#アイデアの綿毛vol.5「森の中の植物たち」キタダ ユウキさん

#アイデアの綿毛vol.5「森の中の植物たち」キタダ ユウキさん

ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の高石です。

毎月1200円で季節のドライフラワーをご自宅のポストへお届けする、季節のドライフラワー定期便
サービスを始めて、およそ2年。たくさんの方にご好評をいただいています。

2022年1月には、お客さまやインスタグラムのフォロワーさまのデザインをお届けボックスにあしらい、お花をお届けする「#アイデアの綿毛」という企画を始めました。

本日はその第5回目にお選びさせていただいたデザインと、その作者の方を紹介します。

#アイデアの綿毛とは?

定期便のイラストを募集します土と風の植物園のインスタグラムのフォロワーさまは、10万人目前。
多くの方に知っていただけるようになった今、わたしたちに出来ることとは?と考え、始めた取り組みです。

お喜びいただけるドライフラワーを届けること、それはもちろんなのですが、もうひとつ。

タンポポの綿毛が風に乗って、広い世界へ飛び出し、根を張る。
そのときの風みたいに、誰かの未来につながることができたら。 

そんな想いから、季節のドライフラワー定期便のお届けボックスのデザインを募集、選定させていただいています。

 季節のドライフラワー定期便コンペティション

これまでにお寄せいただいたデザインは、140点以上。
スタッフの心を特に揺さぶった4人の方の素敵なデザインをお届けボックスにあしらい、お客様にお届けしてきました。 

今回は、5回目のボックスに選ばせていただいたデザインをご紹介します。
作者のキタダ ユウキさんにもお話を伺いました。

#アイデアの綿毛 詳細と応募方法 はこちら


第5回作者 キタダ ユウキ さん

 

お届けボックスのデザインに採用された、作者のキタダ ユウキさん。
学生のころから油絵をされているそうで、インスタグラムには素敵な絵がたくさん。

ご応募いただいた投稿はこちらです。

 

一見、黒かと思うほど深い緑に、鮮やかな花々が映えたデザインです。
さて、キタダさんにいくつかご質問を。

Q.キタダさんのお仕事や暮らしのこと、好きなことを教えてください

「特別支援学校で教師として働いています。
メインの担当で美術を教えています。
一度自分には教職は無理だと思い諦めましたが、ノコノコと戻ってきてなんとか続けています。

高校生の時に、部活動で初めて油絵に触りました。
自分が思う油絵の良いところは、何度塗り直してもよい、というところだと思います。

キャンバスは布ですので、色をたくさん重ねて筆やナイフでひっかいても画面自体が劣化する事がないです。
また、布地に画溶液のオイルが染み込んで時間が経てば経つほど絵に深みが増したりします。
完成してから暫く年月が経った絵に使うようなオイルもあり奥が深いです。

Q. #アイデアの綿毛への応募のきっかけや、理由を教えてください

元々ドライフラワーが好きでインスタグラムを拝見していました。
応募に当たって土と風の植物園様が就労継続支援事業所と協業していることを知りました。
自分も生徒を送り出しているので、なにより考え方が嬉しく思い、自分も関わりが持てたら嬉しいと思い応募しました。
グラデーション、手描きの説明書と、とても素晴らしいなと思いました。

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ドライフラワー定期便に季節の花をお入れする作業は、お申し込みが増えたこともあり、現在、岡山にある障がい者就労継続支援事業所で働いている方々が取り組んでくださっています。

細かく繊細な作業が得意だったり、黙々と作業することが得意だったり。
定期便の制作に向いていると感じた数名の方にお願いしています。

障害があるなしにかかわらず、誰にでも得意不得意はある。
それを認めあえる関係性を、職場でも、家庭でも、他のコミュニティでも、築いていけたら素敵ですよね。
土と風の植物園の取り組みに共感していただけて、こうしたご縁につながったことが本当に嬉しいです。

取り組みについては、以前こちらの記事で紹介させていただいていますので、気になる方はぜひご覧ください。

障がい者就労継続支援事業所ピースグループさまと一緒に、季節のドライフラワー定期便をお作りします 

 

お届けボックスのデザインをご紹介

Q. デザインのイメージを教えてください

パッケージのデザインを考えた時に中身は植物なので、森の中をイメージしようと思いました。
森の中は黒く、青緑の植物は記号のようにそこかしこに生えている。
花は平べったくて薄い。
そんなイメージでペンを持っていると勝手に生えてきた、といった具合で自然と描き上がりました。

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「ペンを持っていると勝手に生えてきた」という表現がとても素敵だな、と思いました。

この深い緑と、そこから生まれた花々を見ていると、森の中で感じられるあの独特の、水分を含んだ命の香りが感じられるかのようです。

Q. デザインや創作活動をする上で大切にしていることを教えてください。

自分の色を大切にしています。
元々はあまりデッサンが上手くなく、何度も形を直すために色を重ねて描き、重なることで色は混ざってモチーフ自体の色とは違った絵として完成していました。
それがはじめは気に入りませんでしたが、段々とその本物とは違った色に対しても自分の色だと思いそこに価値を見出すようになりました。

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重ねて、重ねて、自分だけの色になる。
油絵を好きになった理由とも通じるものがありそうですね。
改めまして、この度はご応募いただきありがとうございました。

副賞としてお届けしたスワッグ

デザインが採用された方には、副賞として、季節のドライフラワー定期便1年分と、デザインからイメージしたオリジナルスワッグをお送りさせていただいています。

キタダさんにはこちらをお送りしました。

キタダさんのパッケージを見た瞬間に頭に浮かんだのは、英国の庭園。

イングリッシュスタイルでお作りしたいと思い、やわらかな線が特徴のブルーファンタジアをふんだんにあしらいました。

華やかながら、上品で気品があふれるパッケージ。
オレンジ、パープル、イエローを中心に。
濃いめのグリーンが目を引く紫陽花と、アンティークなハスで全体が締まるようにしました。
ブラウンのリボンで落ち着いた雰囲気に仕上げています。

 

 

こちら、キタダさんのインスタグラムでもご紹介いただきました。
今後、このスワッグをモデルに大きな絵を描きたいと言ってくださっています。
大作の予感です。。作品を目にする日が待ち遠しい。

宝石のような日々が届きますように。
キタダさんのこのお言葉、私たちスタッフも胸に刻みながら、お花とともにある暮らしを皆さまにお届けしていきたいと思います。

キタダさん、この度はご協力いただき本当にありがとうございました。

季節のドライフラワー定期便
#アイデアの綿毛 vol.5作者

キタダ ユウキ さん
Instagram はこちら

皆さまが送ってくださるデザインは本当にどれも素敵なものばかりで、私たちスタッフも、毎回悩みに悩んで選ばせていただいております。
次回のボックスデザインも是非楽しみにお待ちください。

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