土と風の植物園のストーリー
植物の「一瞬」と「一生」を、あなたの暮らしへ
咲き誇る花の、一瞬のきらめき。
風にそよぎ、やがて土へと還る、 一生のめぐり。
どちらも欠かせない、いのちの景色。
だからこそ、わたしたちは、植物のすべての姿に目を向けたい。
いのちの色。いのちの大きさ。いのちの気づき。いのちの物語。
植物の「いのち」との出会いが、
あなたの心と暮らしに、やさしい風を運んでくれますように。
土と風の植物園は、2018年、倉敷の小さなアトリエから始まりました。
選りすぐりの生花を丁寧にドライフラワーへと仕立てています。
暮らしになじむ彩りから、スワッグやリースなどのギフトまで。ときには、特別な瞬間に寄り添う装飾のお手伝いも。
季節とともに移ろう植物のゆたかな表情をお届けしています。
THE COLOR OF LIFEいのちの色
植物の色は、自然がくれた贈りもの。
春風に染まったような、ふんわり淡い桃色。
葉っぱの筋をなぞる、ほのかな白。
熟れた果実みたいに、ひときわジューシーな橙色。
その色たちは、ただきれいなだけじゃない。
落ち込んだ日には、静かに寄り添ってくれて、
希望に満ちた日は、
いつもよりも輝いてみえる。
やさしい色は、しおれた心を包み込んでくれるし、鮮やかな色は、くすんだ気持ちに、小さな光をくれる。
いのちの色はいつも、そのときのわたしの心にいちばん似合う色で咲いている。
THE SCALE OF LIFEいのちの大きさ
大きいって、圧倒的な存在感があるということ。
小さいって、控えめだけど確かにそこにいるということ。
大きくても、小さくても、みんなちがって、みんないい。
植物たちは、いろんな姿で私たちの暮らしに寄り添ってくれる。
例えば、空に向かって伸びゆく枝葉。
「もっと自由でいいんだよ」って背中を押してくれている気がする。
例えば、部屋の片隅に咲く一輪の花。
「今日はちょっと休もうか」って言ってくれているみたいで、心がほっとする。
大きくても、小さくても、どれもがそのままで美しい。
比べず、飾らず、「自分らしくあること」の心地よさ。
それを植物に気づかされるたびに、
わたしも「わたしのままでいいかも」って、思えるのです。
THE REALIZATION OF LIFEいのちの気づき
風にそよぐ葉っぱ。
光に透ける葉脈。
ゆらゆら揺れる枝の影。
自然の風に吹かれ、生花からドライへと姿を変えてゆく植物。
水分が抜けることであらわれるシワやヒダは、工芸品のように美しい。
ときには小さく砕き、形を変えてお届けすることもある。
色や質感が変わり、香りがふっと立ち上る瞬間。
今まで見えなかった姿に、心がおどる。
ときには皆で集まって、
一輪のドライフラワーを、絵にしたためることもある。
手や視線の向き、光のあたり方、心の向かう先によって、
全く違う絵が生まれる。
知ろうともしていなかった姿を、
誰かが気づかせてくれた時のよろこび。
植物の新しい表情に出会うたび、
わたしたちはいのちの豊かさを、またひとつ知る。
THE STORY LIFEいのちの物語
どこで生まれて、どんな季節を越えて、
ここまでやってきたんだろう。
風にのって運ばれた、小さな種。
土の中で、芽が出るその時をじっと待ち、
光を探して、すこしずつ伸びていく。
時には、雨に打たれ、風に吹かれながら。
それでも、誰かの愛に包まれて、ここまで大きくなったのかな。
どの植物にも、見えない「物語」がある。
それを知ろうとすることは、いのちの声に、耳をすますこと。
そんな風に耳をすましているうちに、気づくのかもしれない。
わたしの物語にも、ちゃんと意味があるんだって。
植物の物語をたどるたび、「頑張ったね」って、
これまでのわたしを、ぎゅっと抱きしめてあげられる気がする。
手仕事からうまれる、季節の色とかたち
ひとつひとつ、手のひらで慈しむように。
植物の彩りあふれるアトリエで、ドライフラワーを手作りしています。
お花が持つ色の魅力を、できるかぎりそのまま残せるように。
あるいは、まだ眠っている美しさを引き出せるように。
花の水分を、ゆっくり、ていねいに抜きながら、いちばんきれいな瞬間を、とじこめています。
季節の移ろいとともに、少しずつ表情を変えてゆくアトリエの景色。
今日は、この場所で、どんな色が、どんなかたちが生まれるだろう。
手仕事からうまれる、季節の色とかたち
写真を見たときのワクワクを、飾る時にも感じてもらいたい。
そんな想いを込めて、毎日“お花パトロール”を行っています。
仕入れたばかりの生花、乾燥をはじめたばかりの枝木、
水分がしっかり抜けたドライフラワー。
アトリエには、さまざまな姿の植物が並びます。
みんなでつくるドライフラワー
きっとそれは、グラデーション。
得意なこともあれば、不得意なこともある。
わたしたちの定番商品
季節のドライフラワー定期便やお花のカーテンは、岡山にある障がい者就労継続支援事業所のみなさんと一緒につくっています。
細かく繊細な作業を得意とする方もいれば、目の前のことに黙々と集中することに秀でた方も。
それぞれの得意を重ねながら、草花を介した笑顔が広がっていく。
そんな景色を思い描いています。
生産者さんと、深くつながる
どんなふうに植物が育ち、どんな想いで送り出されているのか。
わたしたちは、地域の生産者さんのもとへ足を運び、作業のひとつひとつを、畑に流れる空気を、じかに感じています。
風に揺れる花も、枝葉も、彼らの積み重ねてきた経験や知識があってこそ生まれるもの。そう思うと、より愛おしくなる。
生産者さんと交わす何気ない会話も、命の営みを感じるための、大切なひと時です。
日々に、小さな彩りを
忙しない日々の中で、すこしずつ、すり減ってしまうことは、
誰にでもある。そんなとき、小さな彩りがそばにあったなら。
わたしたちは、植物の恵みを通じて、癒しと、明日への活力を届けたいと思っています。
地球環境を敬い、そこに生きる多様ないのちを愛しながら、お客さまの日々の暮らしに、そっと寄り添える存在でありたいと思っています。
わたしたちについて
植物の魅力を最大限に引き出すクリエイターとして。
季節のドライフラワーを組み合わせ、土と風の植物園ならではの
彩りとシルエットを生み出しています。
わたしたちが日々感じている楽しさや驚きを写真やことばにのせてお届けしています。
そんな豊かで心地よい時間を分かち合いたくて、今日もアトリエで植物と向き合っています。