ハレの日を彩るウェディングブーケ。
結婚式や前撮りでも特に目立つアイテムだからこそ、ドレスや式の雰囲気にぴったりなものを選びたいですよね。
ウェディングブーケは、生花で作られたものが定番ですが、最近では生花を加工したドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)など、さまざまな素材が増えてきています。
中でも、近年特に人気を集めているのが、ドライフラワーで作られたウェディングブーケです。
そのアンティークな風合いは、ヴィンテージドレスや西洋風の建物との相性が抜群。
写真映えもするから、前撮りにも最適です。

結婚式や前撮りで使用した生花のウェディングブーケを「記念に残したい」と思う方も多く、ドライフラワーに加工して保存する方法が選ばれています。
とはいえ、「枯れた花だから縁起が悪いのでは?」「風水的に良くないのでは?」といった心配の声もありますが、そんな心配は無用です。
この記事では、ドライフラワーのブーケが、ウェディングシーンに相応しい理由や、その魅力について詳しく解説します。
ドライフラワーは縁起が良いもの?悪いもの?
欧米ではドライフラワーは「永遠の愛」の象徴

欧米ではドライフラワーは、枯れた花ではなく、永遠に咲き続ける花とされ、「永遠の愛」の象徴と考えられています。
古くから結婚式などのお祝いの場で使われ、永遠の愛を誓うアイテムとして親しまれてきました。
また、「永遠に感謝する」という想いを込めて、葬儀や大切な人の墓前に供える風習もあります。
ドライフラワーは、前向きで冠婚葬祭の場において、特別な意味合いを持つアイテムなのです。
風水の観点から見ても問題はない?

ドライフラワーのウエディングブーケは、「枯れた花だから縁起が悪いのでは?」「風水的に良くないのでは?」といった心配の声もありますが、その点について過度に心配しなくても大丈夫です。
風水の観点から見ると、ドライフラワーは花が最も美しく、生命力が高い状態で乾燥させたものとされています。
そのため、「枯れている」のではなく、「エネルギーが高い状態が保たれている」と捉えられ、運気を下げるものではないと考えられています。

それでも、運気の低下が心配な方は、風水の世界で運気を上げるとされている、赤いアイテムを取り入れるのがおすすめ。
赤は風水で「活力」や「情熱」を象徴する色とされており、特に結婚式のような新たなスタートを祝う場面では、ポジティブなエネルギーを引き寄せると考えられています。
「赤い花を入れる」「ブーケを束ねるリボンを赤にする」など、少しの工夫で、風水的にも良い効果を期待できます。
ドライフラワーのウエディングブーケのメリットと注意点
ドライフラワーのブーケが、ウェディングシーンに相応しい理由を解説しました。
ここからは、ドライフラワーのブーケの魅力について詳しく解説します。
アンティークな風合いを楽しめる

ドライフラワーのウェディングブーケの最大の魅力は、アンティークな風合いにあります。
生花から水分が抜ける過程で、花の色合いが柔らかくなり、優しい雰囲気に変わることもあれば、逆に色が深まり、シックで大人びた印象になることもあります。
長い年月を重ねてきた骨董品のように風格漂う佇まいは、ドライフラワーだからこそ味わえるもの。
ドライフラワー特有のパサパサとした質感や、生花の時よりも控えめに漂う香りは、アンティーク調のドレスや洋館のようなクラシカルな会場とも相性抜群です。
幅広いウェディングシーンで、花嫁の美しさをを引き立ててくれます。
長持ちする

ドライフラワーのウェディングブーケは、長持ちする点も大きな魅力です。
ドライフラワーは、水分を抜くことによって、数か月間、美しい見た目を保つことができます。
ドライフラワーのウエディングブーケを選べば、結婚式の数か月前に準備しておくことも可能です。
生花の場合、当日まで仕上がりを確認することができませんが、ドライフラワーなら事前に仕上がりを確認できるため、安心して結婚式に臨むことができます。
結婚式の後も、そのまま自宅に飾ることができるので、ハレの日の思い出の品をいつでも振り返れるようにしたいという方におすすめです。

また、ドライフラワーのブーケは、結婚式と前撮りで同じものを使いたい方に特におすすめです。
生花の場合は、前撮り用と結婚式用に二度購入する必要がありますが、長持ちするドライフラワーなら一度で済むため、手間やコストを抑えることができます。
軽い

ドライフラワーのウェディングブーケは、水分を含んでいないため、とても軽いです。
そのため、前撮りや結婚式の間、長時間持っていても手が疲れにくいという大きなメリットがあります。
花嫁がブーケを持ち続けることに対する負担が減り、式や前撮りの間も快適に過ごせます。
軽いので、会場の装飾としても使いやすいです。
ウエディングブーケと、会場の雰囲気に統一感を出したい方におすすめですよ。
注意点を抑えて、素敵な思い出を作ろう!

