季節のドライフラワー定期便、お受け取りいただきました皆さま誠にありがとうございました。
今回は、新しい年を明るい気持ちで迎えていただきたい、そんな想いでお花を選ばせていただきました。
フラワーベースへの生け方を主にご紹介させていただきますが、まずはお花をご紹介から。
向かって左から。
□ヒカゲ立ちカズラ
針状の細い葉が茎に一面に生えていて、細長いブラシのような姿。
地表から上へ向かって伸びて育ちます。
同じような見栄えで「ハイカズラ」がありますが、こちらは地表を這い回るようにして生活しています。
□チモシーグラス
チモシーとはイネ科の牧草のこと。
今回はこのチモシーをオレンジ色に染色されたものを仕入れてセットにしました。
ちょっと派手かな…と思いもしましたが飾ってみると良いアクセントになってくれました。
□アンモビューム
オーストラリア原産のキク科のお花です。
ギリシャ語の ammos(砂)+ bios(生命)が語源で、「砂地に生える」という意味を持ちます。
もともとはホワイトでボルドーに色付けされています。
□フィリカ
フワッとした綿毛状の見た目がユニークなワイルドフラワー。
ワイルドフラワーとはオーストラリアや南アフリカなどの南半球に自生する植物の総称。
ワイルドフラワーが植生するオーストラリアの南西部の乾燥地帯や砂漠は、動植物にとって生きやすい環境とは言えず厳しい環境です。
この中で子孫を残すために多くの植物が環境に適応し、独特の花姿へと変化を遂げてきました。
□フラックス(ブリーチ)
この名前だとピンとくる方は少ないかもしれませんが、じつは亜麻の実。
それからできた繊維はリネンとなり、布地や織物に用いられます。 エジプトハーブされ、紀元前1000年頃から始まり、木綿が普及するまでは、アマの繊維を紡いだ亜麻糸は重要な必需品でした。
*お届けのタイミングによっては、茎がグリーンのものでのお届けになる場合があります
フラワーベースに飾ってみたのがこちら。
今回選んだフラワーベースは、高さが低めで口が大き目だったので、ふんわりとボリュームが出るように、まず切り分けてから。
こんな感じで短く切ったり枝分かれ部分を細かく分けました。
今回に限らず、花以外の葉もできる限り余すところなく使うのがポイント。
そしてフラワーベースにいけるのは、ヒカゲ立ちカズラから。
いろんないけ方がありますが、今回はヒカゲ立ちカズラがストッパー代わりになるのでそのようにしました。
フラワーベースの口径が小さめの場合は、切り分けすぎず、花瓶に入る下葉はすっきりと取り除くと良いです。
また少し高さのあるフラワーベースにいける際は、カットしすぎないように注意していただくと良いかと思います。
今回はバランスよく飾る難易度がちょっと高いかも…と思って飾り方のポイントをお伝えさせていただきました。
お試しいただけると嬉しいです。
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