生花を乾燥させて作られたドライフラワー。
ガーデニングのお花をドライフラワーにしたり、お店で購入したドライフラワーのスワッグを、お家のインテリアにしている方も多いのではないでしょうか。
生花よりも長持ちすることは広く知られていますが、「どれくらい持つのか分からない」「寿命ってあるの?」と気にされている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、ドライフラワーの寿命の見極め方や、長持ちさせる方法をお伝えします。
お持ちのドライフラワーを長持ちさせたい方や、今後お家のインテリアに取り入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ドライフラワーの保存期間は?
ドライフラワーの保存期間は、保存環境やドライフラワーの種類にもよりますが、2か月から3か月程度といわれています。
長いものだと1年ほど飾ることもできますが、時間が経つにつれ、色あせてきたり、花びらや葉がもろくなって壊れやすくなってきたり。
こうした変化を「アンティークな雰囲気が増すから好き」と感じる方もいれば、「経年変化した」と捉える方もいらっしゃって、感じ方は人それぞれ。
カビや害虫を見つけた時は、すぐに廃棄した方が良いですが、こうした問題がなければ自由に処分するタイミングを決めていただいて構いません。
飾っていらっしゃるご本人が「そろそろ新しいものにしたい」と感じたときは、新しいものに変えていただくと、お部屋の雰囲気も気分も一新されそうです。
ドライフラワーの天敵は、直射日光や湿気など。
日本は湿度が高く、ドライフラワーにとってあまり良い環境とはいえません。
購入してからそんなに日が経たないうちに、花や葉がぼろぼろの状態になってしまうのはなるべく避けたいですよね。
でも、お手入れ次第で長持ちさせることは可能です。
お気に入りのドライフラワーを少しでも長く楽しんでいただくために、次の章では正しいお手入れ方法を紹介します。
ドライフラワーを少しでも長く楽しむコツ
ドライフラワーの天敵は、直射日光や湿気、ホコリなど。
これらの天敵からなるべく遠ざけてあげるのが、長持ちへの近道です。
1.ホコリを定期的に払う
ドライフラワーに付着したホコリは、メイクブラシなどを使って優しく払い落してください。
少し手間はかかりますがホコリを払い落すだけで、カビや害虫の発生を防ぐことにもつながります。
2. 日差しや蛍光灯などの“光”が当たらない場所に飾る
ドライフラワーは直射日光に弱いため、窓際などに飾ると経年変化が早まってしまいます。
そのため、日差しの当たらない壁際や玄関・お部屋のドアに飾るのがおすすめです。
また、室内の蛍光灯によっても、経年変化が早まってしまうため注意が必要です。
少しでも長持ちさせたいなら、一般的な電球が取り付けられているお部屋に飾るのがおすすめです。
3.湿気対策を徹底する
湿気の多いお部屋にドライフラワーを飾ると、湿気を吸収して柔らかくなったり、硬くなったりを繰り返し、次第に形が崩れてしまいます。
特に湿度が高くなる梅雨の時期は管理がとても難しくなります。
風通しの良い場所に飾って、少しでもドライフラワーにとって良い環境を作ってあげてくださいね。
ドライフラワー専用のコーティングスプレーなどもあります。
長持ちしやすい!ドライフラワーにおすすめの花
乾燥させても比較的丈夫な花を選ぶのも、ドライフラワーを長持ちさせるひとつの手。
おすすめの花をいくつかご紹介します。
1.ワイルドフラワー
大きくて存在感があったり、小さくても色鮮やかだったり。
クラスペディアやバンクシアなどのワイルドフラワーの中には、ドライフラワーにしても見た目があまり変わらないものも。
丈夫で形が崩れにくく、退色などの経年変化が少ないものが多いため、色の変化を気にしたくないという方におすすめです。
2.スターチス
ドライフラワーになっても鮮やかな色が残るスターチス。
ピンク、紫、イエロー、サーモンピンクなど、心ときめくカラーバリエーションです。
3.ラベンダー
乾燥させる前と後で、姿かたちがほとんど変わらないラベンダー。ドライフラワーにした後も、強い香りが残るのが特徴です。
花が散りやすいですが、ポプリにすれば香りを長く楽しむことができます。
毎日コツコツお手入れすれば、ドライフラワーを長く楽しめる!
ドライフラワーはちょっとしたお手入れで、長く楽しむことができます。
お花屋さんでステキな花を見つけたり、お祝いのギフトで花束をもらったりと、生花を家に飾る機会って意外とありますよね。
「生花をすぐに枯らしてしまうのは忍びない、、」と感じるときは、ドライフラワーにして、お家のインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。