ドライフラワーづくりに欠かせないあのお花はどこの?意外と知らない産地の話
季節に合わせてメイクやファッションが変わるように、お花屋さんにあるお花も、季節に合わせて少しずつ変わっていきます。
けれど、花束やドライフラワーの素材にピッタリな紫陽花やバラ、ユーカリなどのお花や植物は、季節を問わず、いつでもお花屋さんにありますよね。
そこで今回は、意外と知られていない花束やドライフラワーづくりに欠かせないお花の産地についてご紹介します。
ふんわりと愛らしい姿がとても印象的な紫陽花は、ドライフラワーにしても、お花がボロボロと落ちにくく、花びらの色が少しずつアンティーク調の独特な色合いに変化していきます。
紫陽花をドライフラワーにする際は、ドイツ語で“Hortensie (ホルテンジエ)”と呼ばれている「西洋アジサイ」、もしくは、北アメリカ東部を原産とする「アナベル」を使うのがおすすめです。
とくに、西洋アジサイのなかでも、くすみがかったキレイなナチュラル系やアンティーク系の色合いに変化する紫陽花は、とってもキレイなドライフラワーに仕上がります。
ロマンティックな香りに、うっとりしてしまう女性も多いバラは、スワッグやリースなどのボタニカルインテリアづくりに欠かせない美しいお花です。
日本でも愛知県、静岡県、山形県を中心にバラの生産が盛んに行われており、なんと滋賀県守山市で誕生した「和ばら」は、日本を代表するブランドフラワーであり、欧米諸国で高い評価を得ています。
けれど、日本で生産されているバラは、品種によって異なりますが、多くが5月~6月にかけて開花シーズンを迎えるため、それ以外の季節でバラが必要になった際は、ケニア産もしくはインド産のバラがおすすめです。
清涼感のあるクリーンな香りが魅力的なユーカリは、ドライフラワーの産地として有名なオーストラリアを原産とする植物です。
ユーカリをシンプルに切り花として飾るのもステキですが、スワッグやリースなどのナチュラルな雰囲気のインテリア雑貨にすると、より長くユーカリの香りと変化を楽しむことができます。
ユーカリをドライフラワーにするのであれば、アレンジのしやすい「ポポラス」や、甘い柑橘系の香りが楽しめる「ハニーレモンユーカリ」、ハート形の愛らしい葉に心奪われる「ハートリーフユーカリ」、枝葉の美しい「テトラゴナ」などの品種を選ぶのがおすすめです。
紫陽花

バラ

ユーカリ
