水やり | 水を与えすぎると根腐れしてしまう可能性が高いです。 水やりは土の表面が乾いたタイミングで行なってください。 花や蕾に直接水をかけることは避け、根元に水やりするよう気を付けましょう。 |
スワッグ(ドライフラワー)
![カーネーションのスワッグ[完成品]](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0440/0637/5579/files/20250318___0048-min.jpg?v=1742809795)
スワッグとは、「植物の花や葉などを束ねて壁にかける飾り」のこと。
花束を逆さにしたような形のものが、スワッグのイメージとして広く定着しています。
花束やブーケと異なり、壁にかけやすいように背面がやや平たく作られているのが特徴です。
カーネーションを使ったスワッグが母の日の贈り物としておすすめな理由には、以下のようなものがあります。
- 水やりなどの毎日のお手入れは不要
- 2~3ヶ月から半年と長い期間飾って楽しめる
- リボンなどの飾りもそのままでOK
- 西洋でドライフラワーは縁起の良い贈りもの

英語の「swag」には「垂れ下がって揺れるさま」といった意味もありますが、語源や発祥については色々な説があり、詳細は分かっていません。
しかし、紀元前の古代エジプトではすでに、花や常緑樹の葉を使ったスワッグのような見た目の飾りが存在していました。
ヨーロッパでも、古くから幸福を呼ぶためにスワッグを飾る習慣があり、西洋では縁起の良い贈りものとして人気です。
アンティークな風合いが好きなお母さんに贈ると、きっと喜んでもらえるはず。
お手入れ
飾る場所やホコリに気を付けると、より長く楽しめます。
カーネーションのスワッグのお手入れポイントをまとめました。
飾る場所 | 生花を乾燥させて作るドライフラワーは、湿度の高い場所が苦手です。 また直射日光が当たる場所は乾燥が加速し、寿命を縮める場合があります。 高温多湿な場所に飾るのは避けましょう。 風通しの良い廊下や玄関、リビングなどがおすすめです。 |
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ホコリ | ホコリが溜まってしまうとカビや害虫が発生する可能性もあります。 柔らかいブラシなどで優しくホコリを払い落しましょう。 |
カーネーションを使った母の日ギフト
ここではカーネーションを使った母の日のギフトを、いくつかご紹介します。
1.フレッシュのカーネーションブーケ

ピンクにレッド、ホワイト。
お母さんとの思い出が蘇る幸福の色に、「ありがとう」の気持ちを込めて。
フレッシュのカーネーション11本をたっぷりと束ねた、とびきり愛らしいブーケです。

ドライのカーネーションには工芸品のような趣がありますが、フレッシュだからこそ感じられる華やかで軽やかな魅力は、また格別。
ひらひらと揺れる花びらや、みずみずしい香りに、思わず心惹かれます。
お母さんの顔がほころぶ様子を間近で眺められるって、とっても幸せ。
遠い空の下で、懐かしい笑顔を思い出すひと時も、やっぱり幸せ。
あなたなりの想い方で、母の日を過ごしてもらえたら嬉しいです。
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2.カーネーションのスワッグ

こちらは、ドライフラワーの彩り豊かなスワッグ。
絵画が色彩や線で物語を紡ぐように、植物の多様な姿や色合いで、お母さんへのメッセージを届けられたら。
そんな想いでカーネーションのほか、さまざまな姿かたちのドライフラワーを束ねています。

グスタフ・クリムトが描いたひとりの妊婦の姿から “いのちの巡り”を感じ取り、さまざまなドライボタニカルでその営みを表現しました。
両親から受け取った、いのちのバトン。
今年の母の日は、その重さ、尊さに、心を寄せてみませんか。
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3.一輪のフレッシュカーネーション

幼い頃、初めてお母さんに贈ったカーネーション。
小さな手で差し出したその一輪を、お母さんはどんな気持ちで受け取ってくれたんだろう。
この一輪もまた、大きくなった私からの、特別な贈りもの。
大げさじゃなくていい。
たった一輪だからこそ、まっすぐ届く想いがきっとあるはず。

真っ赤で艶やかなもの、端がピンクに染まった可愛らしいもの、どちらかお好みのものを選んでいただけます。
遠い日の記憶が蘇るような、やさしく温かな色合いに、心からの「ありがとう」を込めて贈ってみませんか。
4.ガラスのフラワーボトル

忙しない日々に寄り添う、小さな相棒。
繊細なカーネーションをドライに加工し、工芸品のように仕立てたフラワーボトルです。
お手入れいらずで、美しい姿を長く楽しんでいただけます。

たとえ、そばにいなくても、もう会えなくても。
胸の中に浮かぶ言葉は、きっとある。
「変わらず元気でやってるよ」
「いつも見守ってくれてありがとう」
このフラワーボトルが、その想いをそっと包み込むものになりますように。
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おわりに

母の日にカーネーションを贈ることになった由来から、カーネーションの花言葉や長持ちさせるコツなどを解説しました。
今年は母の日の由来にも想いを馳せながら、プレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。
土と風の植物園では、母の日の贈り物にぴったりなアイテムをご用意しています。
「家族」という花言葉を持つ紫陽花など、カーネーション以外のドライボタニカルを主役にした品もあり、バリエーション豊かですよ。
いつか振り返った時に、あたたかな気持ちでいられるように。
母の日を通じて、愛おしい“今”を大切にしてもらえたら嬉しいです。