同じようで違う?スワッグとリースの違いを徹底解説!

どんなインテリアコーディネートとも好相性なスワッグ&リース。 どちらも、お花や植物本来の風合いを生かした、ナチュラルで温かみのある優しいフォルムがステキなフラワーアレンジメントなので、お部屋にグリーンをプラスしたいとき、壁や玄関をオシャレに演出したいときにピッタリなインテリア雑貨でもあります。 トレンドをいち早くキャッチできるInstagramやRoom ClipなどのSNSでは、スワッグ&リースの簡単な作り方や、オシャレな飾り方のアイディアがたくさん紹介されており、毎日忙しい働く女性たちを中心に「気軽にお花やグリーンのある暮らしが楽しめる」と話題を集めています。 スワッグとリースには、お手入れがラクチン、水やり不要、長く楽しめるなど、たくさんの共通点があるため、同じフラワーアレンジメントに見えますが、厳密には全く異なるタイプのフラワーアレンジメントになります。 今回は、同じようで全く違うスワッグとリースの違いをご紹介します。

スワッグとリースでは、歩んできた歴史が違う

  スワッグとリースは、ガーランドを起源とするヨーロッパ発祥のフラワーアレンジメントです。 ガーランドとは、花、葉、果実などを素材とする「花綱」のことです。 紀元前2000年ごろに建てられた神殿の柱や壁にスイレンをモチーフとするガーランドのデザインが描かれており、1922年に発掘された古代エジプトの王様・ツタンカーメンが眠る墳墓から、何重にも巻かれたガーランドが発見されたことから、いまでは“世界最古のフラワーアレンジメント”とも呼ばれています。 古代エジプトで誕生したガーランドは、古代ギリシヤの人々の手によって、栄光や勝利のシンボルとして、頭にかぶる花冠「リース」へと姿を替え、優秀な知識人や競技の勝者に授けられるようになりました。 また、宗教儀式の際には、ゼウスやアテネ、アフロディーテなど、それぞれの神を象徴するお花や植物を用いて作られたリースを頭にかぶった信者が神殿に参拝したとも伝えられています。 ギリシヤ末期からローマ時代になると、王侯貴族だけではなく、一般市民のあいだにもリース文化が広まり、エレガントな香りが楽しめるバラやユリなどのお花を素材とする高級感ある華やかなリースが作られるようになりました。その後、富裕層を中心に壁やドアにリースを飾るのがブームとなり、結婚や出産を知らせるドアリース、死者を弔う墓リース、大切な人へのプレゼントリース、お祝いの宴会リースなど、さまざまな意味や願いが込められたリースが誕生しました。 16世紀、北欧から「スワッグ」と呼ばれるフラワーアレンジメントが、イギリスへと伝わりました。 スワッグとは、北欧の言葉で「揺れるもの、垂れ下がるもの」という意味を指します。 冬になると、お花や植物が姿を消してしまう北欧では、クリスマスや新年を華やかにお祝いするため、冬が来る前にお花や植物を摘み取り、ゆっくりと乾燥あせてドライフラワーにしたものを花束やブーケのようなかたちに束ね、逆さまにして壁やドアなどに飾り、盛大にお祝いする習慣がありました。 イギリスでは、冬を迎えても、お花や植物の姿が消えてしまうことはありませんでしたが、どこか懐かしく素朴なフラワーアレンジメントに魅力を感じ、20世紀にはフローリストを中心に、より花持ちが良く、オシャレで華やかなスワッグが作られるようになりました。いまでは、ヨーロッパ地域のクリスマスに欠かせないクリスマス飾りとして、リースと共にスワッグを飾るのが定番となっています。

スワッグとリースでは、使われる素材が違う?

スワッグとリースでは、使われている素材に大きな違いはありません。 ただ、スワッグはウェディングブーケや花束のように束ねて作られるフラワーアレンジメントになりますので、花や葉を支えている茎や枝が無いと作ることができません。そのため、フレッシュな生花、ドライフラワーアーティフィシャルフラワーなど、使用できる素材に限りがあります。 けれど、「リースベース」と呼ばれる円形の土台を使用して作られるリースは、グルーガンを使って、茎や枝の無いプリザーブドフラワーやドライ果実・木の実などをガッチリ留めることができるため、スワッグと比べると、自由度が高く、さまざまなアレンジメントを楽しむことができます。

スワッグやリースづくりでは、ドライフラワーが重宝されている!

