こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の高石です。
毎月1200円で季節のドライフラワーをご自宅のポストへお届けする、季節のドライフラワー定期便。
サービスを始めて、およそ2年。たくさんの方にご好評をいただいています。
2022年1月には、お客さまやインスタグラムのフォロワーさまのデザインをお届けボックスにあしらい、お花をお届けする「#アイデアの綿毛」という企画を始めました。
本日はその第13回目にお選びさせていただいたデザインと、その作者の方を紹介します。
春のきざしを感じられるような、とっても素敵なデザインですよ。
#アイデアの綿毛とは?
土と風の植物園のインスタグラムのフォロワーさまは、10万人目前。
多くの方に知っていただけるようになった今、わたしたちに出来ることとは?と考え、始めた取り組みです。
お喜びいただけるドライフラワーを届けること、それはもちろんなのですが、もうひとつ。
タンポポの綿毛が風に乗って、広い世界へ飛び出し、根を張る。
そのときの風みたいに、誰かの未来につながることができたら。
そんな想いから、季節のドライフラワー定期便のお届けボックスのデザインを募集、選定させていただいています。
これまでにお寄せいただいたデザインは、140点以上。
スタッフの心を特に揺さぶった方々の素敵なデザインをお届けボックスにあしらい、お客様にお届けしてきました。
今回は、13回目のボックスに選ばせていただいたデザインをご紹介します。
作者のenn.さんにもお話を伺いました。
第13回作者 enn.さん
お届けボックスのデザインに採用された、作者のenn.さん。
ご自身が大切にしているさまざまな「en(縁)」に、ご自身のイニシャル「n」を重ねているとのこと。
こちらが、enn.さんがお送りくださったお届けボックスのデザイン画です。
実はちょっと意外なものを使って描いていらっしゃるんですよ。
いろいろとお話を伺っていきますね。
Q.enn.さんのお仕事や暮らしのこと、好きなことを教えてください
enn.さん
「普段はニ児の母をしながら友人のお店のお手伝いをしています。お客さまにお送りするはがきのイラストや、周年時のグッズ制作などもしています。また、ご縁に恵まれてイラストのお仕事を時々いただきます。 」
enn.さん
「自分が好きなように描くのとは違うので難しい部分はありますが、喜んでいただけると私もすごく嬉しいのでやりがいがあります。好きなことは旅です。知らない土地に行っておいしいものを食べたり新しい発見をするのが大好きです。」
enn.さんの作品は、線のタッチが独特。
「絵を学んでいた学生時代から20年以上経ちますが、自分の描き方も少しずつ変化しています。今はスタンピングという型押しの技法(幼い頃は野菜などでよくやりましたよね)を使って描くのが楽しくてペタペタしています。」
使う道具のほとんどは、クリップだったりペンの蓋だったり、どこにでもある物ばかり。
enn.さん
「ペンの蓋ひとつとってもメーカーによって微妙にサイズが違うので、思ったものとピッタリのものが見つかると、パズルのピースがはまったような感覚で嬉しいです。」
スタンピングの技が活きるのは、イラストだけではありません。
陶土にぺたぺたと模様をつけて、ブローチや髪留めなどを制作されています。
今回お送りいただいたデザインも、身近なものを楽しく生まれ変わらせるenn.さんのアイデアから生まれたもの。
応募のきっかけについてもお聞きしました。
Q. #アイデアの綿毛への応募のきっかけや、理由を教えてください
enn.さん
「夫や子供たちがそれぞれの場所で頑張る姿をみて、私自身も目標をもってなにかを成し遂げたいという気持ちが強くなっていました。そんな時に今回の企画を見つけました。かわいいドライフラワーたちが自分のデザインしたパッケージに包まれてお客さまの手に渡るところを想像したらワクワクが止まりませんでした。迷わず応募を決めました。」
次の章では、enn.さんのパッケージデザインについて詳しくお伝えしますね。
お届けボックスのデザインをご紹介
Q. デザインのイメージを教えてください
enn.さん
「草花のもつ色や形、香りなどに魅力を感じ、たびたび絵のモチーフにします。数えきれないほどたくさんの種類があるのに全部ちがう。まさに十人十色ならぬ十花十色だなぁと。人間もお花も一人一人ひとつひとつが『すてき』をもっていて、そんなところをお互いに認め、受け入れあえる世の中になればいいなと思います。」
enn.さん
「植物を五感で感じることは心の栄養になると思っています。ドライフラワーが元気な心の方に届いたときにはより楽しい気持ちに、お疲れ気味な心の方に届いたときには少しでも気持ちが穏やかになるように、そんなお手伝いができれば嬉しいです。」
enn.さんの手によって生み出された、唯一無二のお花たち。
「十花十色」という言葉が、enn.さんのお気持ちが、わたしたちの想いにもとても通じるものがあるな、と感じました。
淡くやさしいパッケージの色味に合わせてお入れしたのは、淡くやわらかい色合いのドライフラワーたち。
enn.さんのパッケージにお入れして飾っても、素敵なインテリアになりそうです。
お手元に届いたら、ぜひパッケージと合わせて楽しんでくださいね。
副賞としてお届けしたスワッグ
デザインが採用された方には、副賞として、季節のドライフラワー定期便1年分と、デザインからイメージしたオリジナルスワッグをお送りさせていただいています。
enn.さんにはこちらをお送りしました。
パッケージのふんわり優しいイメージを出せるように、やさしい印象のお花をたくさんお選びしました。
特に目を引くのは、黄緑色の実が付いた枝ものでしょうか。
アオモジという植物で、控えめな色合いや枝ぶりが、早春の雰囲気にぴったりです。
パンパスグラスやフェザーグラスで、余白のホワイトを表現しています。
十花十色のお花は、ブルーの紫陽花やユニークなパームカップフラワー、グリーンのケイトウなどで表現しました。
眺めているだけでやさしい気持ちになれそうなスワッグ。
enn.さんにも気に入っていただけたようで嬉しいです!
寒い季節に心がほっとあたたまるような、心に栄養がしみわたるような素敵なデザインを届けてくださって、本当にありがとうございました!
季節のドライフラワー定期便
#アイデアの綿毛 vol.13作者
enn.さん
Instagramはこちら
2022年の1月から始めた#アイデアの綿毛。
実は、今回が最後のデザインとなります。
タンポポの綿毛が風に乗って、広い世界へ飛び出し、根を張る。
そのときの風みたいに、誰かの未来につながることができたら。
そんな想いで駆け抜けてきた時間でした。
デザインを寄せてくださった皆さまとのご縁は、私たちにとって大事な大事な宝物となりました。
今後はパッケージをリニューアルし、また新たな気持ちで季節のドライフラワー定期便をお届けしてまいります。
#アイデアの綿毛はこれで終わりますが、これからも皆さまと一緒に何かを作っていけるような企画をご用意していくつもりです。
今後とも季節のドライフラワー定期便を、そして土と風の植物園を、どうぞよろしくお願いいたします。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。