ドライフラワーのウェディングブーケを選ぶにあたって、注意すべき点もあります。
まず、乾燥しているため、衝撃に弱いです。
無理な圧力や衝撃を受けると、花や葉が落ちて見た目が悪くなってしまいます。
手に持つ際は、優しく扱いましょう。
また、色が薄くなるなどの経年変化を遅らせるためには、直射日光や湿気を避けて保管することが大切です。
適切な場所で保管すれば、ドライフラワーの美しい色合いをより長く楽しむことができます。
ちょっとしたポイントを意識することで、ドライフラワーの素敵な風合いを最大限に活かすことができますよ。
ドライフラワーのウエディングブーケは手作りと購入どっちがおすすめ?
専門店やオンラインショップで購入する

ドライフラワーのウエディングブーケを購入する際、専門店やオンラインショップを利用する方も多いと思います。
専門店を選べば、ブーケの選択肢が豊富で、自分の好みに合うものを見つけやすいですよね。
使用したい花や好みの色、デザインなどを相談できるお店もあるため、オーダーメイド感覚で自分だけのオリジナルブーケを手軽に作成できます。
オンラインショップで購入する場合の注意点としては、届くまで実物を直接確認できないため、サイズやデザインなどをしっかり確認することが重要です。
商品画像だけでなく、記載されている情報やレビューをチェックし、安心して購入できるショップを選ぶと良いでしょう。
また、ブーケと似たウエディングアイテムとして、「スワッグ」も近年人気を集めています。

スワッグ(swag)とは、英語で「壁飾り」という意味。
ブーケは、どの角度からもお花が見えるように丸みを帯びたシルエットで作られていますが、スワッグは壁にかけやすいように背面がやや平たく作られているのが特徴です。

平たい分、前撮りや結婚式の間も持ちやすく、式の後もインテリアとして飾りやすいことから、多くの方に選ばれています。

ドライフラワー専門のオンラインショップ土と風の植物園では、フローリストが季節のお花を選んで作る「フローリストおまかせスワッグ」が特に人気。
使いたい花や好きな色など、ご希望のイメージで作ってもらうことができます。
大切なハレの日は、世界にひとつだけの特別なアイテムで彩りたいという方におすすめです。
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自分で作る

「自分の好きな花だけで作りたい」「予算を抑えたい」という方は、自分で材料を揃え、手作りするのも一つの方法です。
材料や資材を自分で用意する必要があり、手間や時間はかかりますが、きっと特別な思い出になるはずです。
ブーケの作り方

1.軸になる花を選ぶ
まず、ブーケの中心となる「メインの花」を選びます。 ポイントは、茎がまっすぐで丈夫なお花を選ぶこと。これがブーケ全体の形を支える大切な役割を果たします。
2.少しずつ束ねていく
軸にしたお花の周りに、他のお花を少しずつ螺旋状に組んでいきます。 茎と茎の間に隙間ができないように注意しながら、少し回して足し、また回して足し…を繰り返します。 全体がふんわりと丸いシルエットになるように意識しましょう。
3.茎をしっかり固定する
ブーケの形が整ったら、茎を握っている部分を麻紐などでしっかりと固定します。 少しきつめに縛ると、前撮りや式の時も崩れる心配がありません。
4.仕上げにリボンを巻く
最後に、お好みのリボンを巻いて結べば完成です! リボンの色や素材によって、ブーケの印象ががらりと変わります。 結婚式や前撮りに合わせてアレンジしてみてください。
ウエディングブーケを手作りする場合は、以下の点にも注意しましょう。
お花に合った乾燥方法を選ぶ

お花に合った乾燥方法を選ぶことは、綺麗なドライフラワーを作るための大切なポイントです。
間違った方法で乾燥させてしまうと、色がくすんだり、花びらがしぼんでしまうことがあります。
せっかく上手にブーケを束ねても、お花そのものが綺麗でなければ台無しですよね。
ドライフラワーの乾燥方法には、主に次の3つの方法があります。
- ハンギング法(吊るして自然乾燥)
- ドライインウォーター法(水を少量入れた花びんに挿し、乾燥させる)
- シリカゲル法(乾燥剤で花の水分を抜く)
お花の特徴に合った乾燥方法を選ぶことで、より美しく仕上げることができます。
「自分で綺麗に乾燥させられるか不安…」という方は、専門店でドライフラワーだけ購入するのもおすすめです。
プロが丁寧に乾燥させたドライフラワーなら、色鮮やかで美しい状態を長く楽しめます。
特別なブーケや装飾用の花材をお探しの方は、ぜひ専門店もチェックしてみてくださいね。
ドライフラワー作りには時間がかかる!早めの準備が成功のカギ

