オレンジデーとは4月14日にあたる記念日で、バレンタインデー・ホワイトデーを経て結ばれた2人がお互いの愛をさらに深め合う日です。
一般的にバレンタインデーでは女性から男性へ、ホワイトデーでは男性から女性へ贈り物をしますが、オレンジデーではお互いにプレゼントを贈りあう点に特徴があります。
オレンジデーは愛媛県内のみかん生産農家が1994年に発案したもので、2009年にはJA全農えひめによって日本記念日協会に登録されました。
4月14日になった理由は2月14日のバレンタインデーに愛の告白をし、3月14日のホワイトデーに愛に答え、一カ月後である4月14日に愛を深め合ってほしい願いからです。
またオレンジになった理由は、花が4月〜6月に咲くことや花言葉が「花嫁の喜び」であること、欧米では豊穣と愛のシンボルとされていることなどが挙げられます。
韓国では、4月14日は『ブラックデー』と呼ばれています。
ブラックデーは、バレンタインデー・ホワイトデーを経ても恋人ができなかった人のための記念日です。
1990年代に突然ブームになり、恋人がいない仲間で集まって黒い服を着たりチャジャンミョン(韓国の黒いジャージャー麺)を食べたりするイベントになっているそうです。
また別の日にオレンジデーも存在しており、韓国のオレンジデーは、11月14日です。
オレンジデーには、恋人同士でオレンジジュースを飲むのが定番となっています。
さらに、同日が『ムービーデー』と映画に関する記念日であることから、11月14日はオレンジジュースを飲みながらカップルで映画を楽しむ日として定着しているそうです。
代表的な過ごし方としては、以下のようなものが挙げられます。
ここでは、オレンジデーの過ごし方について詳しく説明していきます。
オレンジデーには、オレンジ色のものを身に付けて過ごしましょう。
オレンジ色であれば、洋服やシューズ、帽子、バッグなど何でもOKです。
恋人同士でお揃いのオレンジ色を身に付けてデートすれば、お互いの絆をさらに深められますよ。
オレンジデーにはオレンジやみかん、マーマレードなど柑橘系の食べ物を食べるのも楽しみ方のひとつです。
果物をそのまま食べるのも良いですが、魚料理や肉料理などの仕上げにオレンジソースを使うのもおすすめです。
また、お酒が好きなカップルなら食事と一緒にオレンジの果実酒やオレンジワインを楽しむのも良いでしょう。
オレンジワインはオレンジ色をしたワインですが、オレンジは使われておらず白ブドウを皮ごと漬け込んで発酵させて作るワインです。
赤ワインと白ワイン、ロゼワインに続く「第4のワイン」として注目を集めているため、オレンジデーにちょっと珍しいお酒を楽しみたいカップルにおすすめします。
オレンジデーにおすすめの贈り物としては、以下のようなものがあります。
男性から女性へ |
|
---|---|
女性から男性へ |
|
プレゼントは全体がオレンジ色でなくても挿し色やワンポイントにオレンジが使われていれば大丈夫です。
相手がオレンジ色が好みでない場合は、オレンジを使ったお菓子やジュースがおすすめです。
お互いの好みやライフスタイルに合わせてぴったりのプレゼントを選んでみてください。
男性から女性へ贈るオレンジデーのプレゼントとして、おすすめしたいのはオレンジ色のお花を使ったフラワーギフトです。
フラワーギフトの例としては、以下のようなものが挙げられます。
なかでも特におすすめしたいのは、フラワーブーケとドライフラワーです。
ここでは、オレンジデーにフラワーブーケとドライフラワーがおすすめな理由について詳しく解説します。
オレンジデーにぴったりなのは、オレンジ色の花を使ったフラワーブーケです。
これは、オレンジの花言葉が「花嫁の喜び」であることにちなんだもの。
ブーケと花束は似ていますが、ブーケは花束よりもお花の茎が短くカットされ、全体的にコロンと丸く整えられているものを指します。
ビタミンカラーであるオレンジ色のブーケは、明るく元気の出る印象で素敵な日をより色鮮やかに彩ってくれるでしょう。
最近人気を集めているのが、ドライフラワーを使ったフラワーギフトです。
ドライフラワーは生花を乾燥させたもので、水やりなどの手間がかからず長期間楽しめます。
吊るして飾るスワッグやフラワーリースなどにアレンジすれば壁に掛けるだけで素敵なお部屋のインテリアに。
お花をプレゼントしたいけれどすぐ枯れて捨てられてしまうのに抵抗がある人におすすめです。
また、飾り続ける中で乾燥が進み風合いが変化していくのもドライフラワーならではの魅力。
恋人同士の絆を深める日であるオレンジデーには、ドライフラワーをプレゼントしてパートナーと一緒に変化の過程を楽しんではいかがでしょうか。
こちらのドライフラワーのスワッグは、土と風の植物園のフローリストが、季節の花を織り交ぜながら、さまざまなご希望に沿いながらオーダーメイドでお作りするもの。
オレンジ色のドライフラワーを多めに使って作ることもできますよ。
アンティークな雰囲気と、一点物という特別感が魅力です。
ここからは、オレンジデーのプレゼントにおすすめのお花の種類を紹介していきます。
それぞれの花言葉やおすすめのアレンジなども紹介していくので、ぜひプレゼント選びの参考にしてください。
プレゼントの定番であるバラはオレンジデーでも人気のお花で、バラ全般の花言葉は、「愛情」「美」です。
オレンジ色のバラの花言葉は「絆」「幸多かれ」「信頼」「熱望」「健やか」で、愛を深め合うオレンジデーのテーマにもぴったりです。
バラは花束やフラワーアレンジメント、ブーケなど、どのようなアレンジにもおすすめ。
ただしオレンジ色と組み合わせて相性の良い黄色のバラは、花言葉に「愛情の薄らぎ」「嫉妬」といったオレンジデーにはあまり相応しくないものもあるため注意しましょう。
バラ全般 | 「愛情」「美」 |
---|---|
オレンジのバラ | 「絆」「幸多かれ」「信頼」「熱望」「健やか」 |
黄色のバラ | 「愛情の薄らぎ」「嫉妬」 |
まっすぐ長い茎に太陽のような形の花を咲かせるガーベラもフラワーギフトの定番です。
色数も豊富なガーベラには色別の花言葉があり、なかでもオレンジ色には「神秘」「冒険心」という花言葉があります。
ガーベラ全般の花言葉が「神秘」「前進」などであることからも、オレンジ色はガーベラを象徴するカラーといえるでしょう。
ガーベラは花束やアレンジメントもおすすめですが、一輪だけプレゼントするのも印象的でオシャレな贈り物になります。
ガーベラ全般 | 「神秘」「崇高美」「希望」「前進」 |
---|---|
オレンジのガーベラ | 「神秘」「冒険心」 |
黄色のガーベラ | 「究極美」「究極愛」「親しみやすさ」 |
春のお花といえばフリルのような花びらが可愛い、カーネーションを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
母の日の印象が強いかもしれませんが、母の日以外でも春に贈るフラワーギフトとしてカーネーションは人気が高く、オレンジデーにもぴったりです。
カーネーション全般の花言葉は、「無垢で深い愛」。
オレンジ色のカーネーションの花言葉は、「熱烈な愛」「純粋な愛」と恋人へのプレゼント向きの言葉になっています。
一方で黄色のカーネーションには「軽蔑」「愛情の揺らぎ」といったネガティブな花言葉があるため注意が必要です。
また、カーネーションは花束やブーケのほかにドライフラワーにも向いています。
生花で贈られたカーネーションも吊るしておくだけのハンギング法を使って簡単にドライフラワーにできますよ。
カーネーション全般 | 「無垢で深い愛」 |
---|---|
オレンジのカーネーション | 「熱烈な愛」「純粋な愛」 |
黄色のカーネーション | 「友情」「軽蔑」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」 |
黄色くて小さな花をたくさん咲かせるミモザは、春に人気のお花。
イタリアでは3月8日が『ミモザの日』で、男性が日頃の感謝を込めて女性にミモザをプレゼントする風習もあるそうです。
ミモザは乾燥しやすいお花なのでドライフラワー向きのお花でもあります。
ドライフラワーにしても色の変化が少ないため、綺麗な黄色を長く楽しめるのも魅力です。
さまざまなお花と組み合わせて花束やアレンジメントを作る際に使うミモザの黄色は、オレンジ色のお花と相性抜群です。
オレンジ色のドライフラワーのほか、暖色系のお花をあしらうと、気持ちも明るくなるような春らしいブーケに。
贈り物にぴったりです。
「感謝」「友情」「密かな愛」「エレガンス」 |
ここまで、オレンジデーの由来や楽しみ方、オレンジデーにおすすめのプレゼントなど詳しく解説してきました。
オレンジデーについてまとめると以下の通りです。
今までオレンジデーを知らなかった人も本記事を参考に大切な人とオレンジデーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
土と風の植物園では、オレンジデーの贈り物にぴったりな、ドライフラワーのブーケやスワッグなどをご用意しています。
ぜひお店も覗いてみてくださいね。
成人式や結婚式など、人生の節目となる特別な日には、振袖やウェディングドレスだけでなく、ヘアセットにもこだわりたいですよね。
特別な日のヘアセットにおすすめのアイテムが、ドライフラワーを使った髪飾りです。
ドライフラワーを使った髪飾りがおすすめな理由を3つご紹介します。
ドライフラワーだけが持つナチュラルなくすみカラーは、大きな魅力です。
生花を乾燥させて作るドライフラワーは落ち着いた色調で、華やかさと上品さを兼ね備えています。
ドライフラワーの髪飾りは、袴や振袖などの和装・ドレスなどの洋装、どちらのスタイルに合わせても素敵にまとまります。
あの独特なくすみカラーが好きな人には、ドライフラワーを使った髪飾りがおすすめです。
ドライフラワーを使った髪飾りは、特別感あふれる一点ものであることも大きなメリットです。
生花を乾燥させるドライフラワーは一般的な造花と違い、お花一つ一つがすべて一点もので他に同じものはありません。
成人式などで全く同じ髪飾りを使っている人に遭遇して気を落とす心配も不要です。
また、ドライフラワーであれば生花のようにその日限りで捨てる必要がなく、自分だけの特別な髪飾りを部屋に飾ってしばらく楽しめるのも嬉しいポイント。
特別な日のヘアセットに一味違う髪飾りを使いたい人は、ドライフラワーを取り入れてはいかがでしょうか。
ドライフラワーを使った髪飾りは、ハンドメイド品をインターネットなどで購入する方法が一般的ですが、自作するのもおすすめです。
特別な日だからこそ、手作りの髪飾りを身に付けるとより思い出深い記念日になるでしょう。
髪飾りの材料もネット通販などで揃えられるため、普段はアクセサリー作りをしていない人でも安心です。
ただしドライフラワーは繊細なため、初心者には扱いが難しい面もあります。
花びらが落ちにくいものや茎が丈夫なものを選ぶと、比較的作りやすくなります。
繊細で可憐なドライフラワーの髪飾りは、女性のハレの日にぴったりのアイテム。
ドライフラワーの髪飾りを特におすすめしたいシーンとして、以下が挙げられます。
それぞれのシーンでおすすめのドライフラワーやその理由などを詳しくご紹介します。
成人式における定番の衣装といえば、振袖ですね。
振袖とオシャレなドライフラワーの髪飾りの組み合わせは、SNSなどでも多く見かけるようになりました。
成人式で使うドライフラワーの髪飾りは、振袖のカラーを意識して選ぶのがおすすめです。
振袖に使われている印象的な色を髪飾りに使うと、全体のバランスが良くなります。
白やベージュなどのくすみカラーが基本のドライフラワーは、どんなカラーの振袖にも合わせやすいのが嬉しいポイントです。
成人式の髪飾りにおすすめのドライフラワーの一つが、ダリア。
華やかで大きな花は髪飾りのメインに使うのがおすすめ。
色や形、大きさなどの種類が豊富なので好みのものを見つけやすいです。
もうひとつは、サンキライのドライフラワー。
小さくて可愛い赤い実を一房あしらうと、髪飾りのアクセントになってくれます。
中国などで縁起が良い植物とされており、お祝い事にもぴったりです。
衣装や自分のイメージに合ったお花を選ぶと良いでしょう。
おしゃれな花嫁の中で昨今人気を集めているのが、ドライフラワーを髪飾りに使ったスタイリング。
海外でドライフラワーは「永遠」という花言葉があることから、結婚式の定番アイテムとなっています。
日本でも年々ドライフラワーの人気が高まっており、髪飾りの他ブーケに取り入れる方も増えています。
ただし結婚式のマナーとして、結婚式にお呼ばれしたゲストの場合は、モチーフの花が大きく目立つものは控えましょう。
結婚式の髪飾りは、さまざまな花を組み合わせて華やかに作るのが一般的。
ウェディングドレスに合わせる場合は、ブーケと髪飾りで使う花をリンクさせるのもおすすめです。
バラのドライフラワーは、「愛情」「幸福」といった花言葉があり、結婚式のイメージにもぴったり。
カラーバリエーションが豊富なため、ドレスの色に合わせられます。
色によって違う花言葉に注目して選ぶのもおすすめです。
髪飾りにグリーンを使いたい場合は、ユーカリのドライフラワーがおすすめ。
乾燥させると淡く優しい緑になるため、ナチュラルで大人っぽい雰囲気を演出できます。
種類や形がとても豊富なので、いくつかの種類を組み合わせるのもおすすめです。
七五三で使う髪飾りにドライフラワーを取り入れるのも、最近のトレンドです。
他と差がつく大人っぽいドライフラワーの髪飾りは、女の子に喜ばれる人気アイテム。
神社での七五三のお参りはもちろん、スタジオでの記念写真にもドライフラワーを使った髪飾りはおすすめです。
お子様の髪飾りと同じドライフラワーを使って、お母様のコサージュを作るのも特別な日の記念になります。
七五三の髪飾りに人気のドライフラワーを二つ紹介します。
クラスペディアは、黄色いまんまるとしたボールのような花が印象的。
可愛らしい見た目は、他の花と組み合わせても存在感があリます。
髪飾りに、あしらえば元気いっぱいの印象に。
ドライにしても比較的変色が少ないため、黄色をアクセントに使いたい場合におすすめ。
イチゴのようなフォルムが可愛い、千日紅(せんにちこう)のドライフラワー。
ドライフラワーにしても鮮やかな色が残りやすいのが特徴です。
色も赤や白、ピンク、オレンジなどさまざま。
お子様の好きな色を選んで取り入れれば、写真撮影もより楽しくなるでしょう。
ドライフラワーを使った髪飾りを入手する方法は主に2つあります。
それぞれ詳しく解説します。
ドライフラワーを使った髪飾りは、専門店やインターネットで購入できます。
特に最近は、ハンドメイド品専門やドライフラワーアイテムに特化したネットショップがあるため、選択肢も豊富です。
完成済みの髪飾りを購入できるだけでなく、自分の要望を伝えてオリジナルを作ってもらえるショップもあります。
まずはインターネットで自分好みの髪飾りを作る作家さんを探してみましょう。
インターネットで購入するデメリットの一つとして、届くまで実物をみることができない点があります。
届いた商品がイメージと違わないよう疑問点はしっかり質問し、参考写真やサイズなどを予め確認してから購入しましょう。
もう一つのデメリットとして、要望を伝えてオーダーで作ってもらう場合は購入から到着まで時間がかかる点が挙げられます。
髪飾りが必要な日に間に合うよう、余裕をもってオーダーしましょう。
土と風の植物園では、お客様のご希望やイメージに合わせてフローリストがお作りするドライフラワーの髪飾りをご用意しています。
ご希望の雰囲気や予定しているヘアアレンジ、使用するシーンやお召し物の色などお聞かせいただき、出来る限りご希望にマッチした雰囲気に仕上げてお届けします。
一部、完成例をお見せしますね。
ドライフラワーヘアアクセサリー│フローリストおまかせ(ボックス付)の商品ページはこちら
簡単なものであれば、ドライフラワーを使った髪飾りは自分で作ることもできます。
希望通りの髪飾りを自由に作れるのは、自作する大きなメリットです。
また、自作費用は1,000〜2,000円程度と安いのも嬉しいポイント。
デメリットとして、全てを自分で用意する必要があるため手間や時間がかかる点が挙げられます。
ドライフラワーを使って髪飾りを作る場合は、Uピンの髪飾りを作るのがおすすめ。
初心者でも作りやすいだけでなく、花を付けたい場所にUピンを挿すだけなのでヘアセットも簡単です。
ただし希望するヘアスタイルによっては、ここで紹介する方法で作った髪飾りはプロのスタイリングに適さない可能性がある点にご注意ください。
作成に必要な道具・手順は以下の通りです。
手順1 | 髪飾りに使いたいドライフラワーを、茎を2センチ程度残してカット |
---|---|
手順2 | Uピンを90度ほど開く |
手順3 | Uピンにドライフラワーをあて、フローラテープで巻きつける。 開いたUピンを元に戻せば完成。 |
フローラルテープやUピンは100均などでも手軽に購入可能で、ドライフラワーはお花屋さんやインターネットで購入できます。
ドライフラワーを使った髪飾りは造花を使っているものと違い、いくつかの注意点があります。
上記5点をそれぞれ詳しく解説します。
ドライフラワーはお花屋さんやインターネットなどで入手できますが、生花から自作する場合はそのお花に合った乾燥方法を選ぶことが大切です。
生花をドライフラワーにする代表的な方法は、以下の3つが挙げられます。
ハンギング法 | お花を束ね、壁などに逆さに吊るして自然乾燥させる。 水分量が少ないお花にお勧め。 水分量の多いお花は乾燥に時間がかかるため、色味などが綺麗に仕上がらない。 |
---|---|
ドライインウォーター法 | 少量の水を入れた花瓶にお花を挿し、少しずつ水を蒸発させながら乾燥させる。 ふんわり感のあるお花向き。 |
シリカゲル法 | ドライフラワー用のシリカゲル(乾燥剤)を入れた容器の中にお花を埋めて乾燥させる。 |
綺麗な状態のドライフラワーで髪飾りを作るためにも、お花それぞれに適した乾燥方法を選びましょう。
ドライフラワーは、直射日光や湿気に弱いアイテムです。
通常であればドライフラワーは半年から1年ほど楽しめますが、直射日光が当たってしまう環境はドライフラワーの劣化を早めます。
また、乾燥させて作るドライフラワーにとっては湿気も大敵で、カビなどが発生するとせっかくの髪飾りが台無しです。
ドライフラワーの保管場所は、直射日光が当たらず風通しの良い乾燥した環境がおすすめです。
生花をカラカラに乾燥させて作るドライフラワーは、大変デリケートです。
お花や植物にもよりますが、ドライフラワーにすると花びらや実がポロポロと落ちやすい種類もあります。
強い力を加えたり落としたりすると、造花で作られた髪飾りより破損する可能性も高いです。
使用する本番まで綺麗な状態を維持できるよう、丁寧に扱いましょう。
ドライフラワーに限ったことではありませんが、自分で探したり作ったりした髪飾りを成人式や結婚式で使用したい場合、美容室や式場のヘアセット担当者に必ず確認をとりましょう。
持ち込みに対応していないケースや持ち込み料が必要なケースがあります。
ドライフラワーは繊細で扱いに特に注意が必要なため、生花や造花ではないことも伝えなければなりません。
本番当日にイメージ通りにヘアセットしてもらうためにも、ドライフラワーの髪飾りを使いたい旨を事前に相談しておくと安心です。
生花からドライフラワーを作るには、1週間から長くて1カ月程度の時間が必要です。
ドライフラワーの髪飾りが欲しいと思っても、ギリギリになってからでは自作も購入も間に合わない可能性があります。
ドライフラワーはきちんと保管しておけば2〜3ヶ月程度は品質を保てるアイテムなので、髪飾りに使いたい場合は、早めの準備を心掛けましょう。
ドライフラワーを使った髪飾りの魅力、使用シーンやおすすめのドライフラワー、扱い方のポイントなどを紹介しました。
上品で可憐なドライフラワーを使った髪飾りは、特別な日の衣装をより引き立ててくれるキーアイテムです。
成人式や結婚式の髪飾りを探している人は、是非この記事を参考にしてみてください。
こちらの記事では、普段使いに馴染む、コサージュや髪飾りの付け方のアイデアも紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
コサージュの付け方は?ハレの日も普通の日も心華やぐ使い方アイデア
一般的に退職祝いは、仕事でお世話になった方が転職や退職する際に、これまでの謝辞を込めて贈るプレゼントです。
定年退職する家族に対して、今までの感謝と労いの気持ちを込めて贈ることもあります。
退職祝いの定番といえば、花束などのお花のプレゼントです。
見た目のボリュームもあって華やかな花束は年齢や性別問わず喜ばれ、送別会などで手渡すシーンは場が盛り上がること間違いなしです。
また、集合写真に花束があるのとないのとでは、見栄えが違ってきます。
決まった予算内で別のプレゼントと一緒に贈る場合、金額調整が簡単なのも花束がおすすめのポイントです。
退職祝いで贈るお花の相場は、贈る相手の状況や関係性によって変わります。
以下に、部署の有志など複数人からお花を贈る想定の相場をまとめました。
定年退職する上司 | 10,000~20,000円 |
---|---|
転職する上司や先輩 | 5,000~10,000円 |
転職する同期や後輩 | 3,000~5,000円 |
個人で贈りたい場合は、上記の半額程度を相場と考えると良いでしょう。
また、両親など定年退職する家族へ贈るお花の相場は5,000〜30,000円と幅があり、価格をあまり気にしない場合が多いようです。
花束やアレンジメントなど、贈り物に相応しいお花のスタイルはいくつかの種類があります。
退職祝いにおすすめのお花のスタイルから、以下の3つをご紹介します。
いくつかの切り花をまとめてラッピングした花束は、退職祝いで贈るお花の定番スタイルです。
花束を選ぶメリットは、手渡しで贈っても持ち運びが簡単な点が挙げられます。
職場や送別会で受け取った相手が自宅まで持って帰ることを考えると、持ち運びやすさは大切なポイントです。
デメリットは、自宅で飾るためには花瓶などの花器が必要となる点です。
贈る相手があまりお花に興味のない人の場合は家に花器がなく、困らせてしまう可能性もあります。
ドライフラワーのブーケ(花束)なら、花瓶などを持っていなくても、棚の上などにそのまま置くだけで素敵なインテリアになってくれます。
水換えなどのお手入れの必要がないので、楽ちんです。
こちらのブーケ(花束)は、ボリュームたっぷりなので、見た目の豪華さにこだわりたい時に特におすすめ。
ミモザやラナンキュラスなど、春に出回るドライフラワーを主役にしたブーケなら、思わず笑顔がこぼれるはず。
>>>商品詳細を見る
贈る相手のイメージや、好きな色で選びたいという方にはこちらのブーケがおすすめ。
お花の種類の希望は特にないけれど、「あの人の色のイメージといえば!」という感覚でお選びいただけます。
ドライフラワーの内容はスタッフにおまかせください。
そのときどきでおすすめのものを使ってお作りします。
>>>商品詳細を見る
アレンジメントとは、花器の中に吸水スポンジ(オアシス)を置き、お花や葉っぱなどさまざまな植物を挿すように活けて飾り付けたもの。
受け取った相手が家に持ち帰ったまま置いて飾れるアレンジメントは、退職祝いのプレゼントとして花束の次に人気です。
花束と違って飾りなおす必要がないため、相手の家に花器があるかを考慮せず贈れる点が大きなメリットです。
デメリットとして、水分を含んだスポンジや花器を用いるアレンジメントは花束に比べ重量がある点が挙げられます。
荷物が多い最終出社日などに贈る場合は、持ち運びやすい手提げ袋と一緒に渡すといった工夫をすると良いでしょう。
スワッグとは、「植物の花や葉などを束ねて壁にかける飾り」のこと。
花束を逆さにしたような形のものが、スワッグのイメージとして広く定着しています。
花束と異なり、壁にかけやすいように背面がやや平たく作られているのが特徴です。
持ち運びやすく、家でそのまま壁に飾れるスワッグは退職祝いのプレゼントにおすすめです。
ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)で作るのが一般的で、水やりなどのお世話が不要なため生花より長く飾れるのもメリットの一つ。
特にドライフラワーを使用したスワッグは、落ちついたナチュラルな色合いでどんな部屋にもなじみやすく、男性へのプレゼントにもおすすめです。
こちらのスワッグは、フローリストが季節のドライフラワーを選んでお作りする特別なお品。
贈る相手やイメージ、使いたいお花や色など、おおよそのご希望の雰囲気をお聞かせいただけたら、なるべくご希望にマッチした雰囲気になるよう心を込めてお作りしますので、退職祝いにもぴったり。
受け取ったらすぐ家に飾れますし、お手入れも不要です。
>>>商品詳細を見る
注文の際は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
世界にひとつだけの贈りもの。実際にお届けしたフローリストおまかせスワッグをご紹介。
別れの席を華やかにしてくれるお花のプレゼントは、男性への退職祝いにおいても定番です。
喜んでもらうためのコツは、相手の好みを意識してお花を選ぶこと。
ドライフラワーを使ったスワッグは落ち着いたカラーで、男性人気の高いアイテムです。
退職祝いでタブーとなる色はないため、オレンジやグリーン、黄色などの優しい色合いを取り入れるのもおすすめ。
迷う場合は、予算と贈る相手のことをお花屋さんに伝えて選んでもらうと素敵に仕上がります。
水やりの手間や花器が不要なアレンジメントやスワッグを贈ると、普段お花を飾る習慣のない男性にも喜ばれやすいでしょう。
退職祝いにおすすめなドライフラワーのブーケ・スワッグはこちら
退職祝いに贈るお花の種類で迷う人も多いのではないでしょうか。
相手のイメージや好みに合わせることはもちろん、花言葉を意識して選ぶのもおすすめです。
退職祝いにふさわしい花言葉を持つお花を5つご紹介します。
人気の高いバラは、退職祝いに贈るお花としてもおすすめ。
バラ全般の花言葉は「情熱」「愛情」などですが、色ごとにもそれぞれ違う花言葉を持っています。
退職祝いにぴったりの花言葉を持つのは「ピンク」「オレンジ」「白」のバラです。
ピンク | 感謝 |
---|---|
オレンジ | 絆 |
白 | 心からの尊敬 |
どの色を選んでも品があるバラは、老若男女を問わず使いやすいお花です。
贈る相手のイメージに合う花言葉を持つカラーを選んでみてはいかがでしょうか。
元気で可愛らしい印象のガーベラは、カラーバリエーションが豊富なことでも知られています。
そんなガーベラ全体の花言葉は「希望」「常に前進」と前向きなものばかりで、退職祝いにぴったりです。
ガーベラも色別の花言葉が存在するため、代表的なカラーと花言葉を以下にまとめました。
赤 | 限りなき挑戦 |
---|---|
オレンジ | 冒険心、忍耐強さ |
白 | 希望 |
ピンク | 思いやり |
ガーベラを選ぶメリットは、1年中手に入れやすい点、他のお花と比べて安価な点です。
白く小さいお花をたくさん咲かせ、大輪のお花の引き立て役として使われることが多いかすみ草。
花束やアレンジメントに取り入れやすく、人気が高いかすみ草の花言葉は「感謝」「幸福」です。
退職祝いに贈るお花に最適ではないでしょうか。
特別感のある、大きな大きなカスミソウのブーケ。
このブーケの名前は、<Happy Ever After>。
「いつまでもお幸せに」という意味です。
おとぎ話の締めの文章で使われる「いつまでも幸せに暮らしましたとさ=「They lived happily ever after」というフレーズから、幸せを祈る言葉として定着したそうです。
新天地でも頑張ってほしい、そんな気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
春のお花であるスイートピーは、送別会の多い3月にちょうど手に入れやすいお花です。
スイートピー全体の花言葉は「門出」「優しい思い出」と、まさに退職祝い向き。
バラやガーベラのように1年中手に入るお花ではないため、時期が合う場合は是非スイートピーを使ってみてください。
トルコキキョウは、フリルのような美しい花びらが特徴的なお花です。
花言葉は「感謝」「希望」「清々しい美しさ」で、退職祝いはもちろん結婚式など、さまざまなお祝いによく使われます。
また、トルコキキョウはカラーバリエーションに青があるのも大きなポイント。
青いお花は種類が多くないため、もし青色を取り入れたい場合はトルコキキョウを使うのがおすすめです。
退職祝いのお花には、一緒にメッセージカードを添えるのがおすすめです。
しかし「どんな文面なら失礼がないか」「短くまとめるのが難しい」「無難にするにはどうすれば」と悩む人も多いでしょう。
退職祝いの花束などに添える短めのメッセージ例文を、贈る相手との関係別にご紹介します。
文面に悩んだ際は、参考にしてくださいね。
退職する方が先輩の場合、きちんとした文章で礼儀を忘れず、明るい未来を予感させるメッセージが好ましいです。
目上の人に向けると誤用になる「ご苦労様でした」といった表現は、うっかり使わないように気を付けましょう。
交流が浅い先輩 | ○○さん 転職おめでとうございます。 新天地でのますますのご活躍をお祈りしております。 |
---|---|
お世話になった先輩 | ○○先輩 新たなスタートおめでとうございます。 今まで本当にありがとうございました! |
尊敬していた先輩 | 尊敬する○○さんのもとで働けたことを心から光栄に思います。 私も○○さんのようになれるよう精進いたします。 |
相手が同期や後輩の場合は、あまり堅苦しくないメッセージが相応しいでしょう。
それほど親しくなかった相手の場合は、丁寧語でメッセージを書いておくのが無難です。
親交が深い同期 | 転職おめでとう。 これからもお互い頑張ろう! ○○年入社同期一同より |
---|---|
親しい同僚 | ○○先輩 ○年間お疲れ様! たまには飲みに行きましょうね。 |
交流が浅い後輩 | 今までお疲れさまでした。 新しい場所でも○○らしく頑張ってください。 応援しています。 |
定年退職する年齢の人に向けたメッセージには、丁寧な言葉選びが大切です。
一般的な敬語の、さらに一つ上の丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。
先述の通り、目上の人に「ご苦労様でした」は失礼にあたるため、「お疲れさまでした」「ご定年おめでとうございます」といった言葉に置き換えましょう。
親しい上司 | ○○課長 ご定年おめでとうございます。 課長がいなくなってしまうなんて本当に寂しくなります。 これからも健康に気を付けて、元気でいてください。 |
---|---|
交流が浅い上司 | ○○部長 ○○年間、本当にお疲れさまでした。 これからのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。 |
交流が浅い上司 | ○○さん 定年退職おめでとうございます。 ご退職後も、幸多き人生を歩まれることをお祈りいたします。 |
親に宛てたメッセージは、形式を気にせず自由に書いてOK!
家族のために定年まで勤めあげた親に対しては、これまでの感謝を込めた素敵なメッセージを添えたいですね。
普段通りのくだけた口調も良いですが、あえて丁寧語で書くのもグッとくるかもしれません。
メッセージ例文 |
「祝 退職! 長い間本当にお疲れさまでした。 これから第2の人生楽しんでね」 「家族のために何十年も働いてくれたこと、娘として誇りに思っています。 お母さんと2人でのんびり長生きしてください。」 「定年退職おめでとうございます。 お父さんの働く姿を尊敬していました。 お父さんの息子で本当に良かったです。 これからはいままでの恩返しをさせてください。」 |
退職祝いにお花を贈る時に気を付けたい注意点を説明します。
退職祝いでお花を贈る場合、家に持ち帰ることまで考えた選び方が大切になってきます。
お花の贈り物は、花束・アレンジメント・スワッグなど、その大きさや重さもさまざま。
見た目を豪華にしたいからといって大きすぎるものや重すぎるものを贈ると、退職者にかえって負担をかけてしまいます。
大きい花束やアレンジメントなどは特に、持ち帰るための袋まで準備して一緒に手渡すのがマナーです。
持ち帰り用の袋は、お花を買う時にお願いしてお花屋さんにちょうど良いサイズを用意してもらうのがおすすめです。
退職祝いのお花は、渡すタイミングも悩みどころですよね。
おすすめのタイミング・方法をそれぞれ詳しく解説します。
退職者が朝礼や終礼で挨拶をする場合は、そのタイミングで退職祝いのお花を手渡すのがおすすめ。
朝礼で手渡す場合、贈ってから持ち帰るまでの時間の長さが心配なポイントです。
アレンジメントやドライフラワーは問題ありませんが、生花の花束は退社時間までお花を元気に保てるよう、お花屋さんに相談しておくと安心でしょう。
退職者によるスピーチの最後など、場が一番盛り上がっているタイミングがベストです。
送別会のタイミングに合わせてお花を手配しておくのを忘れないようにしましょう。
リモートワークの普及によって、そもそも出社しない方や送別会が行われない場合も増えています。
そうしたケースでは、退職者の自宅に直接お花を郵送する方法がおすすめ。
複数人でお金を出し合って贈ったお花は、情報や写真を社内メールなどで共有すると良いでしょう。
退職祝いのお花を手渡す時は、お礼や労いの言葉を一言添えましょう。
花束を渡す場合には是非下記を参考にしてください。
定年退職する方 | 「長い間お疲れさまでした。」 「ご定年おめでとうございます。」 |
---|---|
転職する方 | 「本当にお世話になりました。」 「有難うございました。」 |
退職祝いの相場やマナー、おすすめのお花の種類やメッセージ例などを紹介しました。
今までの感謝の気持ちを込めて贈るお花のプレゼントは、退職祝いに欠かせないアイテムです。
退職祝いに贈るお花の準備で困った際には、この記事を参考にしてみてください。
土と風の植物園では、退職祝いの贈り物にぴったりな、ドライフラワーのブーケやスワッグなどをご用意しています。
ぜひお店も覗いてみてくださいね。
3月14日のホワイトデーは、『バレンタインデーのプレゼントをもらったお返しを贈る日』として知られています。
実は、このホワイトデーという文化は日本だけのものであることをご存知でしょうか。
そもそも海外のバレンタインデーは、恋人同士で過ごしたり男性から女性にお花をはじめとした贈り物をするのが一般的です。
日本のように、バレンタインデーに女性から男性にチョコを贈るという習慣自体がないため、お返しをするためのホワイトデーもないのです。
ホワイトデーというイベントがいつ頃から始まったのかについては諸説あります。
有力とされている説について、以下の表にまとめてみました。
石村萬盛堂「マシュマロデー」説 | 福岡の老舗和菓子屋である石村萬盛堂が、バレンタインの返礼としてマシュマロを渡す日として1978年3月14日に「マシュマロデー」キャンペーンを開始、チョコレートをくるんだマシュマロを販売しました。 後に、百貨店からの提案で「ホワイトデー」と名称変更しました。 |
---|---|
不二家・エイワ説 | 昭和40年代にお菓子会社である不二家が「リターン・バレンタイン」と称してバレンタインのお返し用菓子の宣伝販売をスタート。 1973年にはエイワ株式会社と協力して3月14日にマシュマロを販売するキャンペーンを行いました。 |
全飴協説 | バレンタインデーのお返しにキャンディーを贈る習慣の定着を狙い、全国飴菓子工業協同組合(全飴協)が、1978年に「ホワイトデー」を制定。 1980年には、電通や三越の協力を得てイベントやキャンペーンをスタートさせました。 |
最近では、ホワイトデーのお返しとしてお花を贈ることも増えてきていますが、元々の起源としては『お菓子会社がお菓子をもっと売るための戦略』だったようです。
ホワイトデーにお花を贈りたいと思っても、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、色々な種類があって違いがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ドライフラワーをはじめ、フラワーギフトとして人気のお花の種類について簡単にまとめてみました。
生花 | 一般的にイメージする特に加工をしていないお花のことを指し、花束やフラワーアレンジメントなどにしてプレゼントするのが一般的。 生花ならではのメリットとして、香りや季節感を感じられる点が挙げられます。 一方で、飾って楽しむためには水換えなどのお手入れが必要となる点は生花のデメリットといえるでしょう。 |
---|---|
ドライフラワー | 生花を乾燥させ水分を抜いて作ったもの。 乾燥させたお花は、アンティーク感のある独特の風合いがあるほか、数カ月以上の間、長く楽しめるのも嬉しいポイント。 湿気や直射日光のダメージを受けやすいため、飾る場所や管理方法には気を配る必要があります。 |
プリザーブドフラワー | 生花を専用の溶液で脱水・脱色し、着色してから乾燥させたもの。 生花のようなみずみずしさがあり、生花では表現できないカラーも可能で、寿命も数年間と長く楽しめるのがメリットです。 加工に手間がかかるため、お値段は高めな点がデメリットといえます。 |
アーティフィシャルフラワー | アーティフィシャルフラワーは造花のことで、ポリエステルやポリエチレンなどの素材で作られています。 近年はアーティフィシャルフラワーのクオリティも向上し、生花をリアルに表現することが可能に。 また、耐久性に優れているという点も大きなメリットです。 ただ、香りやみずみずしさといった生花ならではの魅力はありません。 |
ソープフラワー | 生花を利用したものではなく、せっけん素材でお花のように作られた造花の一種です。 見た目も精巧で、一般的な造花と違って香りも楽しめるのもソープフラワーの大きな特徴といえます。 |
結論から言うと、ドライフラワーをホワイトデーに贈っても何にも問題ありません。
特に海外では、ドライフラワーは「永遠に咲き続ける花」と捉えており、前向きな印象を与える人気の贈り物です。
また、クッキーやマシュマロなどの一部の贈り物は、ホワイトデーに贈ると特別な意味合いを持つことがあるのをご存知でしょうか。
なかには、「友達でいましょう」というような告白に対してお断りの意味を持つものも。
ドライフラワーと一緒にお菓子などをプレゼントしようと考えている場合は、こうしたネガティブな意味合いがあるものではないか注意が必要です。
以下に、一般的に良く知られているものについてまとめてみました。
チョコレート | 「あなたと同じ気持ちです」 |
---|---|
マシュマロ | 「関係を終わらせたい」 |
クッキー | 「友達でいましょう」 |
キャンディー | 「あなたのことが好きです」 |
香水 | 「あなたと親密になりたい」 |
花はホワイトデーに贈っても特別な意味合いを持たないため、ドライフラワーを選ぶ際は、花言葉が持つ意味を参考にすれば大丈夫です。
ホワイトデーにドライフラワーがおすすめな理由として、以下の4つが挙げられます。
ここでは、それぞれの理由について詳しく説明していきます。
ホワイトデーにドライフラワーがおすすめな理由として、ドライフラワーの色合いがホワイトデーと相性が良いという点があります。
ホワイトデーは、お菓子の中でもマシュマロなど白色を意識したプレゼントが主流です。
コットンフラワーやカスミソウなど、人気のドライフラワーのなかには白色のお花も多く、乾燥しても色の変化が少ないのもポイントの一つ。
白いドライフラワーでまとめたオシャレなブーケは、ホワイトデーのイメージに非常にマッチした贈り物になるでしょう。
ホワイトデーの贈り物には、お花としてだけでなくインテリアとしても両方楽しめるドライフラワーがおすすめです。
お花の贈り物は華やかで、もらって嬉しいのはもちろんですが、ドライフラワーなら、それをインテリアとして玄関や壁に長く飾れるというのもメリット。
ドライフラワーのアンティークな風合いは、どんなテイストのお部屋にも馴染みやすく、ナチュラルでさりげないオシャレを楽しめるプレセントになります。
ドライフラワーには、生花のように水やりなどの手間がかからないのも嬉しいポイントです。
高温多湿を避け大切に飾っておけば、種類にもよりますが半年から1年ほどドライフラワーを楽しめます。
また、飾っている間に変化する色や風合いが楽しめる所もドライフラワーならではの魅力です。
男性の中には、お花屋さんに行ったり花束を贈ったりするのをハードルが高いものと感じている人も多いのではないでしょうか。
ドライフラワーは、インテリアショップや雑貨店などでも売られているため、普段花を買ったり贈ったりする習慣のない男性でも気軽に購入できます。
「意中の相手に生花をプレゼントするのはハードルが高い」「花束は相手に負担に思われないか心配」という人は、雑貨感覚でプレゼントできるドライフラワーがおすすめです。
ここでは、ホワイトデーに贈って喜ばれるドライフラワーのアレンジメントについて紹介していきます。
さまざまなお花や植物を束ねて作るブーケは、お花のプレゼントの定番。
ボリュームがあるため、ホワイトデーの贈り物として見た目の豪華さにこだわりたい人に特におすすめのスタイルです。
ミモザやラナンキュラスなど、春に出回るドライフラワーを主役にしたブーケなら、思わず笑顔がこぼれるはず。
>>>商品詳細を見る
贈る相手のイメージや、好きな色で選びたいという方にはこちらのブーケがおすすめ。
お花の種類の希望は特にないけれど、「あの人の色のイメージといえば!」という感覚でお選びいただけます。
ドライフラワーの内容はスタッフにおまかせください。
そのときどきでおすすめのものを使ってお作りします。
>>>商品詳細を見る
スワッグとは、花や植物を束ねたものを逆さにして壁などに飾るアイテム。
起源はとても古く、発祥を特定するのが難しいくらい歴史のあるものです。
ヨーロッパではもともと幸福を呼ぶためにスワッグを飾る習慣がありました。
ドライフラワーのスワッグは、壁に飾るだけでその空間をオシャレにしてくれる優れもの。
スワッグはドライフラワー好きな人に人気があるため、贈る相手がドライフラワー好きな人の場合はスワッグが特におすすめです。
こちらのスワッグは、フローリストが季節のドライフラワーを選んでお作りする特別なお品。
贈る相手やイメージ、使いたいお花や色など、おおよそのご希望の雰囲気をお聞かせいただけたら、なるべくご希望にマッチした雰囲気になるよう心を込めてお作りします。
>>>商品詳細を見る
注文の際は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
世界にひとつだけの贈りもの。実際にお届けしたフローリストおまかせスワッグをご紹介。
直接会ってプレゼントを渡すことが難しい方や、相手の住所を知らない方におすすめなのは、「eギフト」。
メールやLINEなどのSNSを使って手軽にギフトを贈れるサービスです。
土と風の植物園では、フローリストおまかせスワッグを、eギフトでも贈れるようにしています。
なかなか会えない大切な人へ、あなたの気持ちを伝えてみませんか。
>>>商品詳細を見る
リースといえばクリスマスを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ドライフラワーで作るフラワーリースは季節問わず飾れる定番のスタイルです。
リースの丸い輪は「永遠」を象徴しており、ホワイトデーのプレゼントにもぴったり。
玄関やドア、壁などに飾るのが一般的ですが、お皿に載せてテーブルフラワーとして飾るのも素敵です。
こちらは、ラベンダーカラーの宿根スターチス2種を使ったナチュラルなハーフリース。
小さな花はボリュームがあり、淡く儚げな雰囲気。
宿根スターチス2種を組み合わせているから、美しいグラデーションも楽しめます。
ハーバリウムは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを専用のオイルを入れたガラスの小瓶などに入れて作るもの。
ハーバリウムとは「植物標本」を意味する言葉で、元々は植物を保存して研究するために生まれましたが、最近は観賞用として用いられるようになりました。
オイルの透明感や、お花が中で浮いている幻想的な様子はハーバリウムならではの魅力といえます。
小ぶりなアイテムのため、ホワイトデーではお菓子とセットでプレセントするのもおすすめです。
ここからは、ホワイトデーのプレゼントにおすすめのドライフラワーを紹介します。
白くて小さいお花をたくさん咲かせるカスミソウは、女性に人気のお花でホワイトデーに最適です。
カスミソウはドライフラワー向きのお花ですが、乾燥するとポロポロ落ちやすい性質があるため持ち運びの際には優しく扱うのがポイント。
控えめで白いカスミソウは他のお花と組み合わせても相性が良いため、スワッグなどのアレンジメントがおすすめです。
可憐な花を咲かせるカスミソウは、花言葉も可愛らしい印象。
「清らかな心」「無邪気」「幸福」「感謝」「親切」などが主な花言葉です。
大切な人に贈るなら、カスミソウのスワッグはいかがでしょうか。
カスミソウは、赤ちゃんの無垢な吐息からほころぶかのような花姿から、英名では「Baby’s breath」と呼ばれます。
「Baby」には「愛しい人」という意味も。
大きすぎないサイズでナチュラルな雰囲気なので、どんなテイストのお部屋にも馴染んでくれます。
さらに特別感のある、大きな大きなカスミソウのブーケもご用意しています。
このブーケの名前は、<Happy Ever After>。
「いつまでもお幸せに」という意味です。
おとぎ話の締めの文章で使われる「いつまでも幸せに暮らしましたとさ=They lived happily ever after」というフレーズから、幸せを祈る言葉として定着したそうです。
そんな気持ちを込めて贈りたい時にぴったりです。
綿の原料でもあるコットンフラワーは、その白いモコモコの綿を咲かせたような見た目から綿花とも呼ばれる植物です。
コットンフラワーはドライフラワーとして出回っていることが多い植物で、白くモコモコとした見た目からホワイトデーだけでなく冬のインテリアにもよく使われています。
コットンフラワーは、日本と海外で少し違った花言葉を持っています。
それぞれの花言葉については以下の通りです。
日本 | 「私を包んで」「偉大さ」「繊細」「崇高」「優秀」 |
---|---|
海外 | 「富と幸福の約束」「母の愛」 |
日本では、ふわふわとした実の見た目から、「私を包んで」「繊細」といった花言葉になっているようです。
一方海外では、広大な土地で大規模に栽培される綿花のイメージから「富と幸福の約束」という花言葉がつけられたのでしょう。
こちらは、コットンフラワーを雪に見立てた贈りもの。
雪が降り積もった美しい風景や霞がかかった景色をイメージして束ねました。
降り積もった雪のすき間からパインコーンがちょこっと顔を覗かせているようにも見えて、とってもおちゃめ。
ブーケの正面がバッチリ見えるように束ねバックへ入れた状態でお送りするので、段ボールを開けてそのまますぐにプレゼントとしてお渡しいただけます。
また、持ち手をフックやコートハンガーからそのまま吊り下げてお飾りいただける、受け取る人にもうれしい仕様。
飾りやすく、花瓶などをお持ちでない方にも、きっとお喜びいただけるはず。
お子さんがいるご家庭や、ペットを飼っている方へも贈りやすいアイテムです。
ラナンキュラスは、鮮やかな花びらをバラのように重ねて咲く可憐なお花。
3月に開花時期を迎えるため、ホワイトデーにも季節がぴったりです。
また、ラナンキュラスはドライフラワーにしても比較的カラーが残りやすいため、カラフルさを重視したい場合はラナンキュラスを使いましょう。
ラナンキュラス全体としての花言葉は、「あなたは魅力的」というもの。
また、カラーバリエーションの多いラナンキュラスは色別に花言葉を持っています。
ホワイトデーに贈る際は、是非花言葉も参考にしてください。
赤 | 「あなたは魅力に満ちている」 |
---|---|
紫 | 「幸福」 |
黄 | 「優しい心遣い」 |
ピンク | 「飾らない美しさ」 |
どれも素敵な花言葉ですよね。
シーチングのリボンを巻いたこちらのお品は、小さな花束みたいで、贈り物にぴったり。
小さなスワッグとして飾ることもできます。
茎への負担が軽減されるので、おすすめの飾り方です。
黄色の小さくて可愛いお花をたくさんつけるミモザ。
春を告げる花とされるミモザは、ホワイトデーの季節にもぴったりです。
ミモザはドライフラワーにしてもあまり色あせないため、ブーケやスワッグ、リースなどに加えればアクセントになります。
ミモザが持つ花言葉は「真実の愛」「エレガンス」。
想いを込めたホワイトデーの贈り物にぴったりのお花です。
ホワイトデーに近い3月8日は「ミモザの日」と呼ばれ、イタリアでは男性が女性に、日頃の感謝を込めてミモザを贈る日とされています。
そんなイタリアでのミモザの花言葉は「感謝」。
ホワイトデーとミモザの日を合わせて、女性にプレゼントを贈るのもおすすめです。
日本 | 「真実の愛」「エレガンス」 |
---|---|
イタリア | 「感謝」 |
シンプルにミモザだけを束ねると、眩しいほどの幸福感をたたえたブーケに。
両手いっぱいのスペシャルなブーケは、ラッピングを施した状態でお届けします。
大切な方への贈りものにいかがでしょうか。
鮮やかな黄色の花が可愛いミモザリースは、ミモザを使ったアレンジの中でも特に人気の高いアイテムです。
見ているだけで心に陽だまりが生まれたかのような、あたたかな気持ちになれるはず。
こちらのスワッグは、シルバーグリーンのユーカリとの組み合わせで落ち着いた雰囲気が魅力。
あたたかな色合いのミモザを眺めながら、“春待つ心”を一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。
ボトルフラワーは、ガラス標本のような見た目がオシャレで、インテリアとしてどこにでも飾りやすいのもポイントです。
また、ドライフラワーの悩みの種でもあるホコリが付きにくいのも大きなメリットです。
日本特有の文化であるホワイトデーは、大切な人に感謝や想いを伝えることのできるチャンスの日。
バレンタインに貰った特別なプレゼントへのお返しとして、今年のホワイトデーはドライフラワーを是非検討してみてくださいね。
結論から言うと、日本ではドライフラワーに特別な花言葉は存在しません。
花言葉は、ドライフラワーになった後も生花と同じ意味を持ちます。
理由として、日本にドライフラワーが普及したのは近年で、まだ歴史が浅いことが挙げられます。
ヨーロッパをはじめとする海外では、ドライフラワーの花言葉として以下が知られています。
ドライフラワーは、装飾用アイテムとして海外で普及し始めた17世紀以降、生活のさまざまなシーンに取り入れられています。
玄関に飾ったり、ウェディングブーケに使ったり、感謝を込めてお墓に添える風習もあります。
海外ではドライフラワーの歴史が長く、日々の生活に取り入れて楽しまれているのが窺えますね。
日本でも海外でも基本的に、生花の状態とドライフラワーの状態で花言葉に変化はないとされています。
上述した通り、日本ではドライフラワー全般が持つ花言葉もないため、ドライフラワーを選ぶ際は生花の花言葉を参考にすると良いでしょう。
以下は、ドライフラワーとして選ばれる代表的なお花です。
これらのお花の中からピックアップして、お花の特徴や花言葉を紹介します。
バラは5〜6月頃に旬を迎える春から初夏の花ですが、お花屋さんでは一年中購入できます。
花束やアレンジメントにして生花で贈られることの多いバラは、ドライフラワーとしても人気が高く、生花とは違ったアンティーク感のあるくすみカラーを楽しめます。
ドライフラワーにするバラは、8〜9分咲き程度がおすすめです。
咲ききったバラは乾燥すると花びらがボロボロと崩れ落ちてしまうため、ドライフラワーにはあまり適していません。
バラをドライフラワーにする時は、完全に咲く一歩手前の花を選びましょう。
バラ全体の花言葉は「美」「愛情」で、大切な人への贈り物にぴったり。
また、バラは色によっても花言葉が異なります。
色別の代表的な花言葉は以下の通りです。
赤 | 「愛情」「告白」「あなたを愛しています」 |
---|---|
白 | 「純潔」「尊敬」「無邪気」 |
黄色 | 「友情」「平和」「献身」 |
ピンク | 「上品」「感謝」「かわいい人」 |
紫 | 「気品」「誇り」「高貴」 |
オレンジ | 「絆」「恋愛の達人」「愛嬌」 |
緑色 | 「穏やか」「新たな気持ち」「希望を持ち得る」 |
ただしバラのドライフラワーは、他のお花と比べて色の変化が大きい傾向があります。
赤は濃く黒っぽい色に、白はベージュに、オレンジやピンクは赤からブラウンに近い色合いになり、1から2段階色が深まるイメージです。
贈る際は、こうした色合いの変化も考えておくとより良いでしょう。
小さく可愛い花をたくさん咲かせるカスミソウは初夏の花ですが、バラと同様にお花屋さんで一年を通して購入できます。
また、カスミソウは乾燥しやすく、ドライフラワー初心者でも失敗しにくいお花です。
カスミソウをドライフラワーにする時は、逆さにして吊るしておくだけのハンギング法がおすすめ。
控えめで白いカスミソウは他のどんなお花と組み合わせても相性が良く、スワッグに加えて壁に飾るだけで部屋が華やかになります。
小さくカットして、ハーバリウムやアクセサリーにアレンジするのにも最適です。
カスミソウの花言葉として有名なのは、「清らかな心」「幸運」。
他にも、「幸福」「魅力」「無邪気」「感謝」といった花言葉があります。
他のお花とセットで贈ったり飾ったりすることが多いカスミソウは、花言葉も穏やかで可愛らしい印象ですね。
大切な人に贈るなら、カスミソウのスワッグはいかがでしょうか。
カスミソウは、赤ちゃんの無垢な吐息からほころぶかのような花姿から、英名では「Baby’s breath」と呼ばれます。
「Baby」には「愛しい人」という意味も。
大きすぎないサイズでナチュラルな雰囲気なので、どんなテイストのお部屋にも馴染んでくれます。
さらに特別感のある、大きな大きなカスミソウのブーケもご用意しています。
このブーケの名前は、<Happy Ever After>。
「いつまでもお幸せに」という意味です。
おとぎ話の締めの文章で使われる「いつまでも幸せに暮らしましたとさ=「They lived happily ever after」というフレーズから、幸せを祈る言葉として定着したそうです。
そんな気持ちを込めて贈りたい時にぴったりです。
スターチス(リモニウム)は、地中海原産の植物です。
スッと伸びた茎の先に小さい花を房状に咲かせるのが特徴で、色数も豊富。
一見すると花びらのように見える部分は萼(がく)で、実際の花は萼の中に咲いています。
スターチスの萼は色褪せず、その華やかさを長期間楽しめることから、アレンジメントやドライフラワーとしても人気が高いお花です。
ドライフラワーにする際は、お花が満開になって傷み始める前に刈り取ります。
ハンギング法で、風通しの良い日陰に吊るしておくのがおすすめです。
ただし葉の部分は水分が多くドライフラワーに適さないため、取り除いてから乾燥させましょう。
スターチス全般の花言葉には、「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」といったものがあります。
ドライフラワーによく用いられるスターチスは、乾燥してもその色合いなどが変わらないことに由来すると考えられます。
また、さまざまなカラーがあるのもスターチスの魅力の一つで、色別の花言葉は以下の通りです。
ピンク | 「永久不変」 |
---|---|
紫 | 「上品」「おしとやか」 |
青紫 | 「知識」 |
黄色 | 「誠実」「愛の喜び」 |
スターチスの花言葉は、恋人など大切な人へ愛を伝える贈り物としてぴったり。
先述の通り、スターチスは乾燥しても変色しにくいため、鮮やかさを保ったまま長く楽しめるのも嬉しいポイントです。
清らかでやさしい心を持ちつつ、芯のある強さも合わせもっていたい、そんな気持ちで作ったスワッグをご用意しています。
お花ひとつひとつのシルエットや、ドライフラワーならではの線のゆがみも楽しめます。
白いスターチスには、個別の花言葉がないので、「変わらぬ心」や「永久不変」などスターチス全般の花言葉が当てはまるそう。
先ほどのスワッグにはスターチス シヌアータという種類をあしらっていますが、こちらのリースには、スターチスの一種である宿根スターチスを使っています。
小さな花はボリュームがあり、淡く儚げな雰囲気。
宿根スターチス2種を組み合わせているから、美しいグラデーションも楽しめます。
リース自体にも「永遠」という意味があるため、贈りものにぴったりです。
綿の原料であるコットンツリーは、白いモコモコの綿を咲かせたような見た目から、コットンフラワーや綿花とも呼ばれる植物です。
夏に可憐な花を咲かせ丸い実をつけると、1カ月ほどで割れた実の中からあのモコモコの綿が出てきます。
その可愛らしい姿から、コットンツリーのドライフラワーは冬のインテリアやクリスマス飾りとしてよく使われます。
お店ではドライフラワーに加工済みの花も売られていますが、自分でドライフラワーにするのも簡単です。
ハンギング法で吊るしたり、水を入れない花瓶に挿したままにしたり、3週間ほどで水分が完全に無くなると完成です。
コットンツリーは、日本と海外で少々違ったイメージの花言葉を持っています。
日本 | 「私を包んで」「偉大さ」「繊細」「崇高」「優秀」 |
---|---|
海外 | 「富と幸福の約束」「母の愛」 |
日本では、ふわふわとした実の見た目から、「私を包んで」「繊細」といった花言葉になっているようです。
一方海外では、広大な土地で大規模に栽培される綿花のイメージから「富と幸福の約束」という花言葉がつけられたのでしょう。
こちらは、コットンフラワーを雪に見立てた贈りもの。
雪が降り積もった美しい風景や霞がかかった景色をイメージして束ねました。
降り積もった雪のすき間からパインコーンがちょこっと顔を覗かせているようにも見えて、とってもおちゃめ。
ブーケの正面がバッチリ見えるように束ねバックへ入れた状態でお送りするので、段ボールを開けてそのまますぐにプレゼントとしてお渡しいただけます。
また、持ち手をフックやコートハンガーからそのまま吊り下げてお飾りいただける、受け取る人にもうれしい仕様。
飾りやすく、花瓶などをお持ちでない方にも、きっとお喜びいただけるはず。
お子さんがいるご家庭や、ペットを飼っている方へも贈りやすいアイテムです。
地中海原産のラベンダーは、ドライフラワー向きの花として人気です。
ドライフラワーにしても香りが残るラベンダーにはリラックス効果があり、ポプリやサシェにもよく利用されます。
元々乾燥した環境を好むラベンダーは生花からドライフラワーにするのも簡単で、初心者にもおすすめ。
吊るして乾燥させるハンギング法がおすすめです。
ラベンダーの花言葉には、「あなたを待っています」「沈黙」「疑惑」「優美」「幸せが来る」などがあります。
ラベンダーの品種別の花言葉は以下の通りです。
イングリッシュラベンダー | 「幸福」 |
---|---|
フレンチラベンダー | 「期待」 |
「沈黙」や「疑惑」は、一見良くない意味に感じられるかもしれません。
しかし、「沈黙」はリラックス効果のある香りから、「疑惑」は強い香りがする小さいお花の不思議さからつけられており、悪い意味はない点を覚えておきましょう。
ちなみに、ラベンダーには薄い紫・濃い紫・白などのカラーバリエーションがありますが、色別の花言葉は存在せず、何色でも花言葉は同じです。
豊かな薫りとビビットなカラーを楽しめるスワッグは、インテリアにもよく映えるので贈りものにぴったり。
デルフィニュームの目の覚めるようなお色は、ドライフラワーになってもきれいに残る天然のもの。
ラベンダーの優しい紫と組み合わせると、上品な雰囲気にまとまります。
ラベンダーについてもっとよく知ったうえで大切な方に贈りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
【ラベンダーのドライフラワーの楽しみ方】作り方から飾り方まで
インテリアとして人気の高いドライフラワーが、プレゼントにもおすすめな理由を紹介します。
ドライフラワーは、生花と違って水やりなどの手間がかからないのが魅力の一つ。
生花は飾るための花瓶や定期的な水換えなどのお手入れを要しますが、ドライフラワーはそれらが不要なため、忙しい人への贈り物にも安心です。
ドライフラワーは、長期間楽しめるのも大きなメリット。
切り花やアレンジメントは5〜7日ほどでしおれてしまうのに比べ、ドライフラワーは1年ほど飾り続けられる種類もあります。
直射日光が当たる場所や湿気の多い場所に飾ってしまうと、ドライフラワーの寿命を縮める原因になるため注意が必要です。
プレゼントする際は、長持ちさせるポイントなども伝えると良いでしょう。
ドライフラワーは、生花や造花にはないアンティーク調のカラーやマットな質感を楽しむことができます。
時間によって色合いが変化していく様子を楽しめるのも、ドライフラワーならではの魅力。
生花を乾燥させるドライフラワーは、世界に一つだけの特別なアイテムとして、大切な方やお世話になった方へのプレゼントに最適です。
ドライフラワーをプレゼントする際の注意点を詳しく説明します。
ドライフラワーを直射日光が当たる場所に飾ってしまうと、色あせの進みが早くなります。
また直射日光は、花びらなどが脆くなって落ちやすくなる原因にもなります。
ドライフラワーは時間によって乾燥が進み色合いも変化していきますが、直射日光は乾燥を加速させ寿命を縮めてしまうため要注意です。
なるべく長くドライフラワーの変化を楽しみたい方の場合は、直射日光の当たらない場所に飾ってもらうと良いでしょう。
生花を乾燥させて作るドライフラワーにとって、湿気は大敵です。
湿度の高い場所に飾ると、カビが発生してドライフラワーがダメになってしまうことも。
家の中で湿度が高くなる条件や場所として、以下が挙げられます。
一般的に、ドライフラワーの理想的な湿度は30〜50%といわれています。
湿度が高くなりがちな6〜7月の梅雨時期にプレゼントする場合は、特に注意が必要です。
風水では基本的に、ドライフラワーは運気を下げる「枯れた花」とされますが、飾り方の工夫次第で運気を下げずに楽しむことが可能です。
風水的に運気を下げないドライフラワーの飾り方には以下があります。
贈る相手が風水に関心がある場合、こうした飾り方も合わせて伝えると、より喜ばれるでしょう。
赤は生命力やエネルギーの象徴。
赤いリボンで束ねたり、赤い実を含むドライフラワーと組み合わせたりすると運気の低下を中和できます。
赤を基調にした、こちらのブーケ。
個性的なドライフラワーを織り交ぜながら、落ち着いたトーンに仕上げます。
内に秘めたエネルギーが感じられて、未来が良い方向に向かいそうです。
フタのある瓶にドライフラワーを入れることで、悪い気を閉じ込められます。
インテリアとして飾りやすいので、プレゼントにおすすめです。
春を告げる花であるミモザを、瓶の中に閉じ込めました。
ミモザのきゅっとすぼんだ可愛らしい花姿を、ガラス越しに楽しむことができます。
幸せいっぱいのミモザイエローが、運気をさらに上げてくれそうです。
ドライフラワーの花言葉について、紹介したポイントを以下にまとめました。
花言葉とともにドライフラワーのアレンジメントを贈れば、きっとあなたの真心も伝わるはずです。
お花には、良い意味と悪い意味の2つの花言葉が含まれているものや、1つのお花に複数の花言葉があるものも多いです。
花言葉からお花を選んだときは、勘違いが生まれないように、花言葉を書いたメッセージカードを添えてプレゼントするようにしましょう。
以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。
日本の伝統であるお正月飾りは、家内安全などの願いを込め、年神様に家を訪ねてもらうために飾るもの。
そもそもお正月は『年神様を家にお迎えする行事』であることをご存知でしょうか。
お正月様とも呼ばれる年神様は、元旦にやってきて厄を払い家に福をもたらすと言われる、五穀豊穣を司る神様です。
玄関のお正月飾りは、年神様に「お迎えする準備ができています」と伝えるための目印であり、神様が家に滞在する間の依り代であると考えられています。
玄関のお正月飾りはクリスマスの後、12月の26〜28日に飾り始めるのが一般的です。
末広がりの「八」を含むことから、12月28日に飾ると特に縁起が良いとされています。
ただ、お正月の準備にとりかかる12月13日の「お正月事始め」以降であれば、いつ飾っても問題はありません。
お正月飾りを飾りはじめる日として避けた方が良いのは、12月29日と31日です。
29日は「二重苦」を連想させることから縁起が悪い日とされています。
31日に飾るお正月飾りは「一夜飾り(いちやかざり)」と呼ばれ、年神様に誠意が欠ける行為とされるため避けるべきです。
大安や仏滅といった六曜は中国由来の考え方なので、日本のお正月飾りを飾る際は気にする必要はありません。
もし気になる場合は大安の日を狙って、仏滅を避けて飾りましょう。
玄関のお正月飾りを飾っておくのは、お正月事始めから年神様がお帰りになるまでの「松の内」と呼ばれる期間です。
松の内の終わりは、関東や九州では1月7日、関西では1月15日と、地域によってズレがあります。
松の内が終わる日、つまりお正月飾りを片付ける日は地域によってさまざまです。
都道府県別の一般的な日付を以下にまとめました。
ただし同じ都道府県内でも、地域によって松の内の期間は異なります。
正しい日付は近くの神社のお知らせなどを確認するのがおすすめです。
片付ける日 | 都道府県名 |
---|---|
1/7 | 北海道・岩手県・宮城県・秋田県・福島県・茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県・愛知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県 |
1/12~15 | 青森県・山形県・福井県 |
1/15 | 富山県・石川県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県 |
1/20 | 群馬県・岐阜県 |
片付けない | 三重県 |
旧正月(旧暦の1/1) | 沖縄県 |
お正月飾りを片付けるのは1月7日が全国的で、次いで15日が多いようです。
特徴的な都道府県として、三重県と沖縄県が挙げられます。
三重県の伊勢地域では、しめ縄を一年中外さない風習があるそうです。
旧正月の文化が残っている沖縄県は、多くの家が旧正月明けまでお正月飾りを片付けません。
一口にお正月飾りといっても、いくつかの種類があります。
代表的なお正月飾りは以下の通りです。
しめ縄 | 束ねた3本のワラを1本により合わせて作る。 玄関や門前、神社や鳥居など、飾られている場所が神聖であることを示す。 不浄なものを入れない結界のような役割がある。 |
---|---|
しめ縄飾り | しめ縄と、裏白(うらじろ)や紙垂(しで)・ゆずり葉などの縁起物のセット。 お正月に門前や玄関に飾られることが多い。 年神様を迎える準備が整っている家であることを示す。 |
鏡餅 | 大小2つの餅をひと重ねにしたもの。 餅の下に半紙・紙垂・裏白・ゆずり葉を敷き、上に橙(だいだい)を飾るのが一般的。 年神様が宿るとされ、上座である床の間や神棚に飾る。 |
熊手 | 落ち葉などをかき集める熊手に、さまざまな縁起物の装飾を施したもの。 神棚や高い位置に飾る。 小さいものから買い始め、毎年大きく買い替えていく習わしがある。 主に酉の市で買える熊手には『福や金運をかきこむ』意味があ、商売繁盛のご利益があるとされる。 |
破魔矢 | 正月や初節句などの際に、神社やお寺で授与してもらうもの。 魔を破り、1年幸せに暮らせるよう願いが込められている。 お札と一緒に神棚や床の間に飾るのが一般的。 |
羽子板 | 女子の初正月に贈る縁起物。 邪気を跳ね除け、美しく成長するよう願いが込められている。 ケースに入っているものが多く、床の間に飾る。 |
上記の中でも、特に一般的で飾りやすいしめ縄飾りについて、より詳しく解説します。
しめ縄(しめ縄飾り)は、神様を奉るのに相応しく神聖な場所であることを示す目印です。
神社でも、鳥居や拝殿などでしめ縄を見たことはないでしょうか。
玄関に飾るしめ縄は、家の中に不浄なものが入らないようにする結界のような役割を果たします。
お正月にしめ縄を飾ることで、年神様に安心して家に滞在してもらえるわけです。
しめ縄の由来は諸説ありますが、古事記や日本書紀の神話「天岩戸(あまのいわと)」をルーツとする説が一般的です。
その昔、太陽を司る天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之雄命(スサノオノミコト)の乱暴さを嘆き、天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまいました。
天照大神が隠れると世界は闇に包まれて真っ暗に。
困った神々は集まって相談し、岩の外でわざと楽しくどんちゃん騒ぎすることにしました。
様子が気になって顔を出した天照大神が再び隠れないよう天岩戸にしめ縄を張ると、世界は明かりを取り戻したのです。
この話で天岩戸に張られたしめ縄こそが、お正月飾りに使われるしめ縄の由来と言われています。
しめ縄は地域や用途によってさまざまな種類があります。
主なものは以下4種類です。
それぞれの特徴を詳しく説明します。
ワラを束ねてねじって作るしめ縄です。
ごぼう注連(ごぼうじめ)は名前の通りごぼうのような見た目をしていて、一方が細くもう一方が太くなっています。
大根注連(だいこんじめ)は、ごぼう注連よりも太い特徴があります。
「左は神聖、右は俗世」とする神道の考え方から、太い部分を右側にするのが一般的な飾り方です。
神様(内側)から見て左側が神聖なため、太い部分は人間(外側)から見ると右側です。
少しややこしいですが、逆向きに飾らないように注意しましょう。
ただし、出雲大社や伊勢神宮のある地域では太い部分を左にする風習など、地域差があるようです。
こちらのお正月飾りは、ごぼう注連のしめ縄を、リボンのようにくるりと結んで柔らかい雰囲気に仕立てたもの。
ネコヤナギやパンパスグラスのドライフラワーを合わせて、冬の冷たい空気感が伝わるように。
前垂注連は、均一な太さで編まれた細い縄にワラの飾りと紙垂を垂らしたもの。
神社のさまざまな場所やご神木、家の神棚や軒下などによく飾られており、最も目にする機会が多いしめ縄です。
地鎮祭で祭壇を囲む時などにも使われ、神聖な場所との境界を示すためによく用いられます。
玉飾りは玄関先などに飾る定番のタイプで、太いしめ縄を輪にしてワラの束と縁起物を装飾して作ります。
縁起物は、前垂れや裏白、紙垂、ゆずり葉、橙、扇などを組み合わせるのが一般的です。
輪飾りは、玉飾りをよりシンプルにした小ぶりなしめ縄飾り。
玄関はもちろん、水回りや個人の部屋など室内の飾りつけにもおすすめです。
オシャレなデザインも多く、手作りやアレンジをして楽しむこともできます。
しめ縄の装飾に用いる一般的な縁起物には、以下のような意味があります。
水引 | 良いことがあるように願う。 |
---|---|
裏白 | 裏まで白い気持ちで新年を迎え、長寿を願う。 |
紙垂・御幣(ごへい) | 神聖な場所の印。 |
ゆずり葉 | 新しい葉が出てから古い葉が落ちるゆずり葉になぞらえ、家系が代々続くことを願う。 |
橙 | 木から落ちずに大きくなる橙のように、家が大きく繁栄することを願う。 |
扇 | 末広がりの扇の形から、末長い家の繁栄を象徴する。 |
南天 | 南天(なんてん)の音から、『難を転じる』意味を持つ。 |
縁起の良い南天の実や葉をたっぷりとあしらったお正月飾りは、飾った場所が艶やかな雰囲気に包まれます。
南天の花言葉は、「福をなす」「良い家庭」など。
お正月飾りにぴったりですね。
しめ縄などの玄関のお正月飾りの処分方法について解説します。
住んでいる地域やご自身の都合に合わせて選びましょう。
どんと焼きとは、役目を終えたお正月飾りや古いお札・お守りなどを神社やお寺で清めて燃やし、天に帰っていただく火祭りのことです。
どんと焼き・お焚き上げ・左義長(サギチョウ)とも呼びます。
1月15日の小正月に行うことが多いどんと焼きですが、いつ・どこで行われているかの詳細は、住んでいる地域に確認が必要です。
縁起物であるお正月飾りは、どんと焼きで処分するのが基本です。
しかし、地域でどんと焼きをしていなかったり、都合が合わなかったりする場合は、自分でごみ収集に出す必要があります。
自分で処分する場合は以下の手順を参考に、どんと焼きと同様しっかりお清めしましょう。
1. 白い布や新聞紙の上にお正月飾りを置く
2. お正月飾りの右・左・真ん中の順番に塩を振って清める
3. 白い布や新聞紙で包む
4. 他のゴミと混ぜず、新しいゴミ袋に入れる
ごみ収集に出して処分する際は、地域のルールに従って正しい分別を行なってください。
お正月飾りの使い回しは、年神様に失礼にあたります。
もったいなく感じるかもしれませんが、松の内を過ぎて片付けたお正月飾りは適切に処分し、毎年新しいものを飾るようにしましょう。
しめ縄は家の外に飾るのが一般的ですが、屋内に飾っても問題ないとされています。
マンションやアパートの玄関前は共用部にあたるため、勝手に物を置くことを禁止するケースも多いです。
気になる人はマンションやアパートの規約を確認し、自分の家に合った方法で年神様を迎える準備をしましょう。
喪中は、お正月飾りなどを控えるのがマナーとされています。
死は穢れとされるため、年神様をお迎えする行為を避けなくてはいけません。
初詣やおせち料理、鏡餅も控え粛々と過ごすお正月が望ましいです。
お祝いではないお年玉は、渡しても問題ないとする考え方もあります。
万が一気になる場合、お祝い用ではないポチ袋に入れて渡すと良いでしょう。
玄関のお正月飾りの基礎知識、飾る日や片付ける日などを詳しく解説しました。
お正月飾りは年神様をお迎えするために大切なものであることを忘れず、心を込めて準備することが肝心です。
この記事を参考に正しい知識を身に付けて準備し、気持ち良く新年をお迎えください。
サンキライはつる性の多年草で、日本やアジアの野山に自生しています。
新芽は食用、根は生薬として利用されるなど、観賞用だけでなく、生活におけるさまざまなシーンで利用されている植物です。
サンキライの基本的な情報を以下にまとめました。
和名 | 山帰来(サンキライ) 猿捕茨(サルトリイバラ) |
---|---|
学名 | Smilax china |
科名 | サルトリイバラ科 |
分類 | 落葉低木 |
原産地 | 中国 朝鮮半島 日本 |
花期 | 4~5月 |
赤い実を付ける時期 | 10~11月 |
「サンキライ」というのは実は俗称で、正式名称は「サルトリイバラ」です。
トゲトゲした枝に猿が絡まると身動きがとれなくなることから「猿獲りイバラ」と名づけられました。
それではなぜ、サルトリイバラは「サンキライ」と呼ばれているのでしょうか。
元々「サンキライ」と呼ばれていた植物は、生薬として中国から輸入していたドブクリョウ(土茯苓)です。
国内のサルトリイバラをドブクリョウの代用として使う間に両者を混同し、どちらもサンキライと呼ぶようになりました。
中国のドブクリョウと日本のサルトリイバラはよく似ていますが、枝のトゲの有無で見分けられます。
ドブクリョウは枝にトゲがあり、サルトリイバラにはトゲがありません。
国内ではドブクリョウとサルトリイバラのどちらも流通していますが、花屋さんなどは区別せず総称して「サンキライ」と呼びますので覚えておきましょう。
一般的に中国産のドブクリョウは安価で入手しやすく、国産のサルトリイバラは高価なものの実が赤く大きい特徴があります。
中国産か国産かは、アレンジの仕上がりイメージに合う方を選ぶのがおすすめです。
サンキライの日本での花言葉は「不屈の精神」です。
つるを伸ばして周囲に生い茂っていくサンキライの繁殖力の高さから、前向きで力強い花言葉が付けられたのでしょう。
サンキライの中国での花言葉は「元気になる」です。
サンキライは漢字で「山帰来」と書きます。
一説によると「病気の人が山に入り、サンキライの実を食べて治って帰ってきた」エピソードが由来だそうです。
サンキライの根は毒消しや生薬としても使われることから「元気になる」という縁起の良い花言葉が使われるのでしょう。
サンキライはドライフラワーとしての人気も高い植物です。
ドライフラワーにしても特徴的な赤い実が落ちにくいのは嬉しいポイント。
ドライフラワーを作る代表的な手法は、以下の4つです。
ハンギング法 | 花を吊るして乾かすだけのシンプルな手法。 初心者にもおすすめ。 |
---|---|
ドライインウォーター法 | 花瓶で少量の水につけながら乾かしていく手法。 バラなど茎の太い花におすすめ。 |
グリセリン法 | グリセリン溶液に漬け込む、または、花瓶で溶液を吸わせる手法。 生花とほぼ変わらない状態でドライできる。 |
シリカゲル法 | シリカゲル乾燥剤と一緒に密封して乾かしていく手法。 短期間で仕上がり、色も残りやすい。 |
上記の中で、サンキライにおすすめなのはハンギング法です。
ハンギング法とは、ドライフラワーにしたい植物を吊るしてドライする方法。
スワッグやリースにアレンジしたい場合におすすめの手法です。
サンキライは乾燥すると硬くなり形を変えられないため、リースにする場合は先に丸く整えておきましょう。
1. トゲがあるタイプの場合は、最初にハサミで切っておく。怪我をしないよう、必ず軍手を使用する。
2. サンキライを必要な長さに切り、1本ずつハンガーなどに固定して吊るす。 (リースを作りたい場合はリース状に固定)
3. 風通しが良く直射日光が当たらない場所に、1週間前後放置する。 細い茎がポキッと折れる程度まで乾燥すれば完成。
見る人の心を惹きつける、深い赤。
サンキライのドライフラワーは、アレンジメントの差し色にぴったりです。
ここでは、おすすめのアレンジメントをご紹介します。
サンキライのドライフラワーを使ったアレンジで、特に高い人気を誇るのがリースです。
作り方は簡単で、長めのサンキライの枝をリース状に丸めて輪っかを作るだけ。
小さめのものから大きいものまで、自分で作ればお好みのサイズに調節できます。
サンキライでのリース作りは、ドライフラワーにする前の枝が柔らかい状態で丸めておくのがポイントです。
ボリュームが物足りない場合は枝を絡めながら輪を何周か丸めて調整しましょう。
サンキライの長さが足りず枝をリース状にするのが難しければ、100円均一などでも購入できる木製のリース台を利用するのがおすすめです。
短く切り取ったサンキライをリースの台に挿し込むだけで、手軽に可愛いリースが作れます。
こちらのリースは、冬に人気のサンキライと実を楽しむバラ、センセーショナルファンタジーにツルウメモドキを合わせました。
暖色のグラデーションが美しく、小ぶりでもぱっと目を惹くリースです。
サンキライのドライフラワーは、スワッグとして束ねて吊るすだけでナチュラルで素敵な雰囲気になります。
ちなみにスワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」を意味する言葉。
サンキライのみのスワッグもシンプルで魅力的ですが、スギやヒバなど緑の植物と一緒に束ねて作るスワッグも華やかでおすすめです。
モミやサツマ杉などのグリーンと束ねて、クリスマス風に。
シンプルにまとめることで、サンキライの赤が引き立ちます。
クリスマスのギフトとしてもおすすめです。
冬らしい赤い実を付けるサンキライは、クリスマス飾りにもぴったり。
定番のクリスマスリースやスワッグ飾りはもちろん、花器に挿しておくだけでも様になります。
小枝や切り取った実をフラワーベースのサイドに添えることでまた違った印象に。
是非おためしください。
ゴールドのリボンや鈴など、クリスマスらしいアイテムを追加するのも良いでしょう。
ガラスボトルをクリスマスツリーに見立てたお品は、モミとコットンフラワーを交互に入れ、雪が降り積もった冬の森をイメージして作りました。
赤いサンキライは素敵なオーナメントみたいで、クリスマス気分が高まります。
中国で縁起が良いとされるサンキライは、お正月飾りにも良く使われる人気の植物です。
近年は、伝統的なしめ縄にサンキライのドライフラワーを組み合わせたお正月飾りや、サンキライと松の葉や紅白の水引を組み合わせたスワッグ飾りなども人気があります。
オシャレなアレンジのお正月飾りは、玄関先はもちろんお部屋に飾っても素敵です。
サンキライの小さく赤い実はドライフラワーにしても存在感があるので、落ち着いた色合いのドライフラワーとの組み合わせがおすすめです。
サンキライとの組み合わせに特におすすめなドライフラワーを紹介します。
ドライフラワーにしたユーカリのグリーンと、サンキライの赤い実は相性抜群。
ユーカリで作ったリースとサンキライのアレンジは、クリスマスリースの定番とも言える組み合わせです。
ユーカリのドライフラワーは香りがあるのも大きなポイント。
サンキライには香りがないため、ユーカリと組み合わせることでフレッシュな香りを楽しむことができます。
サンキライと同様に花以外の部分を活かす松笠(松ぼっくり)は、相性も抜群です。
お皿やガラス食器などにサンキライと松笠を一緒に置くだけで、冬らしさが漂うインテリアになります。
サンキライのリースに、グルーガンなどで松笠を取り付けるアレンジもおすすめです。
サンキライのドライフラワーを少しでも長く楽しむために、正しいお手入れ方法も確認しておきましょう。
一般的なドライフラワーの保存期間は2〜3カ月、長くて半年程度といわれており、サンキライも同程度です。
これは色味や風合いが保たれる期間で、ドライフラワーは良くも悪くも時間経過で変化し続けます。
サンキライも乾燥が進むと赤い実が黒くなるなど見た目が変化していきますが、その変化を楽しめる間は飾っていても大丈夫です。
なので、ドライボタニカルの寿命に関して、土と風の植物園としては、 飾るご自身が「美しくない」と感じたとき、気持ち新たにお部屋を彩りたいときが 入れ替えにおすすめのタイミングとご案内をしています。
ドライフラワーを長持ちさせるには、直射日光と高温多湿の環境を避けましょう。
日光がよく当たる場所に飾ると、色褪せが起こりドライフラワーの劣化が早まります。
また、高温多湿の環境は、ドライフラワーの大敵であるカビが発生する原因に。
サンキライのドライフラワーも、日光が当たりにくく湿度の低い場所で管理するのがおすすめです。
室内に飾るドライフラワーには、どうしてもホコリが付着してしまうもの。
ホコリをそのままにしてしまうと、カビや腐食の原因になります。
特に小さな実をたくさんつけるサンキライは、ホコリを溜めてしまうと取り除くのも大変です。
ドライフラワーは繊細なため、乱暴にホコリを取り除こうとすると、ボロボロと崩れ落ちてしまいます。
やわらかいブラシで払ったり、静電気の力を利用するホコリ取りを使ったりして、定期的にホコリを取り除きましょう。
サンキライの基礎知識からドライフラワーの作り方、おすすめのアレンジまで解説しました。
クリスマスやお正月にもぴったりな縁起の良い植物であるサンキライは、自宅用・プレゼント用のどちらにもおすすめです。
この記事を参考に、サンキライのアレンジを楽しんでみてくださいね。
ミモザの基本情報は以下のとおりです。
学名 | Acacia baileyana(ギンヨウアカシア) Acacia dealbata(フサアカシア) |
---|---|
科名 | マメ科 |
分類 | 常緑高木 |
花期 | 3~4月 |
原産地 | オーストラリア |
花言葉 | 「感謝」「優雅」「友情」 |
さらに詳しくミモザのことを知っていきましょう。
私たちが「ミモザ」と呼んでいるあの黄色い花は、実は「ミモザ」ではないことをご存知でしょうか。
基本情報にもあるとおり、ミモザは実は「アカシア」の仲間です。
では、なぜ「ミモザ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
それは昔、ヨーロッパに初めてアカシアが持ち込まれた時のエピソードに由来します。
当時ヨーロッパでは、「オジギソウ」をその学名(Mimosa pudica)から「ミモザ」と呼んでいました。
アカシアを初めて目にしたヨーロッパ人は、葉の形が「ミモザ」と呼ぶ植物(オジギソウ)によく似ていることに着目します。
このことから、ミモザに似たアカシアの花を「ミモザアカシア」と呼び始めたのです。
やがて「ミモザアカシア」を「ミモザ」と呼ぶようになり、現在では「ミモザ」が「アカシア」を指す言葉として定着しました。
3月8日は国連が制定した「国際女性デー」で、女性の政治的自由と平等を訴える日です。
1904年3月8日にアメリカのニューヨークで、女性労働者たちが婦人参政権を求めてデモをしたことをきっかけに、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念日となりました。
イタリアでは男性が女性にミモザを贈って感謝を伝え、女性は家事や育児から解放されて自由に過ごすそうです。
日本でも3月8日には花屋さんに多くのミモザが並び、ミモザの日が定着しつつあることを感じますね。
日本のどの花屋さんでも買える、ドライフラワー作りに適したミモザの代表的な品種を3つ紹介します。
パールアカシアは真珠葉(しんじゅば)アカシアとも呼ばれます。
黄色い花のそばに小さな丸い葉が連なる様子が可愛らしく、鑑賞にぴったりの品種です。
葉の表面は起毛していて、やわらかな質感です。
シルバーがかったビロードのような葉は、雨に濡れるとパールのようなきらめきを放ちます。
ドライフラワーにした後も花や葉が落ちにくい特徴があり、リースやスワッグなどのアレンジメント用に使われることが多いです。
日本で一般的にミモザと呼ばれるのは、このギンヨウアカシアです。
「ミモザアカシア」と称して日本で流通しているものの大半がギンヨウアカシアで、一番人気の品種です。
漢字では「銀葉アカシア」と書きます。
葉は、本当のミモザであるオジギソウによく似ていて、細い形。
銀灰色に輝くグリーンと黄色い花の対比が美しい品種です。
フサアカシアは、ギンヨウアカシアによく似た見た目です。
ギンヨウアカシアとの違いは、フサアカシアの方が開花時期が早く、葉が長く、葉の緑色が濃い点です。
ヨーロッパではフサアカシアが主流なため、一般的にはこちらを「ミモザ」と呼びます。
対して日本は、フサアカシアもギンヨウアカシアもひとくくりに「ミモザ」と扱うことが多いようです。
ミモザをドライフラワーにしたい場合は、花選びも大切です。
どのような状態のミモザを選べば良いのでしょうか。
ドライフラワーにするミモザは個人の好みにもよりますが、枝についている花の咲き具合に注目しましょう。
切り枝になった時点で固くつぼんでいるような花は、それ以上開花することはほぼありません。
ミモザのふっくらとした可愛い花を活かしたい場合は、少しでも多く花が咲いている枝を選ぶのがおすすめです。
ミモザは乾燥しやすい性質があるため、ドライフラワー初心者でも失敗しにくいといわれています。
ここでは、ミモザをドライフラワーにする代表的な3つの手法と、手順についてお話します。
ハンギング法は、花束を逆さに吊るしてドライする方法で、難しい手順がないため初心者も安心です。
ハンギング法なら干している間もインテリアとして楽しめるのが嬉しいポイント。
ドライフラワーにした後、スワッグやリースにアレンジしたい場合におすすめの手法です。
ハンギング法では下記の道具を使用します。
特別な道具が必要ない点も初心者に向いている理由です。
1. ミモザを麻の紐で束ねる。 あまり多くを束ねすぎると蒸れて乾燥速度に差が出るため、5本ずつ程度に分ける。
2. 風通しが良く、直射日光が当たらない場所に吊るす。
3. しっかりと乾燥するまで1週間前後そのまま放置する。 茎を曲げてポキッと折れる程度まで乾燥すれば、ミモザのドライフラワーの完成。
ミモザを束ねる麻の紐は輪ゴムでも代用できますが、麻の紐の方が枝や茎を傷めにくいためおすすめです。
ドライフラワーでリースを作りたい場合は、先にミモザをリース状にしましょう。
ミモザをハンギング法でドライフラワーにする際に意識したいポイントを2つ紹介します。
1つ目は、ミモザの吊るし方です。
ミモザの花が壁に直接当たってしまうと、その部分が変色したり、壁紙にシミがついたりすることがあります。
壁近くに吊るす際はコート掛けやハンガーラックを利用し、壁に接触しないよう注意しましょう。
2つ目は、ミモザの束ね方です。
乾燥が進むと水分が減って茎が細くなっていくため、最初にしっかり固定して束ねたつもりでも、次第に緩んでしまうことも考えられます。
途中で落下してミモザが壊れないように最初の固定はより念入りに行い、乾燥具合を確認する際に緩みがないかチェックしましょう。
ドライインウォーター法とは、花を少量の水に挿し、徐々に蒸発させながらドライする方法です。
ハンギング法と違って逆さまにしないため、花瓶に活けているように枝がたわんだ、自然なシルエットのまま乾燥させられるメリットがあります。
生花を飾ってその変化を楽しむことができるのは、ドライインウォーター法の嬉しいポイント。
ドライフラワーにしても自然な風合いを残したい場合におすすめの手法です。
ドライインウォーター法で必要な道具は以下のとおりです。
ハンギング法と同じく、特別な道具を必要としないため初心者も挑戦しやすいでしょう。
1. 花瓶に1~5cmほどの少量の水を入れ、ミモザを挿す。
2. 風通しが良い場所に置き、少しずつ水を蒸発させる。 花瓶の水が無くなっても、足したり交換したりは不要。
3. 1〜2週間程度そのまま放置すると、ドライフラワーが完成。
ミモザの花は水分が少ないため、この方法を使うと生花に近い色合いを保ちやすいです。
シリカゲル法は、乾燥剤の「シリカゲル」を使用して花をドライする方法。
短期間で完成する点、形や色をそのまま残せる点がシリカゲル法の大きなメリットです。
一方、シリカゲルの購入が必要な点や、シリカゲルを敷き詰める容器に入るサイズまで花を小さく切る必要がある点はデメリットといえます。
ドライフラワーをアクセサリーやハーバリウムにアレンジしたい人は、シリカゲル法がおすすめです。
シリカゲル法では以下の道具が必要です。
シリカゲルは、ドライフラワー用のものを用意することをおすすめします。
1. タッパーなどの密閉容器にシリカゲルを敷く。 ムラなく乾燥させるため、底から3cm程度が目安。
2. 花同士が重ならないよう注意しながらシリカゲルの上にミモザを置く。 スプーンを使い、ミモザの上にまんべんなくシリカゲルをかける。
3. しっかり乾燥させるため、蓋をしてから2〜3日は開けない。
4. 1週間程度で完全に乾燥する。 乾燥しきっていることを確認し、ピンセットで優しくミモザを取り出す。
食品などに使用されるシリカゲルでも乾燥させられますが、粒子が大きいため花にボコボコと跡が付いてしまう場合があります。
ドライフラワー用のシリカゲルは粒子がサラサラと細かいため、ミモザのようなふわふわした花を綺麗にドライする場合も安心です。
鮮やかな黄色の花が可愛いミモザリースは、ミモザを使ったアレンジの中でも特に人気の高いアイテムです。
見ているだけで心に陽だまりが生まれたかのような、あたたかな気持ちになれるはず。
こちらのミモザをたっぷり使ったリースは、完成品と手作りキットをご用意しています。
手作りキットを選んだ方は、作り方レシピを参考に作ってみてくださいね。
ご自身でさらにアレンジを加えたい場合は、隙間に他の植物を差し込んでみるのも良いでしょう。
ミモザは乾燥させてもボリュームがあるため、他の植物とまとめて束ねればモコモコとした可愛らしいブーケが作れます。
春に出回る草花と組み合わせれば、春らしさ満点。
ホワイトやグリーンの植物は黄色いミモザと相性抜群です。
シンプルにミモザだけを束ねると、眩しいほどの幸福感をたたえたブーケに。
両手いっぱいのスペシャルなブーケは、ラッピングを施した状態でお届けします。
大切な方への贈りものにいかがでしょうか。
スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」を意味する言葉。
春らしい黄色いミモザを使ったスワッグは、壁を華やかに彩るでしょう。
可愛いリボンや季節感のある飾りを使って束ねると、さまざまなアレンジが楽しめます。
こちらのスワッグは、シルバーグリーンのユーカリとの組み合わせで落ち着いた雰囲気が魅力。
あたたかな色合いのミモザを眺めながら、“春待つ心”を味わってみてはいかがでしょうか。
ボトルフラワーは、ミモザのドライフラワーを空き瓶などの透明な容器に入れるだけのお手軽アレンジ。
ガラス標本のような見た目がオシャレで、インテリアとしてどこにでも飾りやすいのもポイントです。
また、ドライフラワーの悩みの種でもあるホコリが付きにくいのも大きなメリット。
可愛い容器に入れて、お友達へのプレゼントにするのもおすすめです。
お気に入りは見つかりましたか?
以下の記事では、実際にミモザのアレンジメントを購入した方が、どんな風にお部屋に飾っているか紹介しています。
お部屋に飾るときに、参考にしてみてくださいね。
ミモザの基礎知識からドライフラワーの作り方、おすすめのアレンジまで、ミモザの魅力をたっぷり解説しました。
黄色で可愛いミモザのお花は、自宅のインテリアや大切な人への贈り物にぴったり。
この記事でも紹介しているように、ミモザのドライフラワーはさまざまなアレンジを手軽に楽しめます。
土と風の植物園では、ミモザのアレンジメントや手作りキットもご用意していますので、ぜひお店も覗いてみてくださいね。
コサージュとは、女性がドレスや洋服の襟元や胸、肩などに付ける花飾りのこと。
「コサージュ」という言葉は、フランス語で婦人服の胴や胴着のことを指す「corsage(コルサージュ)」が語源になっているそうです。
昔のフランスでは、女性たちはお祝いの場に出席する際、胴着に花を装飾して着飾っていました。
その飾りが、胴着に付ける小さな花束を意味する「bouquet de corsage(ブケドゥコルサージュ)」と呼ばれており、現在の「corsage(コサージュ)」という形へと簡略化されました。
今も、「コサージ」「コルサージュ」と呼ばれることがあります。
こうした由来から、現在もコサージュは結婚式や入学式、成人式といったお祝いの場で身に付けるものとなりました。
コサージュと似たアイテムとして、ブローチを思い浮かべるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ブローチとは、洋服に付ける留め具式の装飾品のこと。
元々は金属製のものが主流で、衣服の端などを固定するための道具でした。
それに装飾が施されるようになり、徐々にファッションアイテムとして扱われるようになりました。
ブローチはコサージュと比べるとデザインや大きさが控えめなものが多く、フォーマルな場だけではなく普段の服装にも合わせやすいアイテムといえます。
また、コサージュは基本的に女性向けのアイテムですが、ブローチは男女問わず付けられる アイテムです。
「祝福の気持ちを表す」という役割を持っている、コサージュ。
身に付ける場面としては、
などが挙げられます。
お祝いの場なので、ピンクやイエローなど淡く明るい色を選ぶと、落ち着いた雰囲気もありつつ華やかさも演出できます。
結婚式では、生花のコサージュや黒・白のコサージュは避けるのがマナーです。
生花と白色は、当日の主役である花嫁のためのもの。
黒色は弔事を連想させるため、結婚式で身に付けるのはふさわしくありません。
コサージュは「ここに付けるべき」という厳密な決まりはありませんが、左胸の鎖骨に近い高さに付けるのが一般的です。
襟がある洋服なら襟の部分に、襟がない洋服であれば、鎖骨当たりの位置を目安につけましょう。
「体の左側」「鎖骨の高さ」に付けることが多い理由は、身体全体のバランスがよく見えて、印象に残りやすいから。
淡く明るい色合いのコサージュなら、顔周りも明るくなり、華やかな印象を与えられます。
もちろん、他の場所につけても問題ありません。
自分の気持ちが明るくなる場所に付けるのが一番です。
注意点としては、結婚式で髪にコサージュを付けるのはマナー違反です。
結婚式でコサージュを付ける際は、付ける位置や色に気を配り、ゲストが花嫁よりも目立たないよう配慮しましょう。
コサージュはどんな素材でできているかによって、雰囲気ががらりと変わります。
それぞれの良さを知って、お気に入りを見つけてみましょう。
アートフラワーのコサージュは、耐久性が強く、劣化しにくい点が魅力。
多くは布でできていて、色やデザインが豊富です。
丈夫なので安心してつけられ、保管も簡単ですが、モノによっては安っぽく見えてしまうこともあります。
実物を確認してから購入するのがベター。
生花を使ったコサージュは、本物の花ならではの華やかさと艶やかな雰囲気をまとっています。
香りも楽しめて、身に付けるだけで気分が上がりそう。
その日限りのアイテムとなってしまいますが、ハレの日の記憶がより特別なものとして 胸に刻まれるはずです。
暑い季節には、保管や着用に特に気を遣いながら素敵な装いを楽しんでくださいね。
プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施して、専用の染料で染めたもの。
風合いや手触りは生花に近いですが、自然界にはない色も楽しめます。
色のバリエーションが豊富で、自分のイメージに合わせた色を選びやすのも魅力。
数年は経年変化を心配せずに使えますが、高温多湿な環境や直射日光を避けて保管する必要があります。
ドライフラワーやドライボタニカルを使ったコサージュは、ナチュラルでありながら、個性的。
水分を抜いた草花の姿は、工芸品のような美しさがあります。
ハレの日はもちろん、普段使いにも馴染む雰囲気が魅力です。
繊細な作りなので、優しく取り扱ってくださいね。
土と風の植物園では、お客様のご希望やイメージに合わせてフローリストがお作りするヘアコサージュをご用意しています。
ご希望の雰囲気や予定しているヘアアレンジ、使用するシーンやお召し物の色などお聞かせいただき、出来る限りご希望にマッチした雰囲気に仕上げてお届けします。
一部、完成例をお見せしますね。
出来る限り散りにくく、お取り扱いいただきやすいドライフラワーを使って作ります。
ひとつひとつバラバラにしてお届けしますが、ブラウンのワイヤー部分をまとめると、一般的なコサージュのような見た目に。
折り曲げて頭に差したり、ピンでとめてお飾りいただけます。
ドライフラワーヘアアクセサリー│フローリストおまかせ(ボックス付)の商品ページはこちら
もう販売終了となってしまいましたが、以下の2つのコサージュのデザインや色合いも参考にしてくださいね。
ふわふわとやさしい質感のコットンフラワーやシルバーデージー、ポイントにきらりと輝くラグラスをあしらって。
淡いホワイト系でまとめたので、控えで上品な印象です。
主張しすぎないので、着物やドレスを引き立ててくれます。
こちらは、黄色やオレンジ、ゴールドなど、明るく元気なお色のドライフラワーで作った髪飾りです。
身に付けるだけで、明るく華やかな印象に。
動きのあるユーカリをあしらっているので、ちょっぴりユニークさも感じられます。
他の人と被りたくない方や、少し目立つ装いをしたい方にぴったりです。
世界に一つしかない自分だけのコサージュを身に付けたら、ハレの日がもっと特別なものになるはず。
お洋服に付けるコサージュも季節ごとに期間限定で登場しますので、チェックしてみてくださいね。
ドライフラワーヘアアクセサリー│フローリストおまかせ(ボックス付)の商品ページはこちら
ここまでコサージュの素材や付け方について説明しました。
ここでは、普段の暮らしの中でちょっぴり気分の上がるコサージュの付け方をご紹介します。
ナチュラルカラーでありながら、ユニークなシルエットと質感のドライフラワーをあしらったコサージュ、<日日是好日>。
華やか過ぎず、温かみのある印象なので普段のコーディネートにも取り込みやすいです。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)とは、 来る日も来る日も、楽しく平和なよい日が続くこと。
「一日一日を大切に生きたい」
そんな祈りに、そっと寄り添ってくれるような頼もしさを感じます。
髪飾りとして使えば、顔周りがぱっと明るく。
サイドに付けると自然な感じですし、自分で着けるのも簡単でおすすめです。
[コサージュ]ハウチワノキ・カネラ<日日是好日>(ボックス付)の商品ページはこちら
佳き日のよろこびを彩ってほしい、そんな想いを込めたコサージュ、<佳き>。
きらっと輝くようなラナンキュラスのイエローは、春のきざしが感じられ、春の装いにぴったりです。
佳き日のよろこびを彩ってほしい、そんな想いを込めた<佳き>。
ケの日の中にも、ハレの瞬間はありますよね。
帽子のアクセントに付けたら、いつもの帽子もちょっぴり華やかに。
優しく落ち着いた色合いのお花が麻、綿、麦わら帽子などのナチュラルな素材に馴染みます。
キナリのシンプルなバッグに付ければ、彩り豊かなアクセントに。
風になびいて、ふわふわゆらゆら。
目に入るたび、心ときめく。
春のおでかけにぴったりです。
[コサージュ]ラナンキュラス・バニーテール<佳き>(ボックス付)の商品ページはこちら
控えめな華やかさが魅力のコサージュ、<振舞>。
さまざまな質感のドライフラワーを用いることで、モノトーンの色使いでありながら、ニュアンスが感じられます。
きらりと輝くシルバーデージーやフワフワの質感のラムズウール、宝石のようなヒオウギがシンプルでありながら美しい存在感を放ちます。
ストールやマフラーを留める、ストールピンのような使い方もできるんです。
お手持ちの巻き物にプラスすることで、コーディネートの幅がぐんと広がります。
かんざしを挿すようにコサージュをセットすれば、和装にも馴染みます。
髪を束ねた箇所の根元辺りに付けるのがおすすめ。
後ろ姿に、凛とした表情と、自分らしさをたずさえて。
七五三、成人式、卒業式、お正月などで出番があるとうれしいです。
[コサージュ]シルバーデージー・ヒオウギ<振舞>(ボックス付)の商品ページはこちら
コサージュは、特別な日の装いにはもちろん、日常の様々なシーンで活躍します。
ドライフラワーやドライボタニカルを扱う土と風の植物園では、身に付けるだけで心が華やぐようなアイテムをご用意しています。
お店もぜひ覗いてみてくださいね。
]]>
こんにちは。
ドライフラワーとスワッグの通販専門店『土と風の植物園』です。
もうすぐやってくるバレンタイン。
大切な人や自分へのご褒美に今年はどんなチョコレートを買おうか、今からわくわくしている方も多いのではないでしょうか。
実はバレンタインは、『世界でもっとも花が贈られる日』でもあるんです。
日本でもこの10年間で、バレンタインにフラワーギフトを贈る『フラワーバレンタイン』が徐々に広まり、大切な人に花を贈る方が増えているんだそう。
大切な方への贈りものだからこそ、その人にピッタリで笑顔になってくれるものをお届けしたいですね。
そんな時におすすめするのが、いただいたご要望に沿ってフローリストがお花を選び、ひとつひとつお作りするフローリストおまかせスワッグ。
本日は、実際にご購入くださった方からいただいたご依頼内容やその内容に沿ってお作りしたスワッグをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
季節のお花を織り交ぜながら、フローリストがお作りするおまかせのスワッグです。
華やかながらも落ち着きのある「アンティーク」、ナチュラルで爽やかな「ホワイト・グリーン」、2つのカラータイプからお選びいただけます。
ボリュームは「プレミアム」「スペシャル」「ベーシック」の3タイプ。
出来る限りご希望にマッチした雰囲気に仕上げ、お届けします。
ご自宅用の他、さまざまなお祝いごとにもピッタリです。
まず最初にご紹介するのは、結婚10周年の贈りものに旦那さまから奥さまへのプレゼントとしてご注文をいただいたスワッグ。
大切な節目の贈りものに当店のスワッグをお選びいただけましたこと、大変嬉しく思います。
女性らしい上品な芍薬やケイトウを入れて華やかに。
手もとに入れた紫陽花には、小さな花が集まって咲く姿から「家族団らん」という素敵な花言葉があるんです。
これからも夫婦円満な幸せなご家庭を築いていってほしい、という願いを込めてお作りさせていただきました。
こちらの方のように、奥さまに贈りたいという男性からのオーダーも多く、中には奥さまの好きな色やイメージカラーを記載している方もいらっしゃいます。
次にご紹介するのは、新築を建てられたご友人へのお祝いとしてご注文いただいたスワッグ。
「グレーを基調とした落ち着いた雰囲気のお家」とのことなのでグレーの壁色に映える、熟した果実のように赤く染まるポアプランツやオレンジゴールドに輝くドライアンドラフォルモーサをお入れしました。
全体的に落ち着いた色味のお花でまとめました。
のびのびと伸びるゼンマイがアクセントに。
「賑やかな家庭」という花言葉をもつふわふわのスモークツリーがスワッグの輪郭をやわらかく彩ってくれます。
壁紙やお部屋の雰囲気など、飾る場所の特徴を教えていただけますと、お色味に合うようにお作りしますので、ぜひお聞かせください。
フラワーバレンタインとは、感謝や愛を込めて男性から女性に花を贈るイベントのことです。
日本では、2月14日に女性から男性にチョコレートを渡し、愛を告白するイベントがバレンタインとして定着しています。
一方、日本以外のアジア各国や欧米のバレンタインは、男性から女性に花(主に赤いバラ)をメッセージカードと一緒に贈るのが最もポピュラーです。
こうした海外の文化にならい、日本でもバレンタインをきっかけに大切な人に花を贈ろう、というのがフラワーバレンタインの趣旨です。
バレンタインの起源は、3世紀のローマまで遡ります。
当時のローマ皇帝は、愛する人と結婚した若者が戦争に行きたがらなくなることを危惧し、兵士の結婚を禁止していました。
しかし若者を不憫に思ったキリスト教司祭のウァレンティヌス(バレンタイン)は、多くの兵士の結婚を隠れて執り行います。
この事実を知った皇帝は改めて結婚の禁止を言い渡しますが、ウァレンティヌスは皇帝の命令に従わず愛の尊さを説き、兵士の結婚を援助し続けたのです。
皇帝の決定に背いたウァレンティヌスは投獄され、残念ながら最後には処刑されます。
人々はウァレンティヌスの行動を讃え、彼の殉教日である2月14日を「Saint Valentine’s Day(聖バレンタインの日)」と呼び、祈りを捧げるようになりました。
元々はウァレンティヌスに祈りを捧げる日であったバレンタインデー。
現在のような恋人同士のイベントに変化していった時期は、諸説ありますが14世紀以降といわれています。
「男性から女性に花を贈る」フラワーバレンタインの文化が欧米に広まったのは19世紀後半です。
現在では中国や台湾においても、「バレンタインは男性から女性へ花を贈る日」として定着しています。
2011年ごろから日本でも『フラワーバレンタイン』という言葉が徐々に知られ始めました。
フラワーバレンタインを日本に広め盛り上げるために、花業界でもさまざまな活動が行われています。
中心となっているのは一般社団法人『花の国日本協議会』(FJC/旧フラワーバレンタイン推進委員会)です。
花業界の有志で組織された『花の国日本協議会』は、2010年に発足。
さまざまなプロモーション活動を10年以上も展開した結果、日本でも少しずつフラワーバレンタインの知名度が高まっています。
フラワーギフトと一言にいっても、花束やアレンジメントなど種類はさまざまです。
ここでは、バレンタインに特におすすめのフラワーギフトのそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
花束とは、いくつかの花を組み合わせ、束ねてラッピングしたもの。
フラワーギフトの大定番である花束は、バレンタインの贈り物にも最適です。
フラワーバレンタインでは、赤やピンクの花を主役にした花束の人気が高いです。
メリット・・・・・相手の好きな花やカラーを自由に選んで組み合わせられる。
デメリット・・・・飾るには花瓶が必要。※最近では花束のまま立てて飾れるタイプもあります
花束を贈るなら、カラーで選べるブーケはいかがですか?
お花の種類はおまかせ。
贈る相手が好きな色や、イメージカラーに合わせて選べるので、誕生日や感謝の気持ちを伝える贈りものにぴったりです。
一輪花とは、名前のとおり1種類の一輪の花のことを指します。
バレンタインなどの特別な日の贈り物として人気で、プチギフトと一緒に渡すのもおすすめです。
メリット・・・・・一輪だからこそ花の色や花言葉に想いを込めやすい。
デメリット・・・・花束やアレンジメントに比べると、見た目がボリューム不足。
一輪花を贈るなら、一輪挿しのような小さなフラワーベースを一緒に贈ってはいかがでしょうか。
もらった後にすぐ飾れるから、受け取った相手もきっと嬉しいはず。
ほんの少しのお花をいけるだけで、ほっとする空間が生まれます。
>>>他のフラワーベースも見る
アレンジメント(フラワーアレンジメント)は、カゴなどの容器に給水スポンジを入れ、いくつかの花を活けて作られるもの。
花束と同様に、バレンタインに限らずフラワーギフトの大定番です。
メリット・・・・・花瓶が不要でそのまま飾れる。花が入っている容器も可愛いものが多く、全体的にデザイン性が高い。
デメリット・・・・基本的に水を入れ替えられず、花が長持ちしにくい。
プリザーブドフラワーとは、生花を長期間楽しめるように特殊な加工を施した花のこと。
水やりなどのお世話をせずとも生花の美しさが長く楽しめることから、バレンタインでも人気のフラワーギフトです。
メリット・・・・・一度色素を抜いてから染めるため、自然界にはないカラフルな色合いも楽しめる。
デメリット・・・・湿気や日光に弱い。直射日光の当たる場所を避けるなど、飾る場所に注意が必要。
ソープフラワーとは、石鹸で作られた造花のこと。
生花に見えるほど精巧な作りで枯れる心配がなく香りも良いため、最近特に人気が高まっているバレンタインの贈り物です。
綺麗な箱詰めやブーケのようなアレンジメントなど、可愛くてオシャレな見た目が女性に喜ばれています。
メリット・・・・・インテリアとしても長く飾れる。
デメリット・・・・本物の花ではない。
ドライフラワーは、草花の水分を抜いて作ります。
その過程で、花色が少し薄くなって可愛らしい雰囲気になるもの、生花の時のままの色合いが残るもの、生花の時よりも濃厚でこっくりとした色になるもの。
パサパサとした質感や、生花の時よりも控えめに漂う香り。
五感で感じられるお花たちの変化は、植物を慈しむ心も育んでくれるような気がします。
アンティーク調のインテリアにも合うので、飾るだけでお部屋がおしゃれな雰囲気になりますよ。
メリット・・・・・水替えなどの手入れが不要で、長く飾れる。
デメリット・・・・時間が経つとともに花や葉の色が淡くなるなどの経年変化があらわれるが、味わいも出てくる。
土と風の植物園では、手作りのドライフラワーやドライボタニカル、季節のアレンジメントをご用意しています。
フラワーギフトを贈るなら、花の名前や花に込められた意味(花言葉)も知っておきたいところです。
ひとつの花が複数の花言葉を持つことも多く、色によって異なる意味を持っていたり、ネガティブな意味を持っていたりする場合もあります。
相手に誤解を与えないためにも、花言葉を把握したうえで伝えたいメッセージに合う花を贈りましょう。
ここでは、バレンタインにおすすめの花4種類とその花言葉を詳しく解説します。
大切な人への贈り物に大定番のバラは、もちろんフラワーバレンタインにもおすすめです。
バラの見頃は5〜6月ですが、花屋さんでは一年を通して購入できます。
バラも「花の色」によって異なる花言葉を持っているため、色別の代表的な花言葉を以下の表にまとめました。
赤 | 「愛情」「告白」「あなたを愛しています」 |
---|---|
白 | 「純潔」「尊敬」「無邪気」 |
黄 | 「友情」「平和」「献身」 ※「不貞」「愛情の薄らぎ」「嫉妬」といったネガティブな意味に要注意 |
ピンク | 「上品」「感謝」「かわいい人」 ※5月の誕生花でもあるため、5月生まれの人への贈り物にも最適 |
紫 | 「気品」「誇り」「高貴」 |
オレンジ | 「絆」「恋愛の達人」「愛嬌」 ※10月の誕生花でもあるため、10月生まれの人への贈り物にも最適 |
バラ全体の花言葉は「美」「愛情」と、バレンタインにぴったりです。
色別の意味とかけ合わせ、想いを込めたフラワーギフトにするのも一つの手です。
贈る本数によっても、バラは異なる意味合いを持つことをご存知でしょうか。
バラの本数に込められた意味で代表的なものをそれぞれ紹介します。
1本 | 「ひとめぼれ」「あなたしかいない」 |
---|---|
2本 | 「この世界にはあなたと私2人だけ」 |
3本 | 「愛しています」「告白」 |
4本 | 「死ぬまで気持ちは変わりません」 |
5本 | 「あなたに出会えて本当によかった」 |
6本 | 「あなたに夢中」 |
7本 | 「ひそやかな愛」 |
8本 | 「あなたの思いやりに感謝します」 |
9本 | 「いつもあなたを想っています」「いつまでも一緒にいてください」 |
10本 | 「あなたは完璧な人」 |
11本 | 「最愛」 |
12本 | 「付き合ってください」 |
99本 | 「永遠の愛」「ずっと好きだった」「ずっと一緒にいてください」 |
100本 | 「100%の愛」 |
108本 | 「結婚して下さい」 |
12本のバラは、ヨーロッパで「ダーズンローズ」とも呼ばれる特別な本数です。
ダーズンローズは、一輪ずつに「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という意味があり、プロポーズや結婚式のブーケとして人気があります。
贈るバラの本数には、以下のようにネガティブな意味が込められる場合もあるため、うっかりプレゼントして誤解されないよう注意しましょう。
13本 | 「お友達でいましょう」 |
---|---|
15本 | 「ごめんなさい」 |
16本 | 「不安な愛」 |
17本 | 「絶望的な愛」 |
春の象徴でもあるチューリップは色鮮やかで存在感があり、花束の主役にもなる人気の花です。
年末から3月にかけて花屋さんに多く並ぶチューリップは、時季もフラワーバレンタインにぴったり。
3月生まれの相手に贈るのにおすすめな、3月の誕生花でもあります。
チューリップ全体の花言葉は「博愛」「思いやり」。
それぞれの色ごとの花言葉は以下のとおりです。
赤 | 「愛の告白」「真実の愛」 |
---|---|
白 | 「新しい愛」「無垢」 ※「失われた愛」「失恋」といったネガティブな花言葉に要注意 |
黄 | 「正直」「名声」 ※「望みのない恋」「高慢」といったネガティブな花言葉に要注意 |
ピンク | 「愛の芽生え」「誠実な愛」 |
紫 | 「不滅の愛」「神秘」「永遠」 |
赤いチューリップが持つ花言葉は「愛の告白」「真実の愛」で、フラワーバレンタインに相応しい気持ちを贈ることができます。
一方、白と黄色のチューリップはマイナスな意味もあるため、花言葉を意識する場合は注意が必要です。
少し変わったチューリップのギフトはいかがですか?
ドライフラワーのチューリップに、蝋を染み込ませる蝋引き加工を施しました。
あどけなく可憐なイメージは乾燥させることにより、儚げな美しさを宿します。
花びら1枚1枚が歪み描かれるカーブと、波紋のように色が広がる様子に思わず心が奪われます。
蝋引き加工を施すことで、飴細工のような艶やかさが生まれました。
クリップ付きなので、簡単に飾れます。
台紙の役割を果たすコットンの布にも、蝋引き加工を施しているので、チューリップの風合いも損ねません。
色鮮やかな花弁がドレスのように幾重にも重なった姿が魅力的なラナンキュラス。
先に紹介した花に比べると馴染みがない人も多いかと思いますが、華やかなラナンキュラスはバレンタインのフラワーギフトにも人気の花です。
ラナンキュラス全体の花言葉は「あなたは魅力的」。
この花も、色の違いでさまざまに変化する花言葉を持っています。
赤 | 「魅力」「情熱」 |
---|---|
白 | 「純潔」 |
黄 | 「優しい心遣い」 |
ピンク | 「飾らない美しさ」 |
紫 | 「幸福」 |
オレンジ | 「秘密主義」 |
緑 | 「合格」 |
特に注意したいのは、オレンジ色のラナンキュラスが持つ花言葉「秘密主義」です。
少し含みがある花言葉なので、オレンジ色を贈る場合には注意しましょう。
ラナンキュラスの特徴の一つは、花の付け方の違いなどによるバリエーションの豊富さです。
一見すると同じラナンキュラスとは思えない程さまざまな見た目の種類が存在し、バラに似た花もあります。
フラワーバレンタインのイメージにぴったりのラナンキュラスを選んでみてはいかがでしょうか。
ラックス | 花びらが日の光でキラキラ光る。 黄色、ピンク、オレンジなどカラーも豊富で花束にも取り入れやすい。 |
---|---|
ポンポン | フリルのように重なる花びらが可愛い。 名前のとおりポンポンのように丸みのある見た目。 |
シャルロット | 通常のラナンキュラスよりも大輪で花芯が黒く、とりわけ個性的な種類。 「変わり咲きラナンキュラスの女王」という別名を持つ。 |
フェスティバル | 白系が多く、中心が緑色に変化する。 |
ゴールドコイン | 2〜4cmの小さく可愛い花を咲かせる。 草丈も15〜20cmほどで短いため、小さめの花束におすすめ。 |
モロッコ | 黒く大きな雄しべが特徴。 特にミステリアスな雰囲気のラナンキュラスで、ファンも多い。 |
ラナンキュラスは、ドライフラワーになっても、とても可愛らしいんです。
美しい色合いと、繊細な見た目はそのままに。
儚げで可愛らしい雰囲気は、見ているだけで心が春めきます。
シーチングのリボンを巻くと、贈り物にぴったりの見た目に。
小さなスワッグとして飾ることもできます。
茎への負担が軽減されるので、おすすめの飾り方です。
優しい色合いで太陽のように丸い花を咲かせるガーベラは、バラ同様にフラワーギフトとして高い人気を誇ります。
ガーベラは一輪だけでも空間を華やかにしてくれるため、花束やアレンジメントのみならず一輪花で贈るにも最適です。
ガーベラは切り花の中で最もカラーバリエーションが豊富な品種としても知られています。
ぜひ、ガーベラの色に込められている花言葉も確認しておきましょう。
赤 | 「限りなき挑戦」「燃える神秘の愛」 |
---|---|
白 | 「希望」「純潔」 |
黄 | 「究極の美しさ」「究極の愛」 |
ピンク | 「感謝」「思いやり」「優しさ」 |
オレンジ | 「神秘」「冒険心」「忍耐強さ」 |
ガーベラ全体の花言葉は「希望」「常に前進」と前向きな印象で、フラワーギフトにぴったりです。
ここでは、大切な人に花を贈るタイミングにおすすめのバレンタイン前後の記念日を紹介します。
バレンタインにはタイミングが合わない人も、これらの記念日をきっかけに大切な人に花を贈ってみてはいかがでしょうか。
1月31日の愛妻の日は、日本愛妻家協会が制定した“愛妻家”を増やすための記念日です。
この記念日には「妻というもっとも身近な存在を大切にする人が増えると世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない」という願いが込められています。
結婚している男性が、日頃の感謝を伝える日としておすすめです。
3月14日のホワイトデーは、バレンタインデーのお返しとして花を贈るチャンスです。
3月のホワイトデーも2月のバレンタインと同様に春の花が楽しめるため、今回紹介した花の種類や花言葉を参考にしてください。
フラワーバレンタインについて、バレンタインの起源やおすすめのフラワーギフト、フラワーバレンタインにぴったりの花言葉まで紹介しました。
気持ちのこもったフラワーギフトは、バレンタインをより特別な日にしてくれるでしょう。
どんな花を贈ればいいのか悩んだ際には、ぜひこの記事を参考にしていただけると嬉しいです。
リースの起源は、キリスト教誕生以前の古代ローマ時代まで遡ります。
リースとは、植物の花や葉などで作られた装飾用の輪のことで、常緑樹の枝を輪にしたものが、リースの始まりとされています。
古代ローマでは、ギリシア神話にも登場する月桂樹の冠がさまざまな場面で使われていました。
ギリシア神話に登場する河の神の娘ダフネは、ゼウスの息子、アポロンの求愛から逃れるため、自らの姿を月桂樹に変えました。
悲しんだアポロンは、月桂樹で作った冠を愛の証として永遠に身に付けました。
この神話から、「死すとも変わらず」という月桂樹の花言葉が生まれたそうです。
また、月桂樹は、「栄光」「勝利」「名誉」といった花言葉も持ち合わせています。
ギリシア神話に登場するアポロンは、勇気に溢れた人間や美の創造に秀でた人間に、月桂樹の葉を使った冠を与えるよう命じました。
古代ローマでは、戦いで勝利をおさめた英雄や詩人に月桂樹でできた冠を与え、栄光と知恵の象徴として用いたとされています。
オリンピックの聖火ランナーがオリーブの冠を被ったり、ノーベル賞を受賞した人のことを「Nobel Laureates (ノーベルのローレル※を冠された者)」と呼んだりするのは、こうした神話や風習が由来しているようです。
※月桂樹をフランス語読みするとローレル、英語読みするとローリエと言います。
月桂樹の冠は他にも、花嫁の装飾品に使われたり、亡くなった方を送る花として石棺に取り付けられたりと、様々な形で歴史に登場しています。
その後、常緑樹のリースを飾る風習が各地に広まりました。
豊穣や繁栄を願うために、冬至や新年などのお祝い事で使われたそうです。
今でこそお部屋のインテリアアイテムの一つになっていますが、昔はハレの日、ケの日に使われる非日常のアイテムだったんですね。
今からおよそ1700年前の313年、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝がキリスト教を公認しました。
そして392年には、テオドシウス帝によって、キリスト教はローマ帝国の国教と定められました。
ローマ帝国がキリスト教を国教と定めたことがきっかけで、以前からローマに存在していたリースを飾る文化と、キリスト教の文化が混ざり、クリスマスにリースが飾られるようになったといわれています。
次は、人々がクリスマスリースにどんな思いを込めて飾っていたのかについてお話します。
クリスマスリースが持つ意味は大きく分けて4つあります。
クリスマスリースの装飾でよく使われるモミやヒイラギなどの常緑樹は、古くから強い生命力の象徴とされてきたこともあり、魔除けの意味があります。
特にヒイラギの葉は生命力の源とされ、魔物などの悪いものから身を守ってくれると信じられてきました。
葉自体に殺菌作用や抗菌作用があるため、「災いから家族を守るもの」といった意味が生まれたそうです。
玄関のドアに飾ることが多いのも、出かけた家族が無事に帰ってくるようにという願いが込めるためだそう。
素敵な考え方ですよね。
クリスマスリースの装飾に使われている松ぼっくりやリンゴ、ブドウの蔓、麦の穂などは「収穫」の意味を表しています。
本年の収穫への感謝を表すとともに、翌年の豊作を祈願するという意味が込められています。
日本では、クリスマスが終わると装飾を片付けて、お正月飾りに変えるのが一般的ですが、 キリスト教圏では、年明けまでクリスマスリースやツリーを飾る家庭が多いそう。
キリスト教では、クリスマスイブまでのおよそ4週間は、キリストの降誕を待ち望む「アドベント(待降節)」という期間にあたります。
そして、クリスマスの12月25日から主の洗礼の祝日(※年によって異なる)までのおよそ2週間は、キリストの誕生を祝う「降誕節」という期間にあたります。
このアドベントと降誕節の期間にクリスマスリースを飾る家庭が多いようです。
クリスマス飾りは、日本のお正月飾りのように新年の幸せを願う役割も持っているんですね。
年末年始に海外旅行に行く方は、街中や玄関のドアにリースが飾られているかチェックしてみてはいかがでしょうか。
丸い輪の形をしたリース。
「始まりも終わりもない」ことから、「永遠」の象徴とされています。
ここにキリスト教の教えが合わさり、古くから「永遠の神の愛」を表すものとして考えられています。
クリスマスリースに使われる代表的な飾りやモチーフの多くは、クリスマスカラーの赤・緑・白が使われています。
赤はキリストの血を表していて、「寛大な愛」の象徴。
緑は「生命力」や「永遠の命」を意味します。
白は、罪や汚れがなく「純潔」「潔白」などの象徴です。
この3色以外にも、ゴールドやシルバーも合わせてクリスマスカラーと呼ばれることがあります。
イエス・キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」やキリストの高貴さを表していて、「光」や「王権」を意味するそう。
ここからは、それぞれの飾りやモチーフが持つ意味を見ていきましょう。
クリスマスリースによく使われる、モミやスギ、月桂樹などの常緑樹。
年間を通じて葉を一斉に落とす時期がないため、「エバーグリーン」とも呼ばれます。
その生命力や力強さから、永遠の象徴とされています。
また、先の尖った葉の形や、抗菌作用を持つことから、魔除けの意味も持つそうです。
モミやヒバなどのエバーグリーン(常緑樹)をたっぷりと使ったクリスマスリースは、とっても上品。
同じグリーンでも質感や色味の異なるものを組み合わせることで豊かな表情になります。
ホワイトやブラウンを足すことで、グリーンの美しさが引き立ちます。
トゲトゲの葉が印象的なヒイラギ。
ヒイラギの葉は、イエス・キリストが十字架に磔にされた時にかぶっていた冠を連想させることから、「キリストの受難」を表しているといわれています。
そして、赤いヒイラギの実は、キリストの流した血を表しているといわれています。
キリストが人々の罪をかぶって流した血のことなので、「神の愛」「寛大さ」といった意味も込められているそうです。
ヒイラギもモミやスギと同じく常緑樹なので、魔除けの意味も持ち合わせています。
リボンやベルには魔除けの意味が込められているといわれています。
キリスト教では、ベルの音は喜びの象徴でもあります。
イエス・キリストの誕生を知らせたのも、ベルであったとされています。
スパイシーな香りのシナモンには、魔除けの力があるといわれています。
昔からヨーロッパでは、柑橘類やシナモンを使った「ポマンダー」と呼ばれる飾りを作り、魔除けやお守りとする習慣もあったそう。
シナモンをあしらったクリスマスリースは、心地よい香りを楽しめるのも嬉しいところ。
「素敵な香りで客人を歓迎する」という意味を込めて、クリスマスリースに使われることもあるそうです。
りんごや丸い形のオーナメントボールは、アダムとイブが口にしてしまった「禁断の果実」の象徴なんだとか。 りんごは寒い季節に保存が効くこともあり、昔から飾りとしても重宝されていたようです。
松ぼっくりやりんごなどの実や作物は、収穫や神へのお供えの象徴とされていて、来年の豊作を願うという意味が込められています。
元々クリスマスの飾り付けに使われていたのは、松ぼっくりではなく、もみの実でした。
イエス・キリストの母マリアと父ヨセフが、イエスを守るために逃げていた時、もみの木に身を隠して難を逃れ、無事イエスが誕生したという言い伝えが残っています。
このことから、もみの実がリースなどの飾り付けに使われるようになりましたが、もみの実はヤニが多くクリスマスの時期には熟してバラバラになってしまうため、代用品として形のよく似た松ぼっくりが使われるようになったそうです。
クリスマスリースを自分で手作りしたいという方もいらっしゃると思います。
色々な作り方がありますが、今回はツイストリースをベースに、お花をワイヤーで巻き付けて取り付ける方法を紹介します。
モミやサツマ杉、コニファーなどの常緑樹にホワイトのドライフラワーを合わせたリースは、クリスマスにぴったりです。
この作り方を参考に、好きな花材を自分で選んでオリジナルのクリスマスリースを作ってみてはいかがでしょうか。
土と風の植物園 では、クリスマス向けの花材や、リース作りに役立つ道具もご用意しています。
「リースを飾りたいけど、どこに飾ればいいか分からない」
「賃貸住宅なので、壁に穴を開けられない」
そんなお悩みを抱える人のために、お部屋を傷つけない飾り方をいくつかご紹介します。
ご自身のお部屋に合った飾り方で、クリスマスの装飾を楽しんでください。
お家の顔である、玄関。
玄関にリースを飾れば、帰宅するたびに嬉しい気持ちになれますし、自信を持ってお客さんを出迎えられます。
玄関やドアにリースを飾る時は、リースフックを使うのがおすすめ。
ドアの厚みを利用して引っ掛けるだけでリースを吊ることができるので、傷もつきません。
色やデザインがシンプルなフックを選ぶと、アレンジメントが引き立ちます。
アレンジメントを飾らない時期は、帽子など軽い物を置く場所として活用していただくこともできますよ。
リビングなどの壁に飾れば、いつでも目に入るので、見るたびに嬉しい気持ちに。
インテリアに合わせてリースの色味やデザインを選ぶのも楽しいですよね。
貼って剥がせるタイプの粘着フックを使えば、ドアや壁を傷つけることなく、場所の移動も簡単にできます。
耐荷重量の関係で落ちてしまうこともあるため、心配な場合は強力なものを選ぶか、2個使用するなどして工夫してみてください。
フックを使うのが難しい場合は、窓辺や棚などの家具の上に立て掛けるようにして飾るのがおすすめです。
▲ケーキスタンドリースをケーキに見立てて、ケーキスタンドやお皿の上などに寝かせるように飾るのも、お店のディスプレイのような雰囲気が出て、とっても素敵ですよ。
ガラスボトルに入っているのは、野ばらの実などクリスマスカラーのドライボタニカルたち。
ガラスボトルで出来た小さなクリスマスツリーなら、お部屋のちょっとしたスペースに飾っていただけます。
お手入れだって、ガラスをさっと布で撫でるだけでいいから、とっても楽ちん。
お部屋をさりげなくクリスマス色に染めてくれるツリーは、ちょっとした贈り物にもおすすめです。
ワイルドフラワーやこの時期ならではの実ものを束ねた、力強さと優しさ溢れるクリスマス限定のスワッグ。
クリスマス感が強すぎないデザインなので、クリスマスが終わっても長く飾って楽しめそう。
ラッピングをすると花束の状態になるので、贈りものにもおすすめ。
冬の森林にいるような、清々しく凛とした香り。
インテリアとしても飾っていただけるエバーグリーンのドライポプリをご用意しました。
1年の中でも何かと忙しいこの季節。
深呼吸したくなるようなすっきりとした香りに包まれて。
見た目も香りも、見る人の気持ちを和ませてくれるはず。
クリスマスに向けて、お部屋を彩るオーナメントはいかがですか。
手のひらサイズのパインコーンに、冬の香りの針葉樹、ユニークなユーカリの実、冬が旬のシトラス系のドライフルーツをあしらいました。
異素材の組み合わせにアシンメトリーなバランスは、見れば見るほど愛着が湧いてくる。
森からの可愛い贈りものみたいなオーナメントです。
古代ローマ時代に誕生したリース。
時代を超え、多くの人の願いや祈りが込められてきました。
そしてクリスマスの装飾や普段のインテリアとして、現在も人々に愛されています。
土と風の植物園ではクリスマスのリース、さらに、アレンジに使っていただける花材をご用意しています。
ぜひ、このご機会にリースなどのアレンジメントをお部屋や玄関に飾り、楽しいクリスマスを迎えてください。
クリスマスツリーの起源については諸説ありますが、キリスト教普及の動きの中で、古代ゲルマン民族の伝統的な祭りと、クリスマスとが融合したことがきっかけとされています。
ドイツでは、15世紀にクリスマスツリーを飾り付けた記録が残っていて、この頃からクリスマスツリーを現代のように飾る習慣が広まったのではないかと考えられています。
その後、イギリスやアメリカ、世界へと広がっていきました。
日本に初めてクリスマスツリーが入ってきたのは、1860年にプロイセンの公使が公館に飾ったという説が有力です。
1860年というと、日本は江戸時代末期で「文明開化」が始まる少し前のころ。
元号が明治になり文明開化が始まると、さまざまな西洋文化が日本に入ってきて、人々の暮らしや考え方が大きく変わっていきました。
クリスマスツリーを飾る習慣もそのひとつとして、日本で少しずつ馴染みのあるものになっていったのかもしれませんね。
クリスマスツリーにもみの木を使うようになったきっかけは、クリスマスツリーの起源とされる古代ゲルマン民族の伝統的な祭り「ユール」に遡ります。
ヨーロッパ北部に住むゲルマン民族は、寒さに強い樫の木を「永遠の象徴」として崇め、信仰の対象として崇拝していました。
日本でいう冬至(12月下旬)の頃に樫の木を飾ったり、丸太(ユール・ログ)を焚いたりして、お祭り(ユール)を行っていました。
中世に入ったのちに、キリスト教の宣教師がゲルマン民族をキリスト教に改宗させるため、「ユール」で使われていた樫の木の代わりに、もみの木を飾る習慣を広めたのが、クリスマスツリーにもみの木を使うようになったきっかけといわれています。
もみの木は、横から見ると三角形の形をしていますよね。
もみの木の三角形は、キリスト教の教えのひとつである、神(父)、イエス・キリスト(子)、聖霊が繋がる「三位一体」を象徴しているそうです。
ゲルマン民族を改宗させるために樫の木を切り倒したところ、切られた樫の木からもみの木が生えてきたという逸話も残っています。
常緑針葉樹のもみは、凍てつくような冬の空気の中でも、美しいグリーンの葉を茂らせていますよね。
キリスト教徒が、もみを三位一体の象徴としたのも、その力強さや神秘的な姿に古くから特別な想いを抱いていたからかもしれません。
日本では、12月上旬にツリーなどを飾り始めるのが一般的。
12月25日が終わるとクリスマスツリーを片付けて、お正月飾りを出す家庭が多いですよね。
一方欧米では、11月末から12月上旬に飾り付けをし、年明けの1月6日ごろに片付ける家庭が多いようです。
キリスト教では、クリスマスイブまでのおよそ4週間は、キリストの降誕を待ち望む「アドベント(待降節)」という期間にあたります。
そして、クリスマスの12月25日から主の洗礼の祝日(※年によって異なる)までのおよそ2週間は、キリストの誕生を祝う「降誕節」という期間にあたります。
このアドベントと降誕節の期間にクリスマスツリーを飾る家庭が多いようです。
25日をすぎると一気にお正月ムードに切り替わる日本とは違っていて、興味深いですね。
クリスマスツリーに飾るオーナメントは、さまざまな種類がありますよね。
それぞれに込められた願いを知ると、オーナメントを選ぶ楽しさも増しますよ。
クリスマスツリーといえば、星を一番上に飾るのが定番。
キリスト教において、星はイエスの居場所を示す重要なものでした。
クリスマスツリーに飾る星は、イエス・キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」を表しているといわれています。
ベツレヘムの星がキリストの降誕を知らせたことで、3人の賢人がイエスの元へ導かれました。
ガブリエルという天使を象徴しているとされています。
大天使ガブリエルは、聖母マリアがキリストを身籠ったことを伝えた天使。
「受胎告知」という名画にも登場します。
エル・グレコが複数描いた「受胎告知」のうちの1枚は、岡山県倉敷市の大原美術館で見ることができます。
エル・グレコの作品は日本に2点しかなく、とっても貴重なんです。
りんごや丸い形のオーナメントボールは、アダムとイブが口にしてしまった「禁断の果実」の象徴なんだとか。
りんごは寒い季節に保存が効くこともあり、昔から飾りとしても重宝されていたようです。
キリスト教では、ベルの音は喜びの象徴。イエス・キリストの誕生を知らせたのも、ベルであったとされています。
クリスマスイブの夜、大きな靴下をぶら下げておくと、サンタさんがプレゼントを入れてくれる。
子どもの頃のわくわくや喜びを体現したようなモチーフですよね。
クリスマスツリーに靴下を飾る習慣は、サンタクロースのモデルともいわれる聖ニコラウスの逸話から生まれたそう。
聖ニコラウスが、貧しい家族を助けようと真夜中に煙突から金貨を投げ入れたところ、全て暖炉で干していた靴下に入り、家族は金貨のおかげで幸せに暮らせたそうです。
ツリーに飾られた靴下の中には、家族で過ごす時間とか、家族の笑顔とか、何気ない幸せがたくさん詰まっているのかもしれませんね。
杖の形のオーナメントは、「Candy Cane(キャンディーケイン)といいます。
赤や白のストライプ柄がポップで可愛いですよね。
この形は、羊飼いが使う杖をモチーフにしたという説があります。
迷っている人や困っている人を導く、助け合いの心を象徴しているともいわれています。
また、この杖を逆さにすると「J」の形になりますよね。
Jはイエス・キリスト(Jesus Christ)の頭文字であることから、この形になったという説もあります。
オーナメントというと、プラスチックやフェルト素材のものが多いイメージ。
きらきらと華やかなオーナメントはもちろん素敵ですが、本物の植物を使ったオーナメントは、人工的な素材とは違う特別感があります。
ひとつひとつ形が違っていて、素朴な温もりがあって。
飾る時にはその手触りも楽しめますよ。
パインコーンにヒバやユーカリの実などをあしらった、オーナメント。
パインコーンには「豊作への願い」や、「繁栄」といった意味が込められています。
松は昔から「不滅性」「不老長寿」など、縁起の良い木として知られているんです。
クリスマスカラーの白いコットンフラワーを使ったオーナメントです。
クリスマスカラーといえば、赤・緑・白の3色。
赤は「キリストが流した血」、緑は「永遠」、白は「純潔」を表します。
雪のような白さとふわふわの質感は、幸福をぎゅっと詰めこんだかのよう。
映画などで、立派なクリスマスツリーの下にプレゼントがたくさん並んでいる光景、一度は見たことありますよね。
このシチュエーションに憧れる方もいらっしゃると思いますが、本物のもみの木は手入れが大変ですし、保管にも困る方もいると思います。
今回は、手軽に飾れるミニサイズのツリーを紹介します。
ミニサイズとはいっても、本物のもみやドライフラワーを使っているので、香りはとっても本格的。
飾り付けのハードルは低くても、クリスマスを素敵に演出してくれますよ。
手のひらサイズの、クリアガラスでできたミニツリー。
もみや野ばらの実など、クリスマスカラーの植物を閉じ込めたシンプルなデザインです。
玄関、キッチン、小さな棚。
小さめだから、ちょっとした場所に、置き物のような感覚で飾れます。
透明なガラスの中に鎮座する植物たちを眺めていると、ミニチュアの世界に迷い込んだかのような気分が味わえますよ。
針葉樹のイメージが強いクリスマスツリーですが、パンパスグラスやホワイト系のお花を使って、ホワイトクリスマス風に。
片手でも持てるちょうど良い大きさ。
場所をとらず、ちょっとしたところに飾っていただけます。
クリームホワイトのパンパスグラスが、優しく光を取り込んで、とても幻想的。
コットンフラワーや松ぼっくりが、素朴な温もりも感じさせてくれます。
いつもとは少し違うクリスマスの雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
香り高く、美しいグリーンが人気のサツマ杉。
もみの木と同じ針葉樹です。
枝を花びんに飾って、オーナメントを葉に引っ掛けると、小さなクリスマスツリーに早変わり。
とても手軽にクリスマス気分を味わえます。
オーナメントは重量感のない、軽めのものをお選びくださいね。
部屋に広がる針葉樹の香りに癒されますよ。
ドライフラワーやドライボタニカルとの相性も抜群なので、組み合わせて飾っても素敵です。
クリスマス感が強すぎないので、シーズンが過ぎても長く楽しむことができます。
こちらは、コットンフラワーやスパイス、木の実たちをぎゅっと詰め込んだクリスマスリースです。
1つのリースの中に10種類以上ものドライフラワーをあしらっていて、小ぶりでも存在感は抜群。
森の息吹を感じたい方にぴったりです。
こちらは、もみやヒバなどをたっぷりと使ったクリスマスリースです。
シルバーがかったグリーンや、柔らかい質感のグリーン。
同じグリーンでも質感や色味の異なるものを組み合わせることで、豊かな表情を感じられるように。
ホワイトやブラウンの要素を全体に足すことでグリーンの深みが増し、コントラストの美しさも際立ちます。
ツリーと同様、クリスマスリースの丸い形や装飾にも、ちゃんと意味があるんです。
ツリーに込められた意味について知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
リースとは?クリスマスを彩るリースの歴史と作り方
ワイルドフラワーやこの時期ならではの実ものを束ねた、力強さと優しさ溢れるクリスマスカラーのスワッグです。
クリスマス感が強すぎないデザインなので、クリスマスが終わってもインテリアとして壁などに飾っておけます。
ラッピングをすると花束の状態になるので、贈りものにもおすすめです。
静まりかえった冬の森を切り取ったかのよう。
ガラスの中に閉じ込めたのは、もみやスギなどの「エバーグリーン」です。
年間を通じて葉を一斉に落とす時期がない常緑樹のことを「エバーグリーン」とも呼びます。
もみやスギのように、葉の先が尖った針葉樹の大半は常緑樹なので、クリスマスシーズンによく使われるんです。
小さく、細かくなった「エバーグリーン」は、きっと今までに見たことがない姿。
上の層はハサミでカットして、下の層は粉砕した最後の形。
木の断面やごつごつした枝の表面が垣間見え、自然のエネルギーを感じます。
1年の中でも何かと忙しいこの季節。
リビングで、寝室で、深呼吸したくなるようなすっきりとした香りに包まれてください。
クリスマスツリーにもみの木が使われる理由や、それぞれのオーナメントに込められた意味。
異教徒同士の信仰が混ざり合い、今に繋がる習わしが生まれるって、面白いですよね。
大きなツリーもとても素敵ですが、お家で飾るなら、やっぱり小さいサイズが場所も取らず、お手入れも簡単。
今回紹介したようなドライフラワーやドライボタニカルを使ったアイテムなら、香りや質感などフェイクグリーンにはない良さも楽しめますよ。
土と風の植物園では、自分でクリスマス飾りを作りたい方向けに、さまざまな花材も揃えています。
記事でも紹介したように、もみやサツマ杉の枝をフラワーベースに飾るだけでも、お部屋がクリスマスらしい雰囲気になりますよ。
ぜひオンラインショップを覗いて、クリスマス気分を盛り上げてくださいね。
Happy holidays!
丸々とした実のような、花が咲く前のつぼみのような形の物体をお届けして、ご自宅で乾燥させていただく。
時間が経つと、その正体が判明する…という、土と風の植物園でも初めての試みでした。
「届くまでに開いてしまわないだろうか」
「お客さまのもとでうまく開いてくれるだろうか」
不安はありましたが、レビューを見ると、ご購入いただいたお客さまにも楽しんでいただけているようで、とても嬉しく思います…!
気になるけど購入されなかった方の中には、「何となく予想はついているけど、正体が気になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のためにも、まずは答え合わせ。
正体は……
こちらの動画を見ていただくと一目でわかると思います!
おわかりいただけたでしょうか??
そう、これからの季節にピッタリ、ふわふわのコットンフラワーです。
乾燥させると殻がぱかー--っと開いて、ピュアでやわらかなホワイトが顔を覗かせる。
とても愛らしい植物です。
土と風の植物園では、毎日ぽこぽこと白いコットンが顔を覗かせています。
「きょうはこの子が開いた!」と、ほほえましい気分で眺めては癒されています。
自由研究の最終形態も無事ネタバレとなりましたので、コットンたちが顔を覗かせた状態のものを後日販売する予定です。
どんな変化を経てこんな姿になっているか分かると、何だか愛着が湧いてお部屋にお出迎えしたくなりませんか?
自由研究をする機会がなかった方も、自由研究をしてもっとたくさんお部屋に飾りたくなった方も是非どうぞ。
今回ご紹介したコットンフラワーは、岡山県赤磐市の山間部にある[小さなテキサス]という名の農園で収穫したもの。
農園を営む橋本恵里子さんに、コットンフラワーを育てようと思った理由を尋ねると、このような答えが返ってきました。
橋本さん
「コットンフラワーを、冬に花びんに飾るのが好きなんです。あまり花が咲かなくて温かみのない冬でも、お部屋が華やぐの」
たしかに。
植物たちが春に備えて色を失う季節だからこそ、ふわふわであたたかみが感じられるホワイトが心に沁み入りますよね。
橋本さんは今年、このコットンフラワーを約400本育てたそう。
橋本さんがコットンフラワーを育て始めたもう一つの大きな理由。
それは、「アメリカのテキサスが好きだから」。
実はコットンフラワーは、アメリカのテキサスと深い縁がある植物なんです。
社会科や地理の授業で習った記憶がうっすらとありませんか?
アメリカは、世界有数の綿の産地。
綿は温暖な気候を好むため、主にアメリカ南部で生産されています。
3大産地とされているのが、テキサス、カリフォルニア、ジョージア州など。
綿花を生産している諸州のことをまとめて「コットンベルト」とも呼びます。
少し話が脱線しますが、 アメリカって、複数の州や地域にまたがる気候や文化といった特性を、「〇〇・ベルト」という言葉で表現することが多いんです。
ラスト・ベルト(さびついた工業地帯)とか、コーン・ベルト(トウモロコシ生産地帯)とか、ブラック・ベルト(アフリカ系アメリカ人の人口が多い南部地域)とか。
調べていただくとお分かりいただけるんですが、ブラック・ベルトとコットン・ベルトを地図で見てみると、ほぼ重なっているんです。
黒人奴隷の労働力を用いることで、綿花の一大産地へと発展を遂げたという背景があるからだそう。
「〇〇・ベルト」という表現から、アメリカの歴史や国土の広大さ、多様性を感じられるって面白いですよね。
ちょっと脱線もしましたが、ここまでコットンフラワーとテキサスの関係についてお伝えしてきました。
もうひとつ、テキサスと深いつながりを持つのが、カントリーミュージックです。
農園[小さなテキサス]の橋本さんは、カントリーミュージックに合わせて踊るカントリーラインダンスなどを長年続けられています。
だから、立ち姿がすごくきれい。
テキサスにちなんだダンスを始めたこともあって、テキサスが大好きに。
”好き”が募って、テキサスにゆかりのあるコットンフラワーを育て始めたそうです。
橋本さんの農園の名前が[小さなテキサス]である理由、ご納得いただけたでしょうか??
秋から冬にかけてお部屋を彩ってくれるコットンフラワー。
農園[小さなテキサス]で育ったものではありませんが、土と風の植物園では、現在ホワイトと、ブラウンに染めたもの、2つの種類をご用意しています。
飾るだけで、お部屋がほんわかとした雰囲気になりますよ。
存在感のあるドライフラワーとの相性も抜群なんです。
パンパスグラスと組み合わせるとこんな感じに。
やさしい雰囲気ですが、明るい色味のコットン・パンパスのそばに、濃いブラウンの枝があることで、全体がぴりりと引き締まっています。
秋の向こうで待っている、冷たい冬の空気も感じられるよう。
テディベアコットンとも呼ばれるブラウンのコットンは、温かみあふれる色味。
真っ白のコットンと、ベージュホワイトのパンパスグラスを馴染ませる、橋渡し役になってくれます。
枝を切って、短めに飾ってもかわいいです。
ちょこんとコットンフラワーのヘッドを添えて、降り積もる雪みたいに。
シーズンを問わず大人気の雲竜柳と合わせると、ぐっと落ち着いた雰囲気に。
細く流れるような線と、ふわふわのシルエットの対比が美しいです。
綿の部分についてしまったガクは、取り除くとよりきれいにお飾りいただけます。
いかがでしたでしょうか。
やっぱり寒い季節になるとお部屋にコットンフラワーをお出迎えしたくなりませんか??
コットンフラワーを使ったクリスマスにぴったりなアイテムも今後発売する予定ですので、お楽しみに。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。ハロウィンは、紀元前の古代ケルト人が行っていた悪霊を追い払うための宗教的なお祭りが起源とされています。
古代ケルトでは、11月1日が新年。
ニューイヤーズ・イブの10月31日には、秋の収穫物を集めたお祭りを行っていました。
この時に、先祖の魂が現世に戻ってくると信じられていたんです。
彼らにとって10月31日は「大みそか」でもあり、「秋祭り」でもあり、「お盆」でもあるような、特別な日だったんですね。
先祖の魂が戻ってくる時に、悪霊も一緒にやってくるとされていたため、彼らは仮装をして 悪霊の仲間だと思わせ、身を守りました。
こうしたハロウィンの風習は、19世紀にアメリカに伝わり、日本を含め世界各地に広まっていきました。
広まっていく中で、宗教的な意味合いは徐々に薄まり、仮装やパーティーなどを楽しむイベントへと変化していったのです。
日本にハロウィンが定着する最初のきっかけを作ったのは、「キディランド原宿店」だといわれています。
1970年代から店頭でのハロウィングッズの販売に力を入れるようになり、1983年には販売促進のためにハロウィンパレードを行いました。
その後、テーマパークや菓子メーカーもハロウィンに注目するようになり、急速にハロウィンが秋の風物詩として国内で広まっていったのです。
ただ、子どもが近所の家をまわってお菓子をねだる「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」の風習は、海外ほどは根付いていません。
日本では、仮装やコスプレをしたり、お部屋を飾り付けてパーティーしたり、という楽しみ方が一般的ですよね。
次の章では、お家で過ごすハロウィンに欠かせない、かぼちゃのモチーフについてお話します。
ハロウィンと聞いてまず思い浮かべるものといえば、かぼちゃをくり抜いて作った「ジャック・オ・ランタン」。
ハロウィンが近づくと、街のあちこちで不気味な笑みを浮かべたモチーフを見かけますよね。
ジャック・オ・ランタンは元々、魔除けのためのアイテム。
古代ケルト人はジャック・オ・ランタンを飾っておくことで、悪霊が家に寄り付かなくなると考えていたそうです。
また、先祖たちの霊が、迷わず家に戻るための案内役でもあったとされています。
「ジャック・オ・ランタン」を日本語にすると、「ジャックの灯り」。
この「ジャック」とは、古代ケルト、今のアイルランドの古い民話に登場する人物を指しているとされています。
民話の中で、悪魔を騙して生きながらえたジャック。
寿命が尽きた時も、魂を取りに来た悪霊を騙して追い返しました。
そのせいで、天国へも地獄へも行けなくなり、カブで作ったランタンを持ってさまよい続けることになりました。
この民話に登場するランタンに由来して、「ジャック・オ・ランタン」といわれるようになったとされています。
「カブのランタン?かぼちゃじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
その理由は、次でお話しますね。
古代ケルト人が元々使っていたのは、かぼちゃではなく、カブで作ったジャック・オ・ランタンでした。
ケルト人がアメリカに渡り、ハロウィンがアメリカで広まった時に、カブからかぼちゃに変わったといわれています。
当時のアメリカではあまりカブを食べる習慣がなく、生産量が少なかったそう。
対してかぼちゃは生産量も多く、ハロウィンの季節が収穫時期にあたることから、かぼちゃのジャック・オ・ランタンが一般的になっていったようです。
本来は「魔除け」の意味を持つジャック・オ・ランタンでしたが、ハロウィンが世界各地に広まっていく中で、魔除けとしての役割は徐々に薄れていきました。
代わりに、ハロウィン気分を盛り上げる装飾品へと、その役割を変化させていったのです。
100円均一で買えるような紙やフェルト、プラスチックなどで作られたモチーフが、手軽で人気ですよね。
一方、安っぽくなくて野菜らしさを感じられる方がいいけど、かぼちゃのジャック・オ・ランタンは大きすぎる、、という理由でソラナム・パンプキンを選ぶ人もいるそう。
ソラナム・パンプキンとは、手のひらサイズのかぼちゃのような実をつけるナス科の植物のこと。
つややかなオレンジは、悪霊もさっと追い返してくれそうですよね。
次の章では、こうした小さなサイズのおばけかぼちゃやドライフラワーを組み合わせた飾り付けアイデアをご紹介します。
ハロウィンが終わった後も、おしゃれなインテリアとして楽しめるものもありますよ。
手作りのドライフラワーやドライボタニカルをお届けしている土と風の植物園では、季節の植物を取り入れたり、ハロウィンらしい色合いを意識したアイテムを揃えています。
あなたのお気に入りが見つかりますように。
ミニカボチャと一緒に、秋の実や果実をごろごろと並べてみると、ポップで可愛らしい空間に。
赤みを帯びたミニカボチャ、粒の色が美しいコーン、ふわふわの綿毛が気持ちいいコットンフラワー。 どれも自然の芸術品。
器に入れて飾ったり、小物や花瓶の足元に添えたり。
どこに飾ろうかなって考える時間も楽しんでくださいね。
ハロウィンが終わってもそのままインテリアにできるものが欲しい方は、ドライフラワーや秋の実ものをシンプルに飾って、色で遊んでみましょう。
オレンジゴールドやパープルを合わせたハロウィンらしいカラーリングがおすすめ。
個性的な見た目のドライボタニカルも取り入れたら、不思議でちょっぴり怪しげな空間が完成です。
クリーム色でふわふわのパンパスグラスは、通称”オバケススキ”。
ハロウィンにぴったりの名前ですよね。
手軽にハロウィンの雰囲気を演出したいなら、リースがぴったり。
おばけかぼちゃ、鮮やかなほおずきなど、ハロウィンカラーが主役のものを選びましょう。
オレンジによく馴染む暖色系のドライフラワーや、秋の実をたっぷりとあしらったものなら、壁に飾るだけで部屋がぱっと華やかになりますよ。
平らな場所に置いて、周りにおばけかぼちゃをディスプレイするのもおすすめです。
お気に入りは見つかりましたか?
小さなサイズのおばけかぼちゃや、ドライフラワーを使った飾り付けなら、お部屋にも取り入れやすいですよね。
古代ケルトの人々にとって本当に特別な日だった、10月31日のハロウィン。
当時の慣習は、一見とっつきにくい宗教行事のようにも思えますが、先祖を悼む心や、一年の実りに感謝して新たな年を迎えたいという気持ちは、今を生きる私たちと変わらない気がします。
本来のハロウィンの意味を知ることで、ただのイベントとしてではなく、古代ケルトの人々に親しみの心を持ちながら過ごせるのではないでしょうか。
皆さんが素敵なインテリアに囲まれて、楽しいハロウィンを迎えられますように。
ラベンダーは地中海沿岸を原産とするシソ科のハーブ。
開花時期は5月〜7月で、市場で最も流通するのは6月になります。
香りが豊かで強い匂いを放つため、古くから殺菌作用や防虫効果などがあるとされ、「ハーブの女王」といわれています。
ラベンダー(Lavender)の語源は、ラテン語で「水で洗う」を意味する「ラヴァーレ(lavare)」。古代ローマ人が、ラベンダーで湯に香りをつけて入浴していたことに由来しています。
何千年も昔に生きていた古代ローマの人びとも、私たちも、時をこえて同じ香りを楽しんでいると考えると、何だか不思議ですよね。
ラベンダーと聞くと、香りが思い浮かぶくらい、様々な香りものの商品に使われていることが多いお花です。ラベンダーの香りにはリラックスさせる効果があり、安眠にも効果的だと言われています。
現代まで続く香水の元祖である「オー・デ・コロン」も、ラベンダーの精油が配合されていたようです。現在でも、香水やアロマの香りでパッと思いつくものといったらラベンダーの名がすぐに上がるのではないでしょうか?
代表的な花言葉は「沈黙」「幸福」「期待」など。
ラベンダーと一口に言っても品種によって花言葉は異なり、「幸福」はイングリッシュラベンダー、「期待」はフレンチラベンダーの花言葉となっています。
そんなラベンダーが日本へやってきたのは江戸時代のこと。江戸時代の文献に、「ラーヘンデル油」の名前があり、ラベンダーの精油を輸入していたようです。和名では「薫衣草(くぬえそう)」と呼ばれ、当時からその香りの高さを評価されていたことが伺えます。
1950年代以降、北海道の富良野地方でラベンダーの栽培と精油の製造が盛んになり、その後全国へと広まっていきました。
最も一般的に市場で流通しているのが「イングリッシュラベンダー」です。
数多あるラベンダーの品種の中でも香りが強く、ドライフラワーにした後も長く香りを楽しむことができます。
「フレンチラベンダー」は、花穂がうさぎの耳のようなかわいらしい見た目が特徴です。
紫色のイメージを持つ方が多くいらっしゃるかと思いますが、紫だけなく、ピンクや白い花を咲かせるものもあり、お好みで花色を選ぶ楽しさがあります。
アロマオイルといったら「グロッソ」というほど、その香りの強さと成育の丈夫さから採油目的で育てられることが多い品種。成長すると1mくらいの堂々とした姿で迫力があります。
今年新たに仲間入りした当店の商品はこの「グロッソ」を使ったものです。
ドライフラワーにする手法は色々あり、少量の水を入れた花瓶に挿して、少しずつ水分を蒸発させながらドライにする「ドライインウォーター法」やお花の発色が綺麗なまま縮みも少なくできる「シリカゲル法」などなど…ドライにしたい花の種類などによって使い分けています。
ラベンダーは渇きやすくドライフラワーにしやすいので、手軽に作れる「ハンギング法」をご紹介。とっても簡単なので、初心者の方にもおススメです!
ご用意するもの
・ラベンダーの生花
・紐(まとめられればどんな紐でもOKです。麻紐だとオシャレになるので◎)
・はさみ
作り方
①お好みのラベンダー生花を用意
②茎にある葉を取り除く
③束にして紐で、キツめに結ぶ
④1週間ほど風通しの良い日陰に、花穂を下にして吊るしておく
吊るして置く場所のポイントとしては、(1)早く乾燥出来そうな場所 (2)花を傷めない場所 が最適です。
浴室や洗面所、台所付近など、湿度が高くなりそうな水回りを避けるのはもちろんですが、風が直接あたるようなエアコンの下や、家族の出入りが多そうなドア付近も、お花が痛んでしまい、ポロポロと落ちてしまいますのでおススメしません。
出来るだけ早く乾燥したほうが、綺麗な状態でドライフラワーにすることができ、また、まとめて束にする際に、少ない本数(大体パスタ1人分)でまとめると失敗なく綺麗に仕上がります。
ドライ後に注意することは、乾燥した後は花穂がぽろっと落ちやすくなる為、慎重にお取扱いいただくか、型崩れ防止のスプレーを使用いただくと長く美しさを保てます。
「土と風の植物園」では、ドライフラワー(単品)のご用意もございますので、自分で作るのはちょっと難しそうだな…と思う方にも、気軽にラベンダーのドライフラワーをお楽しみいただければ嬉しいです。
しっかりお花が乾燥し、ドライフラワーが完成した後の楽しみ方をいくつかご紹介いたします!
花束にして飾れる「スワッグ」は、ドライフラワーといえば!な楽しみ方です。
たくさんのお花や葉っぱを束ねてボリューミーなスワッグや一種類を数本まとめたシンプルなものもお部屋のワンポイントになって素敵ですね。
ドア飾りとして周知されている「リース」は茎や枝がなくても作れるため、スワッグよりも自由度が高く、作る一人ひとりの個性によって色んな顔になるのが面白さ。
一般的には「リースベース」と呼ばれる円形の土台を使用して作られます。グルーガンなどを使えばドライの果実・木の実などを接着してデザインの幅を広げることもできます。
ドライフラワーの美しさや繊細さを閉じ込めて飾れる「標本」も、色んな見せ方ができて、お手入れも簡単です。手軽に作れてセンスよく飾れますので、男性の方にも是非取り入れて欲しい方法ですね。
密封できる透明なガラスボトルなどに入れることで、空気に触れさせず、長く綺麗な色味を楽しめます。
ミモザなどのお花が落ちやすい繊細なものも、お取り扱いに気をつかうことなく楽しめます。
また、ナチュラルなバスケットを用意して、ラベンダーを入れるだけでも素敵なインテリアに。
バスケットから元気いっぱいに溢れだすラベンダーがお部屋も気持ちもぱっと明るくしてくれそう。
ラベンダーはドライフラワーにしても香りが強く残るため、ポプリにするのに向いている草花のひとつです。
ポプリとは、香りのよいハーブや花びら、スパイスなどを混ぜ合わせ、熟成させたもののこと。フランス語で「ごった煮料理」を意味するpot pourriからきていて、壺にさまざまな具材を混ぜ入れて作ったことに由来します。
土と風の植物園でも、ラベンダーのポプリを期間限定で販売しています。
(下記は当店スタッフが発売に先がけ、自宅体験したレビューです。)
やさしくつつまれるような香りで、リラックスしてぐっすり眠れそうと思い、このポプリを寝室に置いてみることにしました。
ガラス瓶の蓋を開けると、ラベンダーの香りがほのかに鼻腔をくすぐります。
洗剤、柔軟剤、ルームフレグランス、整髪料、香水、、、世の中は「香り」であふれていますよね。
ひとつひとつの香りは本当に素敵でずっとまとっていたくなるのですが、その香りたちが混ざるのが、個人的にあまり得意でなく、これまで自宅にたくさんの香りを持ち込まないようにしていました。
そんなわたしが、ものは試しにと初めて寝室にお迎えしたポプリ。
枕元にうっすらとラベンダーの香りが広がるのが慣れなくて、不思議な心持ちなのですが、心地よい。
ほかにも使い道はさまざま。
小さな袋に入れてサシェにすれば、その香りと抗菌作用で衣類を害虫から守ってくれ、ラベンダーを煎じたものは食欲を増進、消化を助けてくれるとされています。
キャンドルにすれば、優しい香りと炎のゆらめきで心のデトックスに一役買ってくれるでしょう。
こうした汎用性の高さが、ラベンダーが古代ローマの時代から愛されてきた理由かもしれませんね。
スワッグやリースにする際に、一緒に組み合わせてあげるとよりお互いの良さが引き立つドライフラワーがあります。
土と風の植物園で取り扱ったラベンダー×他の草花の組み合わせをご紹介いたします。
細葉のユーカリと合わせれば、シックな雰囲気をもたらします。
緑と白銀色の葉っぱをもつダスティミラーなら、ラベンダーの紫を更に惹き立ててくれるでしょう。
ハーブたちを一緒にしてあげることで香りの相乗効果が生まれるので、おすすめな組み合わせのひとつです。
特にローズマリーは、そのキリリとした雰囲気がラベンダーの優しい色味や佇まいにアクセントを加えてくれます。
色味は同じ寒色の青や緑の系統がよく合いますので、ここに挙げたお花以外にも、新しい組み合わせを是非見つけてみてください。
いかがでしたでしょうか。
リラックスタイムや、眠りに付く前のひとときは、今日という日を良い気持ちで終えるための、とても大切な時間。ラベンダーと過ごすことで、その時間が皆さんの至福のひと時になると嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
スモークツリーはモクモクと煙が立ち上るような見た目が特徴の花木で、その名の通り、「ケムリノキ(煙の木)」と呼ばれています。
また、白熊の尻尾の毛を束ねて作られた仏具の払子に似ていることから「ハグマノキ(白熊の木)」という和名もつけられています。
花言葉は、『賑やかな家庭』『煙に巻く』『賢明』『はかない青春』…。
贈り物のお花としてもおすすめで、「賑やかな家庭」といった花言葉からは、ウェディングのフラワーアレジメントにも多く使われています。
ヨーロッパからアジアにかけて分布し、初夏の5~6月頃に開花し、流通します。
ちょうど今頃ですね。
憧れのスモークツリー。
実は、種まきのほか、挿し木で増やすことができ自宅で育てることが可能です。
ご自宅のシンボルツリー(庭木)としても最適。
当店でもスタッフが育てています!
スモークツリーの特徴・育て方について、少しご紹介させていただきます。
スモークツリーは、花径3~5㎜程度の小さな花をたくさん咲かせ、その様子はふわふわの綿菓子のよう。多くの枝を持つ木で、広い場所では5~7mにまで育つこともあります。
雌株では花が終わって間もない頃、茎のあたりに長く伸び、細かい糸状の毛が隙間なく生えてきます。この糸状の毛が、スモークツリーのふわふわと煙のように見える部分なんです。
このふわふわの部分、不稔花(ふねんか)といって、花枝が長く伸びたもの。
スモークツリーは、雌雄異株(オスとメスがある)でスモーク(ふわふわ)になるのはメスだけです。
スモークツリーは、丈夫な植物で肥料もほとんど不要、害虫も発生しづらく育てやすいですが、できるだけ日当たりのいいところで育てることと、葉が密集してしまうとカイガラムシやハダニなどの虫が発生するため気を付けましょう。
ウルシ科のため、剪定する際に切り口(樹液)を素手で触ってしまうとかぶれるので要注意。
鉢植えも可能ですが、毎年、植え替えの必要があるので、地植えがおすすめです。
水のやりすぎは根腐れの原因になってしまうので、水はけのよい土壌に植えて、乾いたら水をやることがコツです!
そのまま活けるだけでなくドライフラワーにも人気なスモークツリー。
スモークツリーの品種にはいくつかがあって、中でもドライフラワーに適したスモークツリーをご紹介していきます!
濃いピンク色が特徴のグレース。
スモークツリーの品種の中でも人気の高い色です。
また、花だけではなく、葉の色の変化も楽しめます。夏になれば葉が褐色になり、秋ごろになるとオレンジになります。
花は白く、葉は緑。
花も葉も大振りで存在感があります。
他のドライフラワーとも相性が良いです。
成長速度が早く持ちもいい品種です。
日光に当てるとピンク色に、日陰においておくと緑に。
育て方によってグラデーションを楽しめます。
スモークツリーは主役にも脇役にもなる名俳優。
アレンジのメインとしてそのまま飾るもよし、アクセントになり、他の花材とも相性ピッタリ、アレンジするもよしなのです。
ふんわりとしたシルエットで大人可愛いものや、ドライのスモーキートーンを活かしてモダンでシックなものなど、幅広いテイストでアレンジが可能です。さらに、空間を少し大きめに使って飾ると、この花の持ち味がでます。
スモークツリーだけをシンプルに活けるのも魅力的です。
枝分かれしているので1本を花瓶に挿すだけでもボリューム良く飾ることが出来ますよ。
枝もしっかりしておりピンと自立して、存在感がありますね。
シンプルなお部屋に映えること間違いなし!
幹の部分を束ねて壁に飾るスワッグ。
お部屋がぐっと華やぎます。
絡まりやすく折れやすい、花穂がつぶれやすいのでスワッグを作る際は気を付けましょう。
作り方動画はこちら
すこしくしゃっとした印象のスモークツリーを、ぎゅっと密集させてリースにするのもおすすめです。
とても柔らかい印象になります。
作り方動画はこちら
スモークツリーを使用することによって、上からも横からもふんわり丸いシルエットのブーケになります。
スモークツリーを天井から吊るし、ナチュラルでシャビ―な雰囲気を持たせながらもとっても華やかな演出になりますね。
(撮影:Cafe&Diner KAG /倉敷市)
ドライのスモークツリーで店舗装花をさせていただきました。https://tsuchikaze.jp/blogs/tsuchikaze_news/1149
https://www.instagram.com/p/CeQliMyrwzo/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MmJiY2I4NDBkZg==
スモークツリーは、ドライフラワーにするのも非常に簡単で、お家で作るのにもぴったりです。
逆さに吊るしたり、そのまま立てておいたりするだけでドライフラワーになります。
注意点は、花穂が軽く繊細なこと。
ドライにする時に窓辺などの風が強い所は避けるのが無難です。
スモークツリーは、独特の存在感がありながらほんわり優しい色合いでどの花材とも相性抜群。
代表的なドライフラワーとの組み合わせを紹介していきます。
ドライフラワーの定番グリーンのユーカリは、さわやかでフレッシュな香りが特徴です。
ダスティミラーは、羽状の深い切れ込みが特徴の葉です。葉茎には繊毛が密生しているため、全体が白銀色に見えます。
スターチスは、小さな花を複数咲かせます。
ピンクやパープル、オレンジなど、いろいろなカラーがあり、ドライにしても色があせないことが特徴です。
上記のドライフラワーとスモークツリーを組み合わせた初夏の花束をご用意しました。
グリーンとホワイト、差し色のパープルでまとめた初夏を感じるさわやかな組み合わせです。
初夏のブーケ購入はこちら
カスミソウは、無数の白い小さい花を咲かせます。
華奢でいろいろな花とも相性のよいカスミソウはドライフラワーとしても大変人気があります。
こちらは、カスミソウとスモークツリーを組み合わせた、やわらかいグラデーションが特徴のブーケ。
贈り物にもピッタリです。
淡雲のグラデーション 購入はこちら
美しい人を表す花として、古くからした親しまれてきた芍薬(シャクヤク)。
和と洋、どちらの花材にも合わせやすいです。
こちらは、初夏の訪れを感じる芍薬とスモークツリーをたっぷりあしらった幸福感たっぷりなブーケ。
飛び切り気分を味わえます。
芍薬とスモークツリーのブーケ購入はこちら
単品の他、ブーケやリースなどのアレンジメントもご用意しております。
最初にご紹介するのは、お部屋も心もぱっとはなやぐようなリース。
鮮やかな黄色いミモザをふんだんにあしらいました。
ミモザに合わせたのは冬に人気の枝もの、ナンキンハゼ。
冬から春への季節の移り変わりをお部屋で味わいたい方にぴったりです。
こちらのリースを購入してくださったitto..さんはお部屋のドアに飾ってくれたそう。
▲ itto..さんのレビュー投稿
<itto..さん>
「きれいな黄色で、一気に春がやってきたみたいで華やかな気分になります。ところどころにあしらわれたナンキンハゼも可愛いです。」
お部屋の雰囲気がぱっと変わって華やかに。
シックな色合いのドアに鮮やかなミモザの黄色が映えます。
[リース]ミモザ・ナンキンハゼ<ゆきどけ>の商品ページはこちら
淡いホワイトのドライフラワーをミモザに合わせてお作りしたスワッグ。
やわらかな雰囲気をまとっていて、お部屋全体がやさしさに包まれそう。
o_chan.myhome_g.sさんは、春らしいものを取り入れたくてこちらのスワッグをお家にお出迎えしてくれたそう。
< o_chan.myhome_g.s>
「春っぽく鮮やかなものを選びました。
ドライフラワーなのに色鮮やかさが残っていて驚きです。」
お部屋の壁にかけて、空間のアクセントとして素敵に飾ってくれています。
眺めているだけでやさしい気持ちになれそう。
笑顔がまたひとつ増えますように。
[スワッグ]ミモザ・カスミソウ・ラムズイヤー<たからもの>
こちらはミモザにシルバーグリーンのユーカリを束ねたシンプルなスワッグ。
まだまだ寒さの残る日もありますが、あたたかみのある黄色い花がお部屋も心もふわっと包んでくれそう。
<購入したお客様の声>
「ユーカリがフレッシュな状態で届き爽やかな香りがします。
ドライになっていく色の変化も楽しく、ミモザが一足はやく春を届けてくれます。毎年リピートしたい素敵なスワッグです。」
※花材はフレッシュに近い状態でのお届けとなる場合があります。
「ボリューム感あるユーカリと合わさると、ミモザの可愛さが引き立って、とても相性の良い組み合わせだと思います!気に入っています!」
鮮やかな黄色い花とユーカリの爽やかな香りが気持ちをリラックスさせてくれそう。
こちらは、いつも出荷に携わってくれているツチカゼスタッフから可愛い!と大好評の植物標本。
ミモザのきゅっとすぼんだ可愛らしい花姿を、ガラス越しにいろんな角度から楽しめます。
<購入したお客様の声>
「ミモザのスワッグがほしかったのですが、飾るところの関係で小さな標本にしました。小さい中にもミモザの季節感があって、とても満足しています。」
玄関やリビングのちょっとしたスペースに。
さっと置くだけで、お部屋に彩りを添えてくれます。
ナチュラルな見た目で飾る場所を選びません。
[ドライフラワーの植物標本]ミモザの商品ページはこちら
▲そのまま飾れる、ミモザのバッグ入りブーケ
こちらはミモザと春の草花をぎゅっと詰め込んだ、バッグ入りブーケです。
お花がぴょこぴょこ顔を覗かせ、見れば見るほど新しい発見が。
▲ summi_roomさんのインスタグラム投稿
壁やハンガーラックにかけるなど、いろんな飾り方ができるのが魅力のアイテム。
summi_roomさんは、ブーケをナチュラルなカゴに入れてとっても素敵に飾ってくれています。
▲summi_roomさんのインスタグラム投稿
カゴから元気いっぱいに溢れだす草花たちがお部屋も気持ちもぱっと明るくしてくれそう。
コットンバッグは、土と風の植物園のロゴスタンプ入り。
ブーケを取り出して別で飾り、コットンバッグはエコバッグとしてお使いいただくのもおすすめです。
そのまま飾れる、ミモザのバッグ入りブーケの商品ページはこちら
いかがでしたでしょうか。
土と風の植物園ではこの他にもあたたかな陽気を運んできてくれるような春のお花を沢山取り揃えております。
まだまだ外でお花を見る機会が少ない季節、部屋にお花を飾って華やかな雰囲気を楽しみませんか。
最初にご紹介するのは、ガラスボトルで出来た小さなクリスマスツリー。
この冬一番の人気のお品です。
小さめだから、どんな場所にも飾りやすい。
お手入れだって、ガラスをさっと布で撫でるだけでいいから、とっても楽ちんです。
koharulifeさんは、ご自宅にクリスマスツリーがないので、ちょっとした棚に飾れる小さなツリーを探されていたそう。
ご自身がよくいるキッチンからもダイニングからも良く見える場所なので、キッチンのカウンター上に飾られているとのこと。
<koharulifeさん>
「ガラスボトルのなかにドライのツリー、というのが新鮮でした。LEDのキャンドルと合わせて飾ると、キャンドルの灯りがガラスにゆらゆら反射して、幻想的な風景になるのが気にいっています。
手持ちのクリスマス飾りとも合わせやすいサイズ感で、小さなかわいいクリスマスの世界を作ることができました。毎日この景色を眺めて癒されています。」
SMALLサイズは残念ながら完売となりましたので、LARGEサイズのみの販売となります。
木の実やオブジェ、キャンドルなどと一緒に飾っても華やかで楽しい雰囲気になりますよ。
ガラス標本のクリスマスツリー 商品ページはこちら
クリスマスの楽しげな雰囲気が出るように、丸みのあるシルエットを散りばめた木の実のミニリース。
sallyhaus__さんは、新しいお家にお出迎えしてくださったみたい。
<sallyhaus__さん>
「飾った場所は玄関外ドアです。サイズ感と色合いがとても可愛くてクリスマスが待ち遠しくなるリースです!大切に飾らせていただきます。」
ミニリースは在庫が残りわずかとなっておりますので、気になる方はお早めに。
[リース]コットン・ばらの実・ケイトウ<Happy Christmas!>商品ページはこちら
一方、こちらの大きめサイズのリースはボリュームたっぷり。
植物たちが息づく冬の森をイメージしています。
<購入したお客さまの声>
「友人のお店の19周年のお祝いと自宅のリースとして2つ注文させていただきました。友人もとても喜んでくれましたし、私も自宅で飾りとても気に入っています。ありがとうございました。」
心まで凍えそうな、冬の帰り道。
玄関のドアを開ける時にあたたかな気持ちになれますように。
[リース]赤い実・ブラックベリー・モミ<Home Sweet Home>商品ページはこちら
可愛らしいのだけど、どこか儚げで。
冬の凍てつくような、でも美しく澄んだ冬の空気をまとったミニツリー。
「不朽」「時を経ても色褪せない」などの意味を持つエバーグリーンをたっぷりとあしらっています。
sunnyworks_aromaさんには、お子さまたちが手作りキットに挑戦した時の様子をお聞きしました。
<sunnyworks_aromaさん>
「新鮮なグリーンの香りや感触を味わい、色やカタチを見ながらバランスを考えてつくっていました。重なっていく植物を眺めながら『このへんがいいね』など感想も話していて、微笑ましくとても楽しそうでした。」
この時間が、色褪せない思い出のひとつになっていたらいいな。
お子さまが作り上げた唯一無二のツリーは、ご自宅でされているサロンに飾られているそう。
<sunnyworks_aromaさん>
「これだけの枝もの植物を自分で集めるのは大変なので、セットになっていて嬉しかったです。鮮やかなグリーンがドライになっていく過程も楽しんでいます。また、お手入れも要らずカタチが崩れないので、陽が当たりづらい部屋の植物インテリアとして大変気に入っています。」
エバーグリーンのツリー<星降る夜>商品ページはこちら
クリスマスの朝。
窓の外を見ると、夜の間に積もった雪が朝の光の中できらめいている。
そんなクリスマスのワクワク感をスワッグに閉じ込めました。
冬らしいドゲトゲの見た目をしているのは、サツマ杉。
生花に近い状態でお届けします。
クリスマスを待ちながら、ドライになる過程も楽しんでいただけますように。
<購入したお客さまの声>
「スワッグ初心者ですが、動画や写真を参考に作ったら、とても素敵なスワッグが出来上がりました!枝を切っている時から、家族が良い匂い〜と言っていたので、玄関の外に飾ろうと思っていましたが、しばらくは室内に飾って香りを楽しんでから、外に飾ろうと思います。」
「届いたスワッグひとつですっかりクリスマス気分になれました。 全体がグリーンのグラデーションで白と赤がアクセント。リボンもブルーで大人っぽい落ち着いた印象にまとまっています。 このまま、お正月まで楽しめそうです。」
[スワッグ]サツマ杉・コニファー・コットン<クリスマスの朝>商品ページはこちら
こちらはまだお客さまの声が届いていないのですが、スタッフの一押しのお品なのでご紹介。
エバーグリーン(常緑樹)を異素材のウールやコットンと組み合わせた、土と風の植物園オリジナルのタペストリーです。
タペストリーとは、リネンやウール、シルクなどを使って絵や模様を描いた、壁にかける織物のこと。
でも、糸に加工される前の姿をした素材を植物と組み合わせて、まったく新しいタペストリーを作っても面白いかも。
そう考えて、ホワイトとグレーの羊毛(ウール)を長めに垂らして、ガクが開いたばかりのホワイトのコットンを散りばめました。
羊毛やコットンがふんだんに使われているので、飾るだけでお部屋も気持ちもあたたかく包み込んでくれそうです。
エバーグリーンのタペストリー<冬のヒツジたち>商品ページはこちら
いかがでしたでしょうか。
土と風の植物園ではこの他にも素敵なクリスマスアイテムを沢山取り揃えております。
来年は出会えないかもしれないものばかりですので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
「ドライフラワーってパサパサ」「枯れた花」
そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
でも、土と風の植物園のドライフラワーは、そんなイメージを拭い去る、いきいきとした見た目のものばかり。
レッド、イエロー、ブルー、ホワイト、オレンジ、ヴァイオレット、グリーン、アースカラー。
わたしたちが日々ドライフラワーを生み出す小さなアトリエは、何百、何千という色彩で溢れています。
この読みものでは、奥深いドライフラワーの色の世界と、色彩豊かなドライフラワーを生み出すための秘密のこだわりについてお話しますね。
そもそも、なぜ土と風の植物園では生花やプリザーブドフラワーではなく、ドライフラワーを作ってお届けしているのか。
一言でいうと、ドライフラワーの“変化”を楽しんでほしいからなんです。
自然の風に吹かれ、生花からドライフラワーへと姿を変える草花たち。
パサパサとした質感だったり、生花の時よりも控えめに漂う香りだったり。
五感で感じられる、お花たちの変化。
水分が抜けることであらわれるシワやヒダは、工芸品のように美しい。
中でも私たちの心を特に惹きつけてやまないのが、“色の変化”です。
ドライフラワーは、草花の水分を抜いて作ります。
その過程で、花色が少し薄くなって可愛らしい雰囲気になったり、生花の時のままの色合いが残ったり、生花の時よりも濃厚でこっくりとした色になったり。
例えば、芍薬。
ドライになると、生花の時よりも花びらや葉の色が濃厚に。
ごつごつとした茎と相まって、色気が漂います。
例えば、アリウム ギガンチューム。
明るいヴァイオレットとグリーンは、やわらかなミルクティーに。
こうした変化を「ただ枯れたのではないか?」という方もいらっしゃるのですが、私たちはドライフラワーのことを枯れた花だとは捉えていません。
一般的に「枯れる」という言葉は、草花が満開になった後に花や葉が散ったり変色して、命が終わるという意味。
でも実は、「円熟して、落ち着いた深みのある味わいが出てくる」という意味もあるのです。
水分を抜くことで、深みのある味わいが生まれる。
そして、草花が内に秘めていた新たな色の世界を楽しむことができる。
それがドライフラワーなのだと。
生花や、花の色素を抜き特殊な染料を吸わせて加工するプリザーブドフラワーにはない魅力だと捉えています。
ドライフラワーは着色していない自然由来のものだから、中には元々シックな色味のものも。
シックなものでも色鮮やかなものと組み合わせると、お部屋に飾ったときに明るくいきいきして見えますよね。
ドライフラワーの色の世界をお楽しみいただけるよう、デザインや使うお花の組み合わせを考えながら、スワッグやリースをお作りしています。
購入した時の見た目のままドライフラワーを楽しめる期間は、大体2か月から3か月程度といわれています。
保存環境やドライフラワーの種類にもよりますが、時間が経つとともに 花や葉の色が淡くなるなどの経年変化があらわれます。
読みもの「長持ちさせたい!ドライフラワーのお手入れ方法と保存期間」
土と風の植物園のドライフラワーは、色がしっかり残っているものが多い分、経年変化の過程をはっきりと感じられるはず。
色が変化した後も、雑貨屋さんやカフェで見かけるようなアンティークな雰囲気をお楽しみいただけますよ。
また、基本的に季節の草花をドライフラワーにしているので、経年変化のタイミングは、ちょうどそのお花たちの旬が終わるころかもしれません。
生花とは違う形で季節の移ろいも感じていただけるはず。
次の章では、色彩豊かなドライフラワーを届けるために私たちが日々気を配っている3つのこだわりをご紹介します。
お花たちが元々持っている色の魅力をそのまま残して、あるいはうまく引き出してお届けできるように。
土と風の植物園のスタッフは、花の水分を上手く抜くことを心がけながら日々ドライフラワーをお作りしています。
そのためにまず大切なのが、“生花を乾燥させ始めるタイミング”です。
生花をドライフラワーにする時に花の開き具合が足りないと、花びらの水分が抜けにくく、色が悪くなりやすいです。
また、花盛りを過ぎてしまうと花自体の元気がなくなってしまうので、ドライフラワーも色が悪く元気がない印象に。
開花した直後、一番元気な状態の時に短時間で乾燥させると、生花の時の色合いが残りやすく、いきいきとした見た目のドライフラワーになります。
だから、まだ蕾のものは水につけて開花を待ちます。
花びらの水分量は適正の範囲内か、この状態で乾燥させたら色が悪くならないか、目で見て手で触れて、毎日確認。
それぞれの花がドライフラワーにするのに最適な状態かどうかを見極めてから、ドライフラワーの制作に入るようにしています。
売れ残って鮮度が落ちてしまった生花をドライフラワーにして販売しているお店もあるそうですが、土と風の植物園では状態が良くない花はドライフラワーにしないようにしています。
お客さまに「きれいな色だな」「いきいきして見える」と感じていただくことが何よりも大切だから。
美しい色合いのドライフラワーを作るためには、なるべく短期間で乾燥させることがとても大切。
でも、お花に負担をかけないように、土と風の植物園ではふたつの点に注意しています。
ひとつは、アトリエの空気。
土と風の植物園のアトリエには乾燥室がありません。
格好良い言い方をすれば、アトリエ自体が自然の風と空調を組み合わせた大きな乾燥室になっています。
日によってアトリエ内の気温も湿度も変わりますし、乾燥させているお花の種類や状態も違います。
暖かい空気の方が比較的早く乾燥できるのですが、夏場は「あまり暑いとお花の元気がなくなってしまうかな」と考えて、ちょっと涼しめの風にしてみたり。
日々変わる環境を踏まえて空調を調節しながら、お花に強い風が直接当たらないように気を付けながら、なるべく早く乾燥させるようにしています。
もうひとつはドライフラワーの大敵、虫。
お花も自然のものだから、仕入れた生花に虫がついていることも。
虫にとって葉や花びらは素敵なご馳走なので、気付かないままでいると虫食いだらけのドライフラワーになってしまいます。
そのため、ドライフラワーにする前に虫がいないかひとつひとつチェックしています。
届いた時に自然の草花の香りを感じてほしいから、防腐剤も使っていません。
ブルーのシルバーデージーやカナリーグラスなど、染めてある種類も仕入れてお届けすることがありますが、ほぼ全てのドライフラワーを自分たちの手で丁寧に作ってお届けしています。
商品ページの写真を見た時のワクワクが、そのまま手元に届くように。
そんな願いを込めて私たちスタッフが毎日行っているのが、お花の状態を点検する“お花パトロール”です。
アトリエには、仕入れ先から届いたばかりの生花、乾燥させ始めたばかりの生花、水分がきちんと抜けてドライになったもの……さまざまな状態のお花が置いてあります。
どの状態のものも色合いが変わる可能性があるから、お花パトロールでは全てのお花を点検します。
お花の色が大きく変化していないか、花や葉がいきいきと、お客さまに満足していただけるものになっているか。
状態が悪いと判断したものは販売しないように。
これだけ気を付けていても、お客さまにご購入いただいてから発送するまでのわずかな期間に、色味が大きく変わることがたまにあります。
色の変化が大きい場合は、発送前にどんな色味に変化したかをお客様にお伝えして、ご理解いただけた場合のみお送りするようにしています。
ここまでは、品質上の色のお話。
ドライフラワーは生き物だから、同じ品種のお花でも、どうしても色や形に個体差が生まれます。
でも、どれも私たちスタッフが丹精込めて作り上げた、わが子のような存在。
商品ページの写真のイメージと変わらない。
でも、色合いは唯一無二。
そんなドライフラワーたちを楽しんでいただけると嬉しいです。
ドライフラワー作りは陶芸に似ている、と思う。
丹精込めて自分の手で育てた器が、何千度という熱に包まれた釜から出てくる瞬間。
形は、色合いはどんな風になったかな。
お客さんが喜んでくれるものになっているかな。
ワクワクと、そわそわが同居する感覚。
陶芸家の方はいつもこんな感覚を味わっているのかなって。
ドライフラワーたちの様子を見に行くたびに、そんな気分になるのです。
お花も人間と同じ生き物だから、同じ姿かたちのものはひとつとしてなくて。
色も形も、さまざま。
そんなドライフラワーとの出会いを皆さんにお届けするために、これからも日々歩んでいきたいと思っています。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。生花を乾燥させて作られたドライフラワー。
ガーデニングのお花をドライフラワーにしたり、お店で購入したドライフラワーのスワッグを、お家のインテリアにしている方も多いのではないでしょうか。
生花よりも長持ちすることは広く知られていますが、「どれくらい持つのか分からない」「寿命ってあるの?」と気にされている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、ドライフラワーの寿命の見極め方や、長持ちさせる方法をお伝えします。
お持ちのドライフラワーを長持ちさせたい方や、今後お家のインテリアに取り入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ドライフラワーの保存期間は、保存環境やドライフラワーの種類にもよりますが、2か月から3か月程度といわれています。
長いものだと1年ほど飾ることもできますが、時間が経つにつれ、色あせてきたり、花びらや葉がもろくなって壊れやすくなってきたり。
こうした変化を「アンティークな雰囲気が増すから好き」と感じる方もいれば、「経年変化した」と捉える方もいらっしゃって、感じ方は人それぞれ。
カビや害虫を見つけた時は、すぐに廃棄した方が良いですが、こうした問題がなければ自由に処分するタイミングを決めていただいて構いません。
飾っていらっしゃるご本人が「そろそろ新しいものにしたい」と感じたときは、新しいものに変えていただくと、お部屋の雰囲気も気分も一新されそうです。
ドライフラワーの天敵は、直射日光や湿気など。
日本は湿度が高く、ドライフラワーにとってあまり良い環境とはいえません。
購入してからそんなに日が経たないうちに、花や葉がぼろぼろの状態になってしまうのはなるべく避けたいですよね。
でも、お手入れ次第で長持ちさせることは可能です。
お気に入りのドライフラワーを少しでも長く楽しんでいただくために、次の章では正しいお手入れ方法を紹介します。
ドライフラワーの天敵は、直射日光や湿気、ホコリなど。
これらの天敵からなるべく遠ざけてあげるのが、長持ちへの近道です。
ドライフラワーに付着したホコリは、メイクブラシなどを使って優しく払い落してください。
少し手間はかかりますがホコリを払い落すだけで、カビや害虫の発生を防ぐことにもつながります。
ドライフラワーは直射日光に弱いため、窓際などに飾ると経年変化が早まってしまいます。
そのため、日差しの当たらない壁際や玄関・お部屋のドアに飾るのがおすすめです。
また、室内の蛍光灯によっても、経年変化が早まってしまうため注意が必要です。
少しでも長持ちさせたいなら、一般的な電球が取り付けられているお部屋に飾るのがおすすめです。
湿気の多いお部屋にドライフラワーを飾ると、湿気を吸収して柔らかくなったり、硬くなったりを繰り返し、次第に形が崩れてしまいます。
特に湿度が高くなる梅雨の時期は管理がとても難しくなります。
風通しの良い場所に飾って、少しでもドライフラワーにとって良い環境を作ってあげてくださいね。
ドライフラワー専用のコーティングスプレーなどもあります。
乾燥させても比較的丈夫な花を選ぶのも、ドライフラワーを長持ちさせるひとつの手。
おすすめの花をいくつかご紹介します。
大きくて存在感があったり、小さくても色鮮やかだったり。
クラスペディアやバンクシアなどのワイルドフラワーの中には、ドライフラワーにしても見た目があまり変わらないものも。
丈夫で形が崩れにくく、退色などの経年変化が少ないものが多いため、色の変化を気にしたくないという方におすすめです。
ドライフラワーになっても鮮やかな色が残るスターチス。
ピンク、紫、イエロー、サーモンピンクなど、心ときめくカラーバリエーションです。
乾燥させる前と後で、姿かたちがほとんど変わらないラベンダー。ドライフラワーにした後も、強い香りが残るのが特徴です。
花が散りやすいですが、ポプリにすれば香りを長く楽しむことができます。
ドライフラワーはちょっとしたお手入れで、長く楽しむことができます。
お花屋さんでステキな花を見つけたり、お祝いのギフトで花束をもらったりと、生花を家に飾る機会って意外とありますよね。
「生花をすぐに枯らしてしまうのは忍びない、、」と感じるときは、ドライフラワーにして、お家のインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の高石です。
向日葵は私の大好きな花のひとつ。
日本の原風景を鮮やかに彩る定番の花ですが、フィンセント・ファン・ゴッホが描いた絵の方を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ゴッホといえば、大胆な筆遣いと、強烈な色彩。
[ひまわり]のほかにも、[星月夜]や[糸杉]、[自画像]などさまざまな作品を残しましたが、生前に売れた絵はたったの1枚だったといわれています。
死後に評価が高まり、ゴーギャンやセザンヌなどとともにポスト印象派を代表する画家となりました。
近年、ゴッホやモネらの名画をもとにした、向日葵の品種が登場しているのをご存知でしょうか?
本日は、アートな気分に浸れる向日葵のお話です。
土と風の植物園のアトリエにやってきた、“ゴッホのひまわり”。
ゴッホが描いた[ひまわり]を彷彿とさせることからその名が付きました。
花が開ききっていないものは、水揚げをして開花を待ちます。
濃いめの、鮮やかな黄色の花びら。
ちょうど手を広げたくらいの大きさで、可愛らしい雰囲気です。
向日葵の花言葉は、「あなただけを見つめる」「憧れ」。
ゴッホにとって向日葵は、南仏の太陽そのものだったといわれています。
太陽に恋焦がれるゴッホの姿が脳裏に浮かんできそうな花言葉ですね。
花びらが開いたタイミングで”ゴッホのひまわり”を乾燥させ、ドライフラワーにします。
少し茎が弱いので、茎が折れないように気をつけながら吊るして干したり、平置きにして干したり。
ドライになると、色がぐっと濃厚になりました。
歪んだ線や先端がつん、と尖った花びらには、ゴッホ自身の内面のゆらぎが現れているかのよう。
個人的にはドライにした時の方が、ゴッホの筆のタッチや色づかいに、より近いのではないかと感じます。
”ゴッホのひまわり”のように、名画をモチーフにした品種は、ほかにも。
こちらは、”モネ”という品種の向日葵をドライフラワーにしたものです。
"モネ”は、”ゴッホのひまわり”よりも薄いレモンイエローの花びらと、グリーンの中心部分が、とても爽やかな印象を与える品種。
ドライフラワーにすると、花びら部分は明るいイエローが残り、中心の部分はシックなゴールドに変わります。
カラフルながらもやさしい色味のドライフラワーたちと合わせると、色とりどりの植物やひまわりが咲き乱れるモネの名画、[ヴェトゥイユの画家の庭]を再現しているかのようです。
「アルルに画家仲間を集めて、芸術家のユートピアをつくりたい」。
1888年に南フランスのアルルに移り住んだゴッホは、こんな夢を抱いていたそうです。
[ひまわり]は全部で11点あり、 その多くがアルルで暮らしていた時に描かれたもの。
ゴーギャンとの共同生活を送る家に、12枚のひまわりの絵を飾ろうとしていたといわれています。
和やかに続くかと思われたゴーギャンとの共同生活ですが、口論の末にゴッホが自身の耳を切り落とすという衝撃的な形で、わずか2か月ほどで幕を下ろしました。
アルルにいた頃は盛んに描いていた向日葵の絵も、精神病院で療養を始めてからは描かなくなりました。
ゴッホにとって向日葵は、まばゆい南フランスの太陽、そして彼が体現しようとしているユートピアの象徴であったといわれています。
彼の夢だったユートピアの実現は叶いませんでしたが、南仏の太陽のもと向日葵を描いたアルルでの日々は、彼にとって人生最良の時間だったのだろうな、と。
燃えるような黄やオレンジの色彩は、彼にとっての「幸せ」そのものだったのではないでしょうか。
27歳で画家を志したゴッホは、37歳で悲劇的な死を迎えるまでの10年間で、2000以上の作品を残しています。
数ある作品の中で私が一番好きなのは、こちらの[星月夜]。
学生時代に模写をして、賞をいただいた記憶がうっすらとある、ちょっと思い入れのある作品。
下に載せた[寝室]や、[夜のカフェテラス]も好きなので、黄と青の対比に心惹かれるものがあったのかもしれません。
[寝室]は、アルル時代にゴッホが実際に暮らしていた部屋を描いたそう。
窓やインテリアに散りばめられた黄は、陽だまりのような、ほっとする居場所だということを示しているかのようです。
ゴッホにとって黄の色彩って、やっぱりどこか特別なものだったのかな、なんて考えてしまいます。
関東では、彼が見た世界を追体験する体感型のデジタルアート展が開催されていますね。
彼にとっての幸せの色とは、モチーフとは。
彼の悲しみが詰まった作品とは。
そんなことを考えながら作品を眺めると、自分にとっての人生最良の日々って、いつなんだろうか、とか。
自分のこれまでとこれからについて考えるきっかけにもなりそうですね。
「たくさんありすぎて選べない!」
最期に振り返った時にそう思えたらいいな、と思います。
土と風の植物園では、絵画[ひまわり]を私たちなりに解釈し、”ゴッホのひまわり”を使ったオリジナルのスワッグを作りました。
いろいろなドライフラワーを使いながらも、シンプルに。
ゴッホの絵にならい、向日葵が主役になるように。
色数は多くなくても豪華で、名画にも負けないあでやかさです。
自分で作ってみたい方は、手作りキットもあるのでぜひお試しください。
今年の夏は、彼の名がついた向日葵を飾って、彼の生涯や作品に想いを馳せてみるのも良いかもしれません。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。ドライフラワーの魅力は、とにかく寿命が長いことです。
自然のお花を切り花にした場合、こまめにお手入れをしていても2週間ほどで寿命が尽きてしまうのに対し、ドライフラワーは手づくりのものなら平均3ヶ月はきれいな状態を保つことができます。
もっと長く楽しみたいときは、ショップで売っているドライフラワーがおすすめです。
保存環境やお手入れ次第で、きれいな状態を1年以上キープさせることができます。
アイデア次第で無限に楽しむことができるドライフラワーは、とっても自由度の高いアイテムです。
たとえば、生花を花束のように束ねてスワッグにしたり、茎や葉を取り除いたドライフラワーや木の実を使って季節感のあるオシャレなリース飾りにしたりと、さまざまなアレンジを利かせた飾り方ができます。
また、ラベンダーやユーカリ、バラなどの香りの強いお花や植物を使って、ドライフラワーを手作りすれば、ポプリやサシェなどのインテリア雑貨にアレンジすることもできます。
ドライフラワーは、水やりをしたり肥料を与えたりしなくても、枯れてしまうことはありません。
そのため、毎日忙しくて、こまめにお花や植物のお手入れができない方でも、安心して気軽にお花のある暮らしを楽しむことができます。
また、水や土を必要としないので虫がつくこともなく、花粉も無いのでアレルギーの心配もありません。
小さなお子様のいるご家庭でも安心してお部屋に飾ることができます。
一見難しそうに感じるドライフラワー作り、実はお家でも簡単にできちゃうんです。
今回は簡単にできるドライフラワーの作り方を3つご紹介します。
ハンギング法とは、お花や植物を吊るして、ゆっくり時間をかけてドライにしていく方法です。
①お花を紐などで吊るしておく。
②お花から水分が抜けたら完成!
たったこれだけなので初心者さんでも気軽にチャレンジすることができます。
吊るして乾燥させるあいだもお花や植物を楽しみたいとお考えの方は、スワッグやブーケのようにお花や植物を束ねて吊るして、乾燥させるのがおすすめです。
シリカゲル法とは、乾燥剤「シリカゲル」を使って、花びらの枚数が多いお花や、植物の鮮やかで美しいグリーンを残しながらドライフラワーにすることができる驚きのドライ方法です。
発色の良いキレイなドライフラワーを作ることができるシリカゲル法は、ドライフラワー完成までに時間がかかる、ドライ後の色褪せが起こりやすいといったハンギング法のマイナスポイントをプラスに変えることができます。
ドライ・イン・ウォーター法とは、ドライしたいお花や植物を少量の水を入れた花瓶に挿して、少しずつ水分を蒸発させながら、お花や植物に含まれる水分をじわじわと抜きとってしまう方法です。
ハンギング法のように、お花や植物を逆さまに吊るすことなくドライを進めることができますので、花びらのかたちが崩れてしまったり、花材本来のふっくらとした柔らかな丸みなどが損なわれてしまったりする心配もありません。
ミモザはドライが進むとスカスカになりやすいので、ミモザが生花のうちに、スワッグやリースづくりの素材として使いたいときは、気持ち多めにたっぷり使うこと。
ボリューム感のある華やかなスワッグやリースに仕上がります。
ハーブのなかでもドライにしやすいラベンダー。
ドライフラワーになった後も、しばらくのあいだ香りが残りますので、スワッグやリースづくりでラベンダーが余ってしまったときは、ポプリやサシェといった香りを楽しめるアイテムに変身させて、寝室や玄関に置いたり、プチギフトにしてお友だちに配ったりするのもおすすめです。
紫陽花は、これまでドライフラワーに向かないお花とされてきましたが、品種や旬の時季によって、ドライフラワーに向いている紫陽花もいくつかあります。
ドライフラワーづくりに向いている主な紫陽花は、アナベル、秋色紫陽花(西洋紫陽花)、ミナヅキなどです。
ドライフラワーになったあとも、ふっくらと可愛らしい姿をしている紫陽花は、ウェディングブーケを結婚の記念として一生の思い出にしたいとお考えのカップルからたいへん人気があります。
生花のうちは、バラやカーネーションなどの鮮やかで美しいお花を引き立てる名脇役として重宝されていますが、ドライフラワーになるとスワッグやリース、ハーバリウムなどのオシャレなナチュラルインテリア雑貨のメイン素材として大活躍しています。
かすみ草は、ミモザと同じく乾燥しやすいお花なので、初心者さんも失敗することなく、キレイなドライフラワーを作ることができます。
バラは花びらが多く、何枚も重なっているため、一見ドライフラワーづくりには不向きなお花に見えますが、品種や咲き方に合わせてドライの方法を選ぶことができれば、ドライフラワー初心者さんもキレイにバラのドライフラワーを作ることができます。
ドライフラワーとなったバラは、スワッグやリースなどのインテリア雑貨にするのもステキですが、コサージュなどのアクセサリーにして、オシャレを楽しむのもおすすめです。
ドライフラワーづくりは、どのような種類のお花や植物でも条件さえ合えば、ドライにすることはできます。
けれど、お花や植物も、私たちと同じように、それぞれ個性がありますので、ドライの方法や乾燥時間などによって、仕上がりの美しさが大きく変わります。
たとえば、よくドライフラワーづくりで見かけるミモザ、紫陽花、かすみ草、バラなどのお花は、花びらの水分量が少なくて、硬くて立派な茎をしています。
このような特徴を持っているお花や植物は、生花のころからドライのような雰囲気がありますので、ドライフラワーづくりに向いているといえます。
しかし、花びらが水分をたっぷり含んでいてみずみずしく、太くて柔らかな茎をしている、ユリ、カラー、ツバキ、サボテンなどの多肉植物は、乾燥時間が長く、ドライが完了したあと花びらの色合いが悪くなってしまうためドライフラワーづくりには向いていません。
また、ドライフラワーづくりに向いているお花や植物のなかには、ドライに向いていない種類もありますので、ドライフラワー初心者さんは、どの種類のお花や植物がドライフラワーづくりに向いているか、お花に詳しい方に確認しておくと安心です。
ドライフラワーの作り方や仕上がりによって、アレンジの方法は変わってきます。
ハンギング法やドライ・イン・ウォーター法で作ったドライフラワーは、茎が残っていますので、プレゼントやインテリア雑貨にピッタリなスワッグやブーケ、リースづくりにピッタリです。
逆に、シリカゲル法で手作りしたドライフラワーは、茎を切ってしまい花首しか残っていませんので、スワッグやブーケなどの束ねるアレンジにチャレンジすることはできませんが、グルーガンなどを使ってリースに固定したり、ハーバリウムや瓶詰めの材料にしたりすることができます。
ドライフラワーをたっぷり使った、オシャレなスワッグやリースなどの手づくりインテリア雑貨を飾りたいけれど、自由に壁や天井に穴を開けることができない賃貸や新築にお住いの女性も多いのではありませんか?
そこで、壁や天井に穴を開けずにドライフラワーやスワッグを飾るアイディアも一気にご紹介します。
ドライフラワーを壁や天井に吊るして楽しみたいときは、ワイヤー&クリップを使ってガーランド風に飾るのがおすすめです。
飾り方の手順は、壁面にワイヤーを少しゆったりめに張り、木製のクリップを使って1本ずつドライフラワーを挟むだけなので、とっても簡単です。
ワイヤーの両端を留めるときは、壁紙用のマスキングテープを使うと、壁紙に穴が開いたり、傷付いたりしてしまう心配がありませんので安心です。
ほかにも、壁と壁のあいだに突っ張り棒を設置してスワッグを飾ったり、ドライフラワーを1輪ずつ壁にディスプレイできるようにワイヤーネットやペグボード、ディアウォールなどを壁面に取り付けたりと、さまざまな方法でドライフラワーを吊るして楽しむことができます。
ガラスケースや靴箱の上、空き箱の中、棚の空きスペースなどに、ドライフラワーを“ドサッ”と置いておくだけでもオシャレなインテリア雑貨に早変わり。
そのまま無造作に置いておくのも良いですが、麻袋や花瓶に活けたり、バスケットに入れたりと、ドライフラワーを飾る前にひと手間加えるだけで、グッとオシャレ度がアップします。
スワッグやリースを飾るスペースがないときは、小さなガラスドームや電球ボトル、試験管などに入れて標本のようにドライフラワーを飾ってみてはいかがでしょうか。
もっとダイナミックに標本スタイルでドライフラワーを楽しみたいときは、たくさんの種類のドライフラワーを1本ずつマスキングテープで“ペタペタ”と、ミニ黒板に貼り付けて、お花や植物の名前を書きこんだものを壁に飾るのもおすすめです。
もしも、おうちに壁紙専用のマスキングテープが余っているのであれば、ドライフラワーを直接壁に貼り付けてしまうのも良いかもしれませんね。
ドライにしたあとも、しばらくのあいだ香りが残っているラベンダーやユーカリなどのハーブ系でドライフラワーは、風通しの良いお部屋や玄関に飾って楽しむのがおすすめです。
花瓶にそのまま“ポンッ”といけたり、カーテンレールや窓に近い壁にスワッグを飾ったりすると、窓や玄関から風が入ってくるたびに香りが広がり、おうちの中を良い香りで満たすことができます。
一口にドライフラワーと言っても、様々な楽しみ方があるんです。
自分に合った楽しみ方を見つけてドライフラワーで暮らしを彩ってみてください。
読みもの:スワッグとは?
]]>スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」を意味します。
ヨーロッパでは、古くからクリスマスの定番飾り「リース」と共に、魔除け・幸福を呼ぶアイテムとして、暖炉や窓辺に飾るアレンジメントに使われてきました。
お部屋のシンプルな白い壁も、さっと飾るだけで素敵な雰囲気になります。
写真で紹介したスワッグは、初夏に出回るスモークツリーをあしらった優しい色合いのもの。
夏の空にたなびく淡い霞のような姿から、「夏霞のスワッグ」と名付けました。
スモークツリーのやわらかな花穂は、煙のような不透明さを持ちながらも、うっすらと光を取り込み、神聖な雰囲気を醸し出します。
自然光が入る窓の近くや、照明の近くを選んで飾ると、その美しさがより際立ちます。
こんな風に、あしらっている花材の特徴に合わせて飾る場所を考えるのも、楽しみのひとつです。
直射日光が当たると退色が早く進んでしまいますので、具合を見ながら飾る場所を考えてみてくださいね。
さりげなく椅子の背もたれに飾って、おしゃれなカフェのような雰囲気を演出するのもおすすめです。
ドライフラワーで作られたスワッグは、どんな素材のインテリアや家具とも馴染みが良く、手軽にお試しいただける方法です。
北欧やナチュラルテイストなインテリアと合わせると温かみのある空間に。
ビンテージ家具やアンティーク雑貨、インダストリアルなテイストのインテリアと合わせるとクールで洗練された空間になります。
スワッグの花材を分けて、フラワーベースに飾るのもおすすめです。
ドライフラワーは生花や観葉植物と違い、こまめな水やりも要らず、お手入れが簡単。
食卓や子ども部屋などに置いて、家族みんなでお花に囲まれた暮らしを楽しむことができます。
玄関ドアの外側に吊るすと、おうちの外観をよりおしゃれに見せることができます。
直射日光や風などにさらされるため、室内に飾るときよりもドライフラワーの色味などが早く変化しますが、目にする人たちの心を豊かにしてくれそうです。
玄関ドアの内側に吊るすと、直射日光や風などを防げるので比較的長持ちします。
玄関に置いてある棚や靴箱の上に、さまざまな種類のドライフラワーで作ったスワッグを2、3個まとめて置くだけで、素敵なインテリアに。
家に帰るのが楽しみになりそうです。
お好みのフォトフレームとドライフラワーを組み合わせると、まるで絵画のよう。
アンティーク調のフレームならドライフラワーの雰囲気とぴったりマッチします。
ナチュラルな雰囲気のお部屋なら木製のフレーム、モダンな雰囲気のお部屋ならワイヤーなどの素材で作られたフレームを使うのがおすすめです。
個性的な形をした木の枝にドライフラワーのスワッグを吊るせば、お部屋のデッドスペースが癒しの空間に様変わりします。
麻紐や木のクリップを使って、小さめのドライフラワーやリースを一緒に吊るせば、ぐっと華やかな雰囲気に。
似た色味のドライフラワーを組み合わせて統一感を出すのもおすすめです。
スワッグの飾り方は、お部屋の壁や玄関などのドアに吊るして飾るのが定番となっていますが、アイデア次第で、お花のある暮らしをより充実させることができます。
スワッグの飾り方には正解がありませんので、ぜひこの機会に自分らしいスワッグの飾り方を見つけて、ドライフラワーのある暮らしを思いっきり楽しんでみませんか。
こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の高石です。
今週、関東甲信地方では梅雨入りが発表されましたね。
「梅雨って好きじゃない」「気分が鬱々とする」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は雨の日って嫌いじゃないのです。
ひっそりと耳に届く雨音、しっとりと濡れた草花の匂い、水たまりに映りこむ薄墨色の空、それをゆらゆらとかき乱す雨粒。
雨の日しか見えないもの、感じられないものを、五感がよろこんでいる。
それを感じて自分も嬉しくなるのです。
本日は、そんな雨の日が増える梅雨入り時にシーズンを迎える花、芍薬(シャクヤク)のお話です。
見目麗しい芍薬のドライフラワーは、ずっとずっと皆さまにお届けしたいと思っていた花でもあります。
5月の終わりごろ、土と風の植物園のアトリエに、たくさんの芍薬の生花が届きました。
芍薬の開花時期は5月から6月。
届いたばかりで、ほとんどがつぼみをきゅっと閉じています。
たくさん集まっている姿が、おしくらまんじゅうみたいで可愛い。
つぼみはピンポン玉ほどの大きさです。
数日寝かせると、固く閉じていたつぼみが徐々に開き、大きな大きな花を咲かせます。
まるまるとした、ちびっこたちが、美しい女性へと姿を変えたような。
仕入れたのは、花びらがいくえにも重なった、八重咲のもの。
花びらひとつひとつが、うっとりするほど美しい。
「立てば芍薬」という言葉がうまれたのも納得です。
芍薬は、古くから生薬としても親しまれてきました。
日本へは、平安時代以前に薬草として中国からやってきたといわれています。
「芍薬」の「芍」は、抜きんでて美しいという意味。
見目麗しいだけでなく、薬としても役立つ花ということで、この名がついたようです。
生花の芍薬は、ずっと傍にいたくなるような、清らかで芳醇な香りがします。
ただ、先月ご紹介したラベンダーなどと違って、芍薬は香りの成分が抽出できないそうです。
調香の技術で香りを再現するしかないというのは残念ですよね。
それでもハンドクリームや香水など、たくさんのアイテムで芍薬の香りが再現されているのですから、それだけ人々にとって魅力的な香りということですね。
花が開いてきたら、芍薬たちを丁寧に干して乾燥させ、新鮮なドライフラワーにしていきます。
花びらが多く、幾重にも重なっている芍薬。
なるべくすばやく乾燥させることで、より美しいドライフフラワーに仕上がります。
生花とドライにしたものを比べてみると、手のひらにおさまらないほどの大きさだった花が、半分ほどの大きさになっています。
この変化が驚きで、おもしろくて。
生花との違いを楽しめるのも、ドライフラワーの魅力のひとつですよね。
個人的には、生花だとピュアで清純な雰囲気だな、と感じます。
みずみずしさが素敵。
ドライのものは、サイズはちいさくなったはずなのに、豪奢であでやかな雰囲気が感じられます。
生きざまがぎゅっと濃縮されたような成熟というか、色気があるなと。
濁りのない明るいグリーンだった茎も、ドライにすることで、アンティーク感のある、少しごつごつとしたいびつさを感じさせる姿に。
この茎や、くしゅくしゅの葉にまで色気を感じるのはわたしだけでしょうか。
くしゅくしゅの花びらや葉、茎のシルエットが、何ともいえないこなれ感を生み出す、芍薬のドライフラワー。
1本で無造作に置いてもサマになりますし、他の花と組み合わせてフラワーベースに飾っても華やかさが引き立ちます。
清楚な花々と一緒に束ねて、ブーケにするのもおすすめです。
美しい人を表す花として、古くから日本で親しまれてきた芍薬。
海外で盛んに品種改良が行われていたこともあり、海外の人にも馴染みがある花です。
和洋どちらの雰囲気の花材にも合わせやすいところも、魅力かもしれませんね。
ドライフラワーの大敵は、直射日光や高温多湿な環境。
日本もだんだんとドライフラワーに優しくない気候になってきている気がします。
太陽の光が当たる窓際は避け、日の届かない風通しの良い場所に飾りたいものです。
梅雨を迎えるこの季節は、じめじめとした湿気が押し寄せますよね。
エアコンのドライ機能や、除湿機を使って湿度を低めに保ってあげましょう。
風が直接お花に当たらないように優しく見守ってくださいね。
部屋干しされている方は、洗濯物もよく乾いて一石二鳥かもしれません。
わたしは湿度計を持っているのですが、あまり活用できていないので、自宅に飾っているドライフラワーのそばに置いて湿度を確認しながらエアコンを使ってみようかな。
自分がカサカサにならない程度に、ドライフラワーが心地よい湿度にしたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
梅雨の時期にドライフラワーとして出回ることの多い芍薬も、お手入れすることで、より長く楽しむことができます。
水の無い乾いた田に水を入れ、豊作を願いながら田植えをする、水無月。
この季節の人々の営みを昔から見守ってきた芍薬を、お部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。
梅雨を迎えるこれからの日々に、幸福感たっぷりの彩りを添えてくれることと思います。
ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。こんにちは。
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園 の山崎です。
心惹かれるドライフラワー。
それは、ここ日本ではなかなか目にすることがない、ユニークなシルエットと質感をもつ植物たち。
何千年も昔から、すこしずつの進化と奇跡が積み重なってできた産物。
「素敵!」と思って毎度仕入れるのですが、残念ながらその魅力は多くの方には伝わらず・・・。
今回改めて、全く売れない・・・けれど、美しく不思議なドライフラワーとその飾り方をご紹介します。
個性的なお花って飾り方が何だか難しい、そう感じる人も多いはず。
そんなときは、おんなじほどにユニークなものを組み合わせて。
このとき近い色のものを合わせると、よりしっくりと馴染みます。
他には共通点を見つけてセレクトすること。
例えばこれは、エキノクロワミニトウトウとフェザーグラス。
「穂」の組み合わせ。
もともとのシルエットと形に似ているため、色差があったり、高低差をつけたりすると良いですね。
もちろんひとつの種類をシンプルに。
オブジェのように飾っても素敵です。
葉や実が落ちてしまった枝には、オーナメントを吊り下げて。
こちらは定期便をご利用中の方にプレゼントしている、アロマワックスサシェ。
そのときどきで吊り下げるモチーフを変えれば、季節ごとで変化するシーズンツリーが完成。
季節感を問わない枝は、ひとつあるだけで実はディスプレイで重宝するんです。
苦手な人は苦手なこちら。
ユーカリ スパイダーガムクロウ。
種類は500ほどにものぼるユーカリの一種、「ユーカリ レマーニ」の実は、その名の通りクモに似ていることが由来。
糸をたらし、そろりと降りてきているかのようにディスプレイを施しました。
そしてやっぱり飾る器は、ドライフラワーに負けない存在感があるものがしっくりと、サマになります。
アイアンやブリキなど金属の器や民藝品も相性よくおすすめです。
平皿だって、ドライフラワーを飾る立派な器。
普通だったら植物の存在感が薄れてしまうような、図案が入ったものもしっくりと。
異彩を放つ、不思議なドライフラワーたちとその飾り方。
いかがでしたでしょうか。
すこしでもその魅力が伝わればうれしいです。
文:山崎 由佳
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園の店主。花の仕入れから管理・企画・発送・SNSへの発信など、その業務はさまざま。日光浴が好き。だけど休日の大半はソファの上で過ごすインドア派です。ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。]]>
以下の記事でも、ドライフラワーの花言葉に注目して、意味や贈る際の注意点、プレゼントにおすすめのドライフラワーギフトなどを紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
【ドライフラワーの花言葉まとめ】プレゼントにおすすめのドライフラワーと注意したいポイントとは?
まず最初にご紹介するのは、四季折々のドライフラワーをたっぷり束ねた店主おまかせのブーケ。
贈る方の好きな色やイメージを思い浮かべながらお選びいただけるように、3種類のスタイルをご用意いたしました。
ブーケの正面がバッチリ見えるように束ねバックへ入れた状態でお送りをさせていただくので、段ボールを開けてそのまますぐにプレゼントとしてお渡しいただけます。
飾りやすく、花瓶などをお持ちでない方にも、きっとお喜びいただけるはず。
お花の中でもっとも少ないお色は、青色(のハズです…)。
そんなブルーのドライフラワーを、ふんだんに使ってお作りしました。
デルフィニュームの澄んだネイビーブルーとラベンダーの香りを届けるスワッグです。
青色が好きな方の贈りものに、是非。
新居に飾っていただく贈りものは、その人の暮らしに寄り添うものを。
グリーンで作られたスワッグで、そんな気持ちが伝えられたら、と思います。
こちらのスワッグ<冴えた音色>は、たくさんの植物が音符となって奏でられたイメージでおつくりしました。
吊り下げるだけではなく、テーブルコーディネートにもご利用いただけます。
その香りとその存在感。 ひとのぬくもりを感じられるような、シナモンを使ったスワッグは、殺風景なあたらしいお部屋をあたたかく彩ります。
こちらのスワッグのネーミング<幾久しく>とは、「いつまでもながく」「末永く」という意味。
出会いへの感謝と、そのお付き合いがこれからも続く願いを込めてお作りしました。
土と風の植物園のフローリストにおまかせいただくスワッグもあります。
華やかなもの、やさしい雰囲気なものなど、ご希望のイメージや雰囲気を事前にお伝えいただくと、できる限り対応がさせていただきます。
いろんな「お誕生日おめでとう」があると思うのですが、このリースは「生まれてきてくれてありがとう。ようこそ、世界へ。」
そんな気持ちを込めてお作りしたリース。
また、リースの「輪」は終わりのない形。
そのため「永遠」の願いや意味が持ち合わせされています。
お花選びをするときのひとつのポイントに、花言葉や名前の由来があります。
カスミソウは、外国では「baby's-breath」と呼ばれることもあるお花。
赤ちゃんの吐息という意味だったり、「baby」は愛しい人も意味する贈りものにぴったりなお花です。
毎月季節のドライフラワーをお届けしている定期便。
この度オリジナルボックスにもさせていただいて、贈りものにもおすすめなんです。
ドライフラワーだから水やりや水替えをする必要がなく、お手入れの手間がほとんど必要ありません。
贈る相手がお花の取り扱いに慣れていなくても安心です。
ひと月だとちょっとしたプレゼントに。
継続いただけると、感謝の気持ちを毎月届けるギフトになります。
いかがでしたでしょうか。
あなたの大切な人が笑顔になる。
そのお役立てることができたら、とてもうれしいです。
文:山崎 由佳
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園の店主。花の仕入れから管理・企画・発送・SNSへの発信など、その業務はさまざま。日光浴が好き。だけど休日の大半はソファの上で過ごすインドア派です。ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。芽吹きと成長の時期が終わり、実りの季節に。
果実や穂などのシーズンです。
今回は、そんな秋おすすめのドライフラワーを使ったコーディネートをご紹介します。
ご好評をいただいているパンパスグラスに、キビを合わせて。
パンパスグラスだけをシンプルに飾るのがお好きな方もいらっしゃるかと思うのですが、こちらはその雰囲気を崩さずハロウィン仕様にお飾りいただけるかな、と。
今季は、観賞用のカボチャとトウモロコシもご用意しました。
こちらは秋の果実でコーディネート。
プチプチオレンジ色の実がかわいらしい、ツルウメモドキは今季初登場です。
発送時、出来る限り長いままお送りさせていただくので、枝ぶりを生かして飾ってみてくださいね。
調味料で目にするトウガラシは、枝つきのまま飾ると立派な装飾に。
ユニークなドライフラワーを使った、シックでありユニークなコーディネート。
こんなカラーリングで迎えるハロウィンも良いですね。
同様にユニークなドライフラワーといえば…。
本日発売のこちら。
ソロロカフラワー。
ストレチアの仲間の実でかっこよいです。
わたしも自宅にお迎えしようかと思っているところ。
「ささやかにその季節を感じれたら」という方には、お手持ちのものに何かひとつを加えていただくのもよいですね。
例えば、オレンジのお花をお持ちの方にはパープルのものを合わせていただいたり、ふわふわな穂のドライフラワーを組み合わせていただいたり。
10月限定のセットも登場です。
通常よりもお得にご購入いただけます。
商品ページにてぜひ詳細をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
お部屋のディスプレイのご参考になれば嬉しいです。
このほか、今が旬のドライフラワーやこの時期にぴったりなカラーリングやシルエットのものを集めてみました。
是非ご覧ください。
文:山崎 由佳
ドライフラワー・スワッグ専門店、土と風の植物園の店主。花の仕入れから管理・企画・発送・SNSへの発信など、その業務はさまざま。日光浴が好き。だけど休日の大半はソファの上で過ごすインドア派です。ドライフラワー・スワッグ専門店|土と風の植物園
倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。しぜんの形とやさしい香り。
目の端に入るだけで、ほのかに香るだけで、どこか安らぎを感じる。
会いたい人に会えない、今だからこそ。
そんなぬくもりを感じるような贈りものを届けませんか。
来月はバレンタインがあって、チョコレートやコーヒーなどを贈る機会が多いかもしれませんね。
ぜひ一緒にお贈りいただきたい、2月おすすめのスワッグ。
ネーミングは<スパイシー・ラテ>。
ホットワインやアップルパイでおなじみのシナモンを使ってお作りしました。
シナモンスティックは、シナモンの木から樹皮をはぎとり、くるりと丸めて乾燥させたもの。
このスパイシーな香りのシナモンの他、消毒やスキンケア用品に配合されることもある、すっきりとした香りのティーツリー、そして爽やかなユーカリとコニファー。
コショウの実、ペッパーベリーはポイントに。
顔を近づけるとスパイシーで爽やかな香りが漂います。
スイーツを作るイメージで、たくさんのお花をぎゅっと束ねてお作りしました。
千日紅やチーゼル、野ばらの実など、お花はまんまるのものや、つぶつぶしているものなど、フルーツを感じさせるものをメインに。
ピンクとか赤とかホワイトとか、かわいらしいカラーリングではありますが、でも甘すぎず。
受け取られた方をとびきりの笑顔にさせたい、そんなことを考えながらお作りしたスワッグです。
深いパープルブルーが美しいハーブの一種ブルーセージと、エバーグリーンのコニファーで爽やかに。
セージなど、多くのハーブの旬は春から夏にかけて。
お花の世界ではちょうど出始めですね。
そんなハーブに、冬を感じさせるコニファーや白い粉を吹いたようなユーカリの実テトラゴナ、シルバーのブルニアを合わせてお作りしました。
外に出る機会が減って、季節も感じづらくなっている方も多いかもしれません。
この季節の移ろいをおうちの中で少しでも感じていただけたら、と思ってお作りしました。
ネーミングの<幾久しく>とは、「いつまでもながく」「末永く」という意味。
出会いへの感謝と、このお付き合いがこれからも続きますよう、願いを込めてお作りしました。
アキレアやフィリカなど、温かみのあるお色と質感のドライフラワーを使ってやさしい雰囲気に。
大切なパートナーへ感謝の気持ち届けるシーンや、お誕生日のお祝いにおすすめです。
*2021/01/22以降のご注文分はパームカップフラワーをシルバーデージーに変更してのお届けとなります。ご了承ください。
ギフトを贈ることで、届けたい想い。
そのお役に立てるのが、わたしたちであればとてもうれしいです。