ドライフラワーと比べ、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーは、フレッシュな風合いがあり、カラーバリエーションも豊富です。 しかし、プリザーブドフラワーは、とても繊細で壊れやすく、湿気・紫外線に弱いため、初めてスワッグやリースづくりにチャレンジされる女性にとっては、たいへん扱いにくい素材となります。一方、アーティフィシャルフラワーは、ポリエチレンやポリエステルを素材とする人工花材のため、ナチュラルな風合いがなく、素材本来の特徴や魅力がまったく感じられません。 フレッシュな生花から作られるドライフラワーは、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーとは違い、DIYやハンドメイド初心者さんも扱いやすく、素材本来の特徴や魅力を感じることができるため、お気に入りのお花や植物を長く楽しむことができます。 これからスワッグやリースを手づくりしようとお考えの女性は、ぜひドライフラワーを素材に選んでみてはいかがでしょうか。 スワッグやリースの材料はこちら

手づくりに向いているのは、スワッグとリースどっち?

スワッグとリース、どちらも手づくりに必要な材料と道具を揃えることができれば、DIYやハンドメイド初心者さんでも、15分から30分ほどで完成させることができます。 とくに、ドライフラワーをブーケや花束のように束ねて作るスワッグは、揃えなければならない材料や道具が少なく、難しいテクニックなども必要としないため、リースよりも比較的簡単に手づくりすることができます。 また、紫陽花やラベンダー、ミモザなどの水分量の少ないフレッシュな生花であれば、そのまま花材として使うことができますので、生花を花瓶に挿したときよりも、長くお花や植物を楽しむことができます。 もちろん、リースの材料としてフレッシュな生花を使用することは可能です。 けれど、リースベースに生花用吸水スポンジを使用しなければならず、花持ちも1週間とドライフラワーを使用したときより短くなってしまいますので、手づくりリースを長く楽しみたい女性は、フレッシュな生花をドライフラワーにしてから、リースづくりを始めることをおすすめします。 スワッグの作り方~基本編はこちら

初心者さんおすすめ!簡単なスワッグとリースの作り方とは?

とっても簡単なスワッグの作り方

必要な材料と道具

• 花材 • 新聞紙 • 輪ゴム • 麻ひも • ワイヤー • 剪定ばさみ • クラフトはさみ • オシャレなリボンや紐

手順

① テーブルや床が汚れてしまわないように、新聞紙を敷きます。 ② 花材を束ねる部分を作るため、お花や植物の下側10cmほどに付いている枝葉を取り除いておきます。 ③ 新聞紙の上に丈の長い植物を置いたら、その上に丈の短いお花や植物を順番に乗せます。 ④ 茎枝が交差しているところを見つけたら、平行になるように整えます。 ⑤ すべての花材を重ねたら麻ひもを巻いてギュッときつく結びます。 ⑥余った麻ひも、またはワイヤーで壁に掛けるための輪っかを作ります。 ⑦仕上げにオシャレなリボンや紐で麻ひも(ワイヤー)を隠すように結べば完成です。 作り方動画はこちら

とっても簡単なリースの作り方

必要な材料と道具

• 花材 • 新聞紙 • リースベース ※リースベースを手づくりする場合は、必要ありません。 • リースワイヤー • グルーガン&グルーガンスティック • グルーガングルーガン&グルーガンスティック ※グルーガンが無ければ、木工用ボンドでも代用可能。 • 剪定ばさみ • クラフトはさみ • リボンまたは紐

手順

① テーブルや床が汚れないように新聞紙を敷きます。 ② リースベースにメインとなる花材を1本選び、茎枝を短く切ってリースベースに差し入れ、グルーガンで留めていきます。 ③ ②で固定したメインの花材を引き立たせるように、サブ花材やグリーンなどをバランス良く差し入れ、グルーガンで留めます。もしも、花材の長さが足りない場合は、ワイヤーを巻き付けて長さを足してください。 ④ リースに立体感を出すため、サブ花材はメインよりも低い位置に留め、つぼみや木の実などは少し飛び出す感じでバランスを整えるとキレイに仕上がります。 ⑤ 完成に近づいてきたら、リースを上下左右から見て、隙間がないか確認します。隙間を見つけたら、余っているお花やグリーンをプラスしてください。 ⑥ リースを壁や玄関に引っかけられるようにワイヤーで輪っかを作り、リースベースに括り付けたら完成です。