生花からドライフラワーを作るには、短くて1週間、長い場合は1カ月程度の時間が必要です。
時間をかけても、思ったような仕上がりにならないこともあります。
特に、ウェディングブーケなど、大切なイベントで使うドライフラワーを自作する場合は、余裕を持って準備に取り掛かることが大切です。
乾燥中に花びらが傷んでしまったり、形が崩れてしまうこともあるため、予備のお花を用意しておくと安心。
「ちょっと早すぎるかな?」と思うくらいのタイミングで準備を始めることで、心に余裕を持って、納得のいくブーケを作ることができます。

また、購入を検討している場合も、早めに準備を始めましょう。
ドライフラワーのウエディングブーケは、一点物も多く、人気のデザインや色味のものは早々に売り切れてしまうことも珍しくありません。
また、気に入ったお花があったとしても、季節の移ろいとともに市場に出回るお花は変わります。
結婚式の日取りや前撮りの撮影日が決まったら、なるべく早めに好みのものを見つけたり、依頼したいお店に相談するなど、早めの準備を心がけましょう。
ドライフラワーは長持ちするので、多少早めに準備しても問題ありません。
しっかりと時間をかけて、自分が心から満足できるウエディングブーケを用意してくださいね。
ブーケだけじゃない!ドライフラワーのウエディングアイテムが人気
ドライフラワーはアンティークな見た目に加え、軽くて長持ちするというメリットがあるため、ウェディングの装飾や小物としても人気を集めています。
ブーケ以外にも、テーブルやウェルカムボードの装飾、髪飾りなど、さまざまなアイテムが登場しています。
会場の装飾にもドライフラワーを使えば、ブーケとの統一感も出ますし、ナチュラルであたたかみのある雰囲気を演出できます。
ウェルカムボード

結婚式のウェルカムスペースで、ゲストを出迎えるアイテムとして人気のウェルカムボード。
AからZまで、好きなアルファベットを選べるタイプのものを選んで、自分とパートナーのイニシャルを並べてみてはいかがでしょうか。
シンプルなデザインでも、色とりどりのドライフラワーを組み合わせると、とても華やかな仕上がりに。
植物の持つ自然な美しさが、心温まるひと時を演出します。
式が終わったあとも、お部屋に飾ればいつでもその日の幸せな瞬間を思い出すことができるはず。
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席札

ゲストが自分の席を見つけて、思わず笑顔になるような。
隣の人と見せ合って、そこから新しい交流が生まれるような。
ドライフラワーの押し花をあしらった席札がテーブルに並んでいたら、きっとそんな場面が生まれるはず。
それぞれのゲストのイメージに合ったお花を選ぶことで、準備の時間がさらに楽しく、愛おしいものになるかもしれません。
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髪飾り

ドライフラワーのブーケを選ぶなら、髪飾りもドライフラワーで揃えてみませんか?
一生に一度の晴れの舞台にぴったりのアイテムです。
髪飾りの一部に、ブーケやドレスと同じ色を使うことで、全体のバランスが整い、より一層洗練された印象になります。
ドライフラワーならではの温かみのある風合いが、花嫁の美しさを引き立て、特別な日を華やかに演出します。
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土と風の植物園で販売しているこれらのアイテムは、全てお店のフローリストが季節のドライフラワーを使って仕上げる一点物。
ひとつひとつ丁寧に作られたアイテムは、特別な日に華を添えてくれるだけでなく、結婚式の後も記念として、長く手元に置いて楽しむことができます。
おわりに

ドライフラワーのウエディングブーケは、「永遠の愛」の象徴。
結婚式や前撮り、フォトウェディングなど、大切な人と過ごすハレの日を、より特別なものにしてくれます。
美しい状態が長持ちするため、式の後も自宅に飾って、思い出をいつでも振り返ることができます。

土と風の植物園では、ドライフラワーのブーケやスワッグをはじめ、ウエディングアイテムを豊富にご用意しています。
ひとつひとつ手作業で丁寧に加工したドライフラワーは、 「ドライフラワー=枯れた花」というイメージを一新する、豊かな表情のものばかり。
お客様の理想のウエディングアイテムをお届けしたいから、色や花の種類のご要望にもできる限りお応えしています。
大切なウエディングシーンを彩るお手伝いが少しでもできたら嬉しいです。