土と風の植物園 店主・初の著書［ドライボタニカル フレッシュからドライへ移ろいの記録］出版のお知らせ

店主初の著書となる、書籍が6/22出版

思い通りにいかないからこそ愛しくて、思い通りにいかないからこそ新たな発見がある。
変化を恐れずポジティブに捉える思考回路を、ドライボタニカルから学んでいるように感じます。

そんなわたし自身を成長させてくれる「ドライボタニカルへの変化」についての本を、この度執筆いたしました。

この一冊に込めた想い

この本では植物それぞれの特徴に加え、日々植物に接する中でよりリアルに見えてくる、個々の違いや乾燥による変化と魅力、その事実による気づきまでを紡ぎだすように言葉にしました。

あとがきにも記していますが、友人の隠れた特技やギャップが垣間見えて更に身近に感じるように、植物の意外な一面やクスっと愛らしい表情に気づいていただき、皆さまの心をすこしでもあたためることが出来たらうれしいです。

実物を手にして 

完成したこの本を手にしてまず感じたのは、出来たての本ならでは心地よいにおいと、自身が執筆したからこその重み。
そしてページをめくるごとに、ドライボタニカル一つ一つの色と質感がものすごく美しく表現されていることに感動を覚えました。

執筆中のやり取りで見るデータとは違う、紙面となって表れる繊細な表現に、多くの方のご尽力があってこそ完成した一冊だと改めて感じました。
本書の完成まで力を尽くしてくださった皆さま、改めまして誠に、誠にありがとうございました。

本書の見どころ

フレッシュからドライへ美しき変化

植物のフレッシュな状態からドライへの変化を写真とともに、図鑑形式で１４０種を紹介しています。

今まで出会ったドライボタニカルの中でその変化が素敵なものや、ドライボタニカルとしてスタンダードなもの、シルエットや質感が独創的なものを中心にお選びします。
執筆・撮影期間一年と半年をかけて作った渾身のページたちです。

表紙は好きな植物、プロテアキング

表紙をプロテア キングにしたのは、いくつか理由があって。

一つ目は、わたしが好きな植物であること。
二つ目は、花に限らず、枝や葉の魅力が伝わる、タイトルともなっている「ドライボタニカル」を表現した植物であること。
三つ目は、フレッシュとドライへの変化がユニークであり、並んだときお互いに引き立てていること。

そんな制作の裏話を他にもおいおいお伝えさせていただけたらな、と思っています。
書籍に関して質問がある方は、是非お気軽にご質問をお送りください＾＾

春、夏、秋、冬、通年の扉絵

季節ごとでドライボタニカルをご紹介しているのですが、見どころのひとつは扉絵。
その季節ならではの色合いと質感をお楽しみください。

季節ごとのアレンジメント

季節の植物で作るアレンジメントの紹介は、作り方が動画でわかるコード付き。

ドライボタニカルQ&A

ドライボタニカルの基本と取り扱いをQ&A形式で丁寧に解説しています。

終わりに

オンラインというある種仮想のお店を構えているので、日々データを介してお客さまへご提案をすることが大半のわたしたちですが、このリアルに存在する一冊が手元に届いた感動はデータだけでは伝えきれない、手に感じる質量や手触りのあるものの価値を改めて気づかさせてくれた経験でした。

わたしたちがお届けするドライボタニカルも、その感動をお届けできる可能性のある存在であること。
それをわたしたち自身も再認識して、お喜びいただけるお品物を皆さまへお届けできるよう努めてまいります。
人生でたからもののようなこの機会と気づきに感謝して、引き続き土と風の植物園をどうぞよろしくお願いいたします。