春夏秋冬、季節に合わせたスワッグ&リースをご紹介

ポカポカと暖かな春にピッタリなスワッグ&リース

新生活がスタートする春は、気持ちが前向きになれる明るくフレッシュなカラーのスワッグ&リースを飾るのがおすすめです。 ヨーロッパ地方では、「春を告げる花」と呼ばれ、古くから親しまれているミモザをたっぷり使った、華やかで温かみのあるスワッグやリースは、お部屋の壁や玄関に飾るだけで、心がワクワク&ドキドキしてきます。 フレッシュなミモザをスワッグに使えば、甘く優しい香りがお部屋に広がり、ココロとカラダに溜まった疲れやストレスを癒してくれます。 スワッグやリースづくりにドライフラワーのミモザを使うときは、水分が抜けてスカスカになりやすいので、気持ち多めに用意しておくと◎。 入学や卒業、就職などのお祝いギフトにおすすめのアイテムです。

エネルギッシュな夏にふさわしいスワッグ&リース

キラキラと眩しい太陽に心が躍るエネルギッシュな夏には、爽やかな色のエリンジリウムやラベンダーに鮮やかなグリーンを組み合わせたスワッグやリースがよく映えます。 1年でもっとも気温が高くなる夏は、集中力や記憶力が低下したり、イライラしやすくなったり、さまざまな不調が出やすくなるため、清涼感のある刺激的な香りが楽しめるユーカリと組み合わせると、五感を使って涼をとることができます。 とくに、ラベンダーとユーカリは、とっても組み合わせの良いハーブなので、風通しの良い窓辺や玄関に飾ると、お部屋のなかをハーブの良い香りで満たすことができます。 夏のプチギフトや帰省時の手土産にいかがでしょうか。

実りの秋におすすめのスワッグ&リース

鮮やかなグリーンが、少しずつ赤や黄色に染まってゆく秋は、くすみカラーの秋色あじさいや軽やかで淡い色合いのミナヅキなどの紫陽花をメインとするスワッグやリースをお部屋に飾ってみませんか。 紫陽花は、5月から6月にかけて開花シーズンを迎えるため、初夏のイメージが強いお花ですが、品種によって秋に開花シーズンを迎える紫陽花もたくさんあります。なかでも、10月から11月にかけて開花シーズンを迎える秋色あじさいは、フレッシュな生花のうちから全体的にくすんだ色合いをしているため、ドライフラワーになったあとも、紫陽花本来の美しさを保つことができます。 秋らしいアンティーク調の落ち着いたスワッグ&リースをインテリアとして取り入れたいとお考えの女性におすすめです。

色味の少ない冬を鮮やかに彩るスワッグ&リース

ひっそりとした寂しげな雰囲気を漂わせる冬には、つい白やグレーなどのシンプルな色味のファブリックやインテリアを取り入れたくなるところですが、ここは明るく華やかなデザインのスワッグやリースを取り入れて、楽しげな雰囲気を演出するのがおすすめです。 ひと際目を引く鮮やかなオレンジとグリーンのコントラストが美しいマグノリアの葉に、ナチュラルなピンクのヘリクリサムがアクセントとなったエキゾチックなスワッグは、寒々しい冬のお部屋をパッと明るく華やかにしてくれます。

細かい違いはあるけれど、どちらもオシャレなインテリア雑貨♪

いまではクリスマスに欠かせない定番飾りとして、世界中の人々から愛されているスワッグ&リース。 どちらも同じフラワーアレンジメントのひとつですが、その歴史や作り方は、まったく異なります。 けれど、どちらも壁や玄関に飾るだけで、いつもとは違う華やかでオシャレな雰囲気を演出してくれるボタニカルなインテリア雑貨です。 風と土の植物園では、5000円(税込)以上お買い上げのお客様は送料無料となります。キャンドル付きスワッグセットやスワッグキットなど、さまざまなスワッグアイテムを取り揃えておりますので、この機会に、ぜひ世界に1つだけのオリジナルスワッグやリースを手づくりしてみませんか♪