こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の高石です。
毎月1200円で季節のドライフラワーをご自宅のポストへお届けする、季節のドライフラワー定期便。
サービスを始めて、およそ2年。たくさんの方にご好評をいただいています。
2022年1月には、お客さまやインスタグラムのフォロワーさまのデザインをお届けボックスにあしらい、お花をお届けする「#アイデアの綿毛」という企画を始めました。
本日はその第8回目にお選びさせていただいたデザインと、その作者の方を紹介します。
#アイデアの綿毛とは?
土と風の植物園のインスタグラムのフォロワーさまは、10万人目前。
多くの方に知っていただけるようになった今、わたしたちに出来ることとは?と考え、始めた取り組みです。
お喜びいただけるドライフラワーを届けること、それはもちろんなのですが、もうひとつ。
タンポポの綿毛が風に乗って、広い世界へ飛び出し、根を張る。
そのときの風みたいに、誰かの未来につながることができたら。
そんな想いから、季節のドライフラワー定期便のお届けボックスのデザインを募集、選定させていただいています。
これまでにお寄せいただいたデザインは、140点以上。
スタッフの心を特に揺さぶった方々の素敵なデザインをお届けボックスにあしらい、お客様にお届けしてきました。
今回は、8回目のボックスに選ばせていただいたデザインをご紹介します。
作者の大辻 紗羅さんにもお話を伺いました。
第8回作者 大辻 紗羅さん
お届けボックスのデザインに採用された、作者の大辻 紗羅さん。
お花モチーフの作品だったり、イラストだったり、インスタグラムからもアートな香りが漂ってきます。
いろいろとお話を伺いました。
Q. #アイデアの綿毛への応募のきっかけや、理由を教えてください
「さまざまな方の手元に届くお届けボックスに自分のデザインが採用される可能性があるなんて素敵!と思い応募させていただきました。
とてもセンスのあるドライフラワーのアレンジメントの数々をインスタグラムで拝見し、どんなパッケージが良いか想像を膨らませてデザインしました。」
こちらが大辻さんの投稿です。
湧き出るマグマのような、大きなエネルギーを秘めたボルドーやオレンジ。
竜宮城にやってきたかのような、力強く華やかなブルーの世界。
真夏にぴったりの素敵なデザインです。
Q.大辻さんのお仕事や暮らしのこと、好きなことを教えてください
「広告代理店に勤めながら、ライフワークとして、出身地の横浜を拠点にアーティストとして活動しています。
最近は版画作品の制作や、アーティフィシャルフラワーを作ったフラワーアレンジメントもはじめました。
趣味はオフロードバイクで旅をすることと空手です!」
お仕事に、アーティスト活動に、身体を動かす趣味に、すごく精力的な方だな、と驚きました。
こちらは、大辻さんの作品のひとつ。
2027年の横浜における国際園芸博覧会の開催に向け、「みんなで咲かせる手形アート」のアートディレクションを行なった時の作品だそう。
小学校を訪問して児童560人と一緒に制作したと伺い、すごくわくわくしました。
ぺたぺたぺた。
みんなで作り上げた作品。
子どもたちとの共同制作を通じて、アートは人を繋ぐことができるコミュニケーションツールなのだと、改めて認識なさったそうです。
クリエイティブを通して、地域や人、社会のつながりを生み出したいという想いをお持ちの大辻さん。
土と風の植物園の想いとも重なる部分がありそうだな、と感じています。
そんな大辻さんが、土と風の植物園のために考えてくださったデザインを次の章で詳しく紹介します。
お届けボックスのデザインをご紹介
Q. デザインのイメージを教えてください
「私は植物や生き物、自然が大好きなのですが、生命の力強さを表現したデザインにしたいと思いました。
コンセプトは【Mother Earth】です。
生命の源である水からインスピレーションを得て、生命の躍動感をグラフィックで表現しました。」
表側は太陽や海、大地がぎゅぎゅっと凝縮されたような力強いデザインですね。
裏側は、生命の源である水がとめどなく溢れ出てくるようなデザイン。
無数の泡に包み込まれる、不思議ながらも心がほっと落ち着くような世界が表現されています。
広い大地と、深い海が織りなす、地球という大きなひとつの世界。
こんなに大きな地球も、太陽系の中にあるちっぽけな惑星のひとつで、その太陽系も銀河系の中では塵くらいのちっぽけな存在で、それを全部飲み込んでしまうほどの巨大なブラックホールが存在しているとか、しないとか…と、たまに考えるのですが。
生命が溢れる地球で、自然の恵みを感じながら生きていること。
好きな人たちと一緒に同じ時代を生きていること。
生命の源の水と、母なる大地が織りなす地球という世界は、私たちの想像を遥かに超える奇跡的な偶然の上に成り立っているんだな、と感じさせてくれるパッケージデザインです。
改めまして、この度はご応募いただきありがとうございました。
副賞としてお届けしたスワッグ
デザインが採用された方には、副賞として、季節のドライフラワー定期便1年分と、デザインからイメージしたオリジナルスワッグをお送りさせていただいています。
大辻さんにはこちらをお送りしました。
エネルギッシュで、躍動感あふれるパッケージなので、カラフルに、鮮やかに。
土と風の植物園のフローリストが、気持ちが明るくなるような色味のドライフラワーをたっぷりと使ってお作りしました。
大地や太陽、そこに息づく動植物を、燃えるような赤やオレンジ、黄や緑で表現してくださった大辻さん。
パッケージをじっくりと眺めて、深紅のケイトウ、ピンクのペッパーベリー、濃い黄の向日葵などで再現してみました。
大地の力強さは、ワイルドフラワーのプロテアや、さまざまなグリーンで表現。
カラフルな色味が多い分、全体が散らからないように、ぼやけないように。
色味の近いものでグラデーションになるようにするなどして、バランス良く仕上げました。
やさしい色味の紫陽花やルリ玉アザミなどをところどころに効かせて、生命の源である水を表現。
深く落ち着いた色味のリボンでまとめました。
今回の定期便には、パッケージを彷彿とさせるような、少しボルドーがかったお花や、それにマッチするネイビーのお花などをお入れしています。
お手元に届いたら、パッケージと合わせて楽しんでいただけたらうれしいです。
大辻さん、この度は素敵なデザインを、本当にありがとうございました。
季節のドライフラワー定期便
#アイデアの綿毛 vol.8作者
大辻 紗羅さん
Instagram はこちら
LABO SARAH について知りたい方はこちら
今年1月から始めた#アイデアの綿毛。
季節も冬から春、春から夏へと移り変わってまいりました。
まだまだ暑いとは言え、暦の上ではもう秋。
どんなデザインが秋らしいだろう?
このデザインは冬にぴったりだね、といった会話をしながら選ばせていただいております。
次のパッケージはぐっと秋らしいデザインかも?
皆さまが送ってくださるデザインは本当にどれも素敵なものばかりで、、本当に、毎回悩みに悩んで選ばせていただいております。
次回のボックスデザインも是非楽しみにお待ちください。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。