[芍薬で歴史を飾る vol.1 日本]芍薬と剣山
芍薬を凛と飾れる、ピンク色の芍薬1輪と剣山のセットです。
歴史も感じると共に前衛的にも感じます。
ご自宅にあるお気に入りの豆皿や真鍮などのプレートと合わせても素敵にお飾りいただけ、あなたの暮らしに寄り添う新しい造形美としてご提案します。
受取状況を読み込めませんでした
芍薬で歴史を飾る

植物には世界各地でそれぞれ異なる歴史や文化があります。
なかには文芸や美術そして政治に至るまで、際立った役割を演じてきたものも。
今が旬の芍薬が、日本、東アジア、ヨーロッパでどのように捉えられてきたか歴史に思いを馳せながら、新たなドライボタニカルの楽しみ方をご提案をします。
立てば、芍薬
さて「芍薬で歴史を飾る」のまずひとつ目は、日本です。
初夏の訪れを感じられる花、芍薬。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざがあるように、古来より立ち姿が美しい美人の例えとして愛されてきました。
原産の中国からは平安時代以前に薬草として伝えられ、その根は現在も生薬として利用されています。
実はこのことわざも、元を辿れば生薬の使い方を示した言葉だそうですが、このお話についてはまたの機会に。
艶やかな花に加えてこのことわざの通り、魅力的なスッと真っ直ぐ伸びた茎。
明治時代から花留めの役割を担ってきたと剣山と一緒に楽しめば、凛と。
その姿は雑念を振り払い、花と向き合う貴重な時間を与えてくれるはず。
同時に通常生け花では隠す剣山をあえて見せる飾り方は、前衛的にも感じます。
ご自宅にあるお気に入りの豆皿や真鍮などのプレートと合わせても素敵にお飾りいただけ、あなたの暮らしに寄り添う新しい造形美としてご提案します。
芍薬ショート(ピンク・約20cm)×剣山ミニ(丸)セット
デスクや窓際などのちょっとしたスペースに。
生花の芍薬って華やかだから、「ちょっとした」という言葉があまりマッチすることはないのですが、乾燥してキュッとボリュームが小さくなったドライボタニカルの芍薬だからこそ、成せるワザ。
ピンク色の20cm程度の芍薬1本と、直径約2cmのミニ剣山1個をセットにお届けします。
剣山はとても小さいので、花の大きさ、長さ、傾きによっては、コロンと倒れてしまうことも。 長さはカットし好みの傾きに調整してお飾りください。
*芍薬はピンクの色味のものをお届けします
芍薬ミドル(ピンク・約30cm)×剣山小(スクエア)セット
先ほどご紹介したセットよりも剣山がほんの少し大きい分、角度をつけてもお飾りいただけます。
ピンク色の30cm程度の芍薬1本と、一辺約3cmのスクエアの小さな剣山1個をセットにお届けします。
あまり目に見ないスクエアな剣山はモダンにも感じます。
四角形の器やコースターとも相性抜群です。
芍薬ロング(ピンク・約60-70cm)×剣山大セット
こちらのセットは長い魅力的な茎を存分に楽しんでいただけるセット。
テーブルの上、というよりかは床に飾るイメージがぴったりかも。
ただもちろんお好みで長さにカットしてお飾りください。

ピンク色の60-70cm程度の芍薬1本と、直径約6cmの剣山1個をセットにお届けします。
剣山の歴史
花を飾る際に花を立てて活き活きと見せる工夫は古くから行われてきました。
室町時代から江戸時代にかけて華道が盛んになると、花を飾るために様々な容器が用いられるようになり、様々な花留めが使われるようにもなりました。

一般的には七宝留めと呼ばれる穴のあいた金属板が用いられたり、時には扇子や花切り鋏が花留めとして使われることもあったそうです。
明治時代に入ってからこの多数の針を束ねた剣山留めが登場し、広く普及しました。
![[芍薬で歴史を飾る vol.1 日本]芍薬と剣山](http://tsuchikaze.jp/cdn/shop/files/IMG_9829-min.jpg?v=1685699820&width=